画面・帳票サポートシステム XMAP3 プログラミングガイド 画面編

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6.2.17 可変ポップアップテキストを使用したデータの入力

<この項の構成>
(1) 自動的にポップアップメニューを表示する
(2) 手動でポップアップメニューを表示する
(3) アクセスキーを使用したポップアップのメニュー選択
(4) ポップアップが選択されたときの選択ラベルと通知コードを別々にする

(1) 自動的にポップアップメニューを表示する

(a) 仕様

「支店コード」の入出力テキストにフォーカスが位置づけられると,ポップアップメニューが自動的に表示されます。「支店」のポップアップメニューからデータを選択すると,対応する通知コードが入力論理マップに代入されます。「支店コード」の入出力テキストには,選択されたメニューに対応する通知コード「S2」が表示されます。

可変ポップアップメニューを使用した,AP実行時のポップアップメニューの自動表示を次の図に示します。

図6-16 ポップアップメニューを表示する(自動)

[図データ]

(b) 画面定義の概要

画面定義の概要を次に示します。

  1. ポップアップに表示するメニューをAPから動的に変更できるようにするには,GUI画面定義ウィンドウで,ツールボックスの[可変ポップアップ]を使用して配置する。
  2. 可変ポップアップメニューダイアログで次の表の項目を定義する。
    定義項目 定義内容
    使用目的 POP(自動−日本語)
    詳細目的 混在(全角・半角)
    データ名 支店コード−
    データ型 文字(XX)(この定義内容は固定)
    桁(APが受け取る項目) 2
    データ長 2(この定義内容は固定)
    ラベル データ名 ポップラベル−
    データ型 文字(XX)
    10
    データ長 10(この定義内容は固定)
    通知コード データ名 ポップコード−
    データ型 文字(XX)(この定義内容は固定)
    2(この定義内容は固定)
    データ長 2(この定義内容は固定)
    メニューの項目数 6
    タイトルを付ける 指定する(支店)

    注※
    通知コードとして半角文字専用にする場合は,「POP(自動−英数)」を選んでください。

    [図データ]

(c) 生成される論理マップ

マップ名がMAP123の場合の例
[図データ]

入出力テキストボックスのデータ名を省略した場合,FIELDnnnn-が仮定されます。ポップアップメニューのデータ名を省略した場合,メニューラベル名POPUP-LABELnnnn-,メニューコード名POPUP-CODEnnnn-が仮定されます(nnnn:0001〜9999)。
また,可変ポップアップメニューに対して一つの論理テーブル名が付けられます。
(d) COBOLでのAP

マップ名がMAP123の場合の例
[図データ]

(2) 手動でポップアップメニューを表示する

(a) 仕様

[支店]のプッシュボタンかPFキーを押すと,「支店」のポップアップメニューが表示されます。ポップアップメニューからデータを選択すると,対応する通知コードが入力論理マップに格納されます。「支店コード」の入出力テキストには,選択したデータに対応する通知コード「S2」が表示されます。

可変ポップアップメニューを使用した,AP実行時でのポップアップメニューの手動表示を次の図に示します。

図6-17 ポップアップメニューの表示

[図データ]

なお,手動でポップアップメニューを表示する場合,ボタン以外にPFキーも使用できます。
(b) 画面定義の概要

画面定義の概要を次に示します。

ポップアップメニュー,またはキーボードで検索結果を入力する入出力テキストを定義します。

  1. ポップアップに表示するメニューをAPから動的に変更できるようにするには,GUI画面定義ウィンドウで,ツールボックスの[可変ポップアップ]を使用して配置する。
  2. 可変ポップアップメニューダイアログで次の表の項目を定義する。
    定義項目 定義内容
    使用目的 POP(手動−日本語)
    詳細目的 混在(全角・半角)
    最初にメニューを開く 指定しない
    データ名  支店コード−
    データ型 文字(XX)(この定義内容は固定)
    桁(APが受け取る項目) 2
    データ長 2(この定義内容は固定)
    ラベル データ名 ポップラベル−
    データ型 文字(XX)
    10
    データ長 10(この定義内容は固定)
    通知コード データ名 ポップコード−
    データ型 文字(XX)(この定義内容は固定)
    2(この定義内容は固定)
    データ長 2(この定義内容は固定)
    APから初期値を変更する 指定する

