画面・帳票サポートシステム XMAP3 プログラミングガイド 画面編

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6.2.33 プッシュボタンを使用した処理の選択

<この項の構成>
(1) 仕様1
(2) 仕様2(ボタンにフォーカスが遷移しないようにする)
(3) 仕様3(キーでプッシュボタンを選択できるようにする)

(1) 仕様1

[確認],[登録],または[終了]のプッシュボタンを選択すると,それぞれのプッシュボタンに対応するイベント通知コードを入力論理マップに代入します。APでは選択されたボタンに対応するイベント通知コードを判定して,各処理へ分岐します。

AP実行時でのプッシュボタンの表示,および入力論理マップに代入される値を次の図に示します。

図6-35 プッシュボタンを使用した処理の選択

[図データ]

(a) 画面定義の概要

画面定義の概要を次に示します。

  1. GUI画面定義ウィンドウで,ツールボックスの[プッシュボタン(複数)]を使用してボタンを3個配置する。
  2. 各プッシュボタンの属性をプッシュボタンダイアログで定義する。次の表の項目を定義する。
    定義項目 定義内容
    [確認]ボタン [登録]ボタン [終了]ボタン
    ラベル テキスト 確認 登録 終了
    APへ通知するコード PF01 PF02 PF12

    注※
    これらは標準の仕様です。APへ通知するコードを変更する場合は,ドローセットアップで変更してください。

    [図データ]

(b) 生成される論理マップ

マップ名がMAP125の場合の例
[図データ]
(c) COBOLでのAP

マップ名がMAP125の場合の例
[図データ]

(2) 仕様2(ボタンにフォーカスが遷移しないようにする)

誤入力などを防ぐために,ボタンにフォーカスが遷移しないように設定できます。プッシュボタンボックスダイアログの「フォーカス対象外(フォーカス遷移の対象としない)」を指定すると,そのボックスへはフォーカスが遷移しなくなります。

(a) 画面定義の概要

画面定義の概要を次に示します。

  1. GUI画面定義ウィンドウに配置されているボタンボックスのうち,フォーカスを遷移させないボタンボックスを選択する。
  2. プッシュボタンボックスダイアログで,「フォーカス対象外(フォーカス遷移の対象としない)」を指定する。

    [図データ]

(b) 生成される論理マップ

マップ名がMAP001の場合の例
[図データ]
(c) COBOLでのAP

[図データ]

(3) 仕様3(キーでプッシュボタンを選択できるようにする)

プッシュボタンダイアログの「アクセスキーを使用する」を指定し,アクセスキーでプッシュボタンを選択できるようにします。アクセスキーに数字(0〜9)を指定すると,テンキー上の数字(0〜9)でプッシュボタンを操作できるようになります。

[確認]ボタン,[登録]ボタンおよび[終了]ボタンを選んで,それぞれのプッシュボタンに対応するイベント通知コードを入力論理マップに格納します。APでは,選択されたボタンに対応するイベント通知コードを判定して,各処理に分岐させます。

AP実行時でのプッシュボタンの表示,および入力論理マップに代入される値を次の図に示します。

図6-36 テンキー選択のプッシュボタンを使用した処理の選択

[図データ]

(a) 画面定義の概要

画面定義の概要を次に示します。

  1. GUI画面定義ウィンドウに配置されているボタンボックスのうち,テンキーで選択するボタンボックスを選択する。
  2. プッシュボタンダイアログで,「アクセスキーを使用する」および「アクセスキー」を指定する。次の表の項目を指定する。
    定義項目 定義内容
    [確認]ボタン [登録]ボタン [終了]ボタン
    ラベル テキスト 確認 登録 終了
    アクセスキーを使用する 指定する 指定する 指定する
    アクセスキー 1 2 3
    通知コード PF01 PF02 PF12

    注※
    これらは標準の仕様です。通知コード(イベント通知コード)を変更する場合は,ドローセットアップで変更してください。

    [図データ]

(b) 生成される論理マップ

マップ名がMAP001の場合の例
[図データ]
(c) COBOLでのAP

[図データ]