画面・帳票サポートシステム XMAP3 プログラミングガイド 画面編

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6.2.34 プッシュボタンの表示の動的変更

<この項の構成>
(1) 仕様1
(2) 仕様2

(1) 仕様1

「顧客コード」の入出力テキストボックスにデータが入力された場合,プッシュボタンボックスにフォーカスが位置づけられると,[OK]のプッシュボタンを活性の状態で表示します。

データの入力がない場合,プッシュボタンボックスにフォーカスが位置づくと,[OK]のプッシュボタンを不活性の状態で表示します。

プッシュボタンの表示の動的変更を次の図に示します。

図6-37 プッシュボタンを不活性状態で表示する

[図データ]

(a) 画面定義の概要

画面定義の概要を次に示します。

●入出力テキストの定義
  1. GUI画面定義ウィンドウで,ツールボックスの[入出力テキスト(英数)]を使用して顧客コードの入出力テキストボックスを配置する。
  2. 入出力テキストボックスの属性を入出力テキストダイアログで定義する。次の表の項目を定義する。
    定義項目 定義内容
    使用目的 英数
    自動送信(入力直後にAPへ制御を渡す) 指定する
    APが受け取る項目 データ名 顧客コード−
    データ型 文字(XX)(この定義内容は固定)
    8
    データ長 8(この定義内容は固定)
    APが渡す項目 データ名 顧客コード−
    データ型 文字(XX)(この定義内容は固定)
    8(この定義内容は固定)
    データ長 8(この定義内容は固定)

    [図データ]

●プッシュボタンの定義
  1. GUI画面定義ウィンドウで,ツールボックスの[プッシュボタン(複数)]を使用してボタン2個を配置する。
  2. プッシュボタンの属性をプッシュボタンダイアログで定義する。次の表の項目を定義する。
    定義項目 定義内容
    [OK]ボタン [キャンセル]ボタン
    ラベル テキスト OK キャンセル
    APへ通知するコード A001 A002
    動的変更(APから表示属性を変更する) 指定する 指定しない
    データ名 BUTTON0001- 指定しない

    注※
    APへ通知するコードとしてA001やA002を定義した場合,[Ctrl]+[F1],[Ctrl]+[F2]などを押しても同じ通知コードがAPに返ります。
    プッシュボタン専用の通知コードをAPに返したい場合は,A061〜A071を定義してください。

    [図データ]

(b) 生成される論理マップ

マップ名がMAP127の場合の例
[図データ]
(c) COBOLでのAP

マップ名称がMAP127の場合
[図データ]

(2) 仕様2

プッシュボタンのテキストラベルを変更します。

  1. 「ID」の入出力テキストボックスにデータを入力し,[登録]ボタン選ぶ。
  2. APで内容をチェックし,出力テキストに「登録名」と「メッセージ」を設定する。
  3. プッシュボタンのラベルテキストを[登録]から[確認]に変更する。

プッシュボタンの表示の動的変更を次の図に示します。

図6-38 プッシュボタンのラベルテキストを変更する

[図データ]

(a) 画面定義の概要

画面定義の概要を次に示します。ここでは,プッシュボタンの定義についてだけ説明します。

  1. GUI画面定義ウィンドウで,ツールボックスの[プッシュボタン(複数)]を使用してボタン2個を配置する。
  2. プッシュボタンの属性をプッシュボタンダイアログで定義する。次の表の項目を定義する。
    定義項目 定義内容
    [登録]ボタン [キャンセル]ボタン
    APへ通知するコード A061 A062
    テキスト テキスト 登録 キャンセル
    APからテキストを変更する 指定する 指定しない
    データ名 BUTTON0002-
    9

    (凡例)
    −:該当しない。

    注※
    APへ通知するコードとしてA061やA062を定義した場合,プッシュボタン専用となります。
    [Ctrl]+[F1],[Ctrl]+[F2]などを押した場合と同じ通知コードをAPに返したい場合は,A001〜A060を定義してください。

    [図データ]

(b) 生成される論理マップ

マップ名がMAP001の場合の例
[図データ]
(c) COBOLでのAP

マップ名称がMAP001の場合
[図データ]