    注※
    通知コードとして半角文字専用にする場合は,「POP(手動−英数)」を選んでください。

    [図データ]

《ポップアップメニューの定義》
ポップアップメニューの定義は,自動的にポップアップメニューを表示するときと同じです。「6.2.17(1)(b) 画面定義の概要」を参照してください。

手動ポップアップの設定》
ポップアップメニューをPF1キーで表示させるための定義をします。
  1. GUI画面定義ウィンドウの,画面属性ダイアログで,「イベント通知コード」の[設定]ボタンを選択する。
  2. イベント通知コードのダイアログで次の項目を定義する。
    定義項目 定義内容
    ポップアップの表示タイミング 「確定キーを使用する」を選択します。
    動作 ポップアップ表示
    (「確定キーを使用する」を選んだ場合だけ指定できます。PFキーにポップアップ表示の動作を割り当てます)。

    プッシュボタンやメニューバーで手動ポップアップを表示する場合は,手動ポップアップの定義をしたあとに,プッシュボタン定義やメニューバー定義のダイアログを開き,「選択時の動作」で「ポップアップ表示」の定義をしてください。

《プッシュボタンの定義》
ポップアップメニューを表示させるためのプッシュボタンを定義します。
  1. ポップアップ表示のプッシュボタンはGUI画面定義ウィンドウで,[プッシュボタン(単独/追加)]を使用して配置する。
  2. プッシュボタンダイアログで次の項目を定義する。
    定義項目 定義内容
    ラベル  支店
    選択時の動作 ポップアップ表示
(c) 生成される論理マップ

生成される論理マップは,自動的にポップアップメニューを表示するときと同じです。「6.2.17(1)(c) 生成される論理マップ」を参照してください。

(d) COBOLでのAP

COBOLでのAPは,自動的にポップアップメニューを表示するときと同じです。「6.2.17(1)(d) COBOLでのAP」を参照してください。

(3) アクセスキーを使用したポップアップのメニュー選択

アクセスキーは自動ポップアップでも手動ポップアップでも利用できます。ここでは,自動ポップアップを仮定します。

(a) 仕様

「支店コード」の入出力テキストにフォーカスが位置づけられると,ポップアップメニューが自動的に表示されます。「支店」のポップアップメニューからアクセスキーを使用してデータを選択すると,対応する通知コードが入力論理マップに代入されます。「支店コード」の入出力テキストには,選択されたメニューに対応する通知コード「S2」が表示されます。

可変ポップアップメニューを使用した,AP実行時のポップアップメニューの自動表示を次の図に示します。

図6-18 アクセスキーでポップアップメニューを選択する(自動)

[図データ]

(b) 画面定義の概要

画面定義の概要を次に示します。

  1. ポップアップに表示するメニューをAPから動的に変更できるようにするには,GUI画面定義ウィンドウで,ツールボックスの[可変ポップアップ]を使用して配置する。
  2. 可変ポップアップメニューダイアログで次の表の項目を定義する。
    定義項目 定義内容
    使用目的 POP(自動−日本語)
    詳細目的 混在(全角・半角)
    アクセスキーを使用する 指定する
    長さ(アクセスキー) 4
    選択ラベルと通知コードを同じ値にする 指定する
    タイトルを付ける 指定する(支店)
    データ名 支店コード−
    データ型 文字(XX)(この定義内容は固定)
    桁(APが受け取る項目) 2
    データ長 2(この定義内容は固定)
    メニューデータをファイルで指定する 指定しない
    ラベル データ名 ポップラベル−
    データ型 文字(XX)
    10
    データ長 10(この定義内容は固定)
    通知コード データ名 ポップコード−
    データ型 文字(XX)(この定義内容は固定)
    2(この定義内容は固定)
    データ長 2(この定義内容は固定)
    アクセスキー データ名 ポップキー−
    データ型 文字(XX)(この定義内容は固定)
    4(この定義内容は固定)
    メニューの項目数 6

    注※
    通知コードとして半角文字専用にする場合は,「POP(自動−英数)」または「POP(手動−英数)」を選んでください。

    [図データ]

(c) 生成される論理マップ

マップ名がMAP123の場合の例
[図データ]

入出力テキストボックスのデータ名を省略した場合,FIELDnnnn-が仮定されます。ポップアップメニューのデータ名を省略した場合,メニューラベル名POPUP-LABELnnnn-,メニューコード名POPUP-CODEnnnn-が仮定されます(nnnn:0001〜9999)。
また,可変ポップアップメニューに対して一つの論理テーブル名が付けられます。
(d) COBOLでのAP

マップ名がMAP123の場合の例
[図データ]

(4) ポップアップが選択されたときの選択ラベルと通知コードを別々にする

ポップアップの選択ラベルと通知コードを同じ値にするかどうかは,自動ポップアップでも手動ポップアップでも指定できます。ここでは,自動ポップアップを仮定します。

(a) 仕様

「支店コード」の入出力テキストにフォーカスが位置づけられると,ポップアップメニューが自動的に表示されます。「支店」のポップアップメニューからデータを選択すると,対応する通知コードが入力論理マップに代入されます。「支店コード」の入出力テキストには,選択されたメニューに対応する選択ラベル「品川支店」が表示されます。APには,選択ラベルに対応した通知コード「S2」が返されます。

可変ポップアップメニューを使用した,AP実行時のポップアップメニューの自動表示を次の図に示します。

図6-19 ポップアップが選択されたときの選択ラベルと通知コードを別々にする(自動)

[図データ]

(b) 画面定義の概要

画面定義の概要を次に示します。

  1. ポップアップに表示するメニューをAPから動的に変更できるようにするには,GUI画面定義ウィンドウで,ツールボックスの[可変ポップアップ]を使用して配置する。
  2. 可変ポップアップメニューダイアログで次の表の項目を定義する。
    定義項目 定義内容
    使用目的 POP(自動−日本語)
    詳細目的 混在(全角・半角)
    アクセスキーを使用する 指定しない
    選択ラベルと通知コードを同じ値にする 指定しない
    タイトルを付ける 指定する(支店)
    データ名 支店コード−
    データ型 文字(XX)(この定義内容は固定)
    桁(APが受け取る項目) 2
    データ長 2(この定義内容は固定)
    メニューデータをファイルで指定する 指定しない
    ラベル データ名 ポップラベル−
    データ型 文字(XX)
    10
    データ長 10(この定義内容は固定)
    通知コード データ名 ポップコード−
    データ型 文字(XX)(この定義内容は固定)
    2(この定義内容は固定)
    データ長 2(この定義内容は固定)
    選択ラベル データ名 ポップ表示−
    データ型 文字(XX)
    10
    データ長 10(この定義内容は固定)
    メニューの項目数 6

    注※
    通知コードとして半角文字専用にする場合は,「POP(自動−英数)」または「POP(手動−英数)」を選んでください。

    [図データ]

(c) 生成される論理マップ

マップ名がMAP123の場合の例
[図データ]

入出力テキストボックスのデータ名を省略した場合,FIELDnnnn-が仮定されます。ポップアップメニューのデータ名を省略した場合,メニューラベル名POPUP-LABELnnnn-,メニューコード名POPUP-CODEnnnn-が仮定されます(nnnn:0001〜9999)。
また,可変ポップアップメニューに対して一つの論理テーブル名が付けられます。
(d) COBOLでのAP

マップ名がMAP123の場合の例
[図データ]