画面・帳票サポートシステム XMAP3 プログラミングガイド 画面編
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XMAP3でのペーストの対象について説明します。また,ペーストの動作についてもあわせて説明します。
XMAP3でのペーストの対象と動作は,表示・印刷セットアップの「キー操作2」タブの「コピー&ペーストモード」で「単一フィールド」を選択している場合と,「複数フィールド」を選択している場合で異なります。それぞれの場合のペーストの対象と動作について説明します。
- <この項の構成>
- (1) 「単一フィールド」を選択している場合
- (2) 「複数フィールド」を選択している場合
(1) 「単一フィールド」を選択している場合
「単一フィールド」を選択している場合,コピーしたデータを入出力テキストボックスおよびフィールドボックスの入力できる状態のフィールドにペーストします。ペーストはカレントカーソル位置を基準に実行されます。
なお,ペーストの動作は,ペーストするフィールドの属性と,表示・印刷セットアップの「キー操作2」タブの「コピー&ペーストモード」での設定によって異なります。
(2) 「複数フィールド」を選択している場合
「複数フィールド」を選択している場合,コピーしたデータをフィールドボックスの入力できる状態のフィールドにペーストします。コピーした領域の行列数またはフィールドの長さよりも大き目の領域をペーストの対象領域にすると,コピーした内容を確実にペーストできます。
「複数フィールド」を選択している場合,複数行にわたるフィールドはコピー&ペーストの対象にできません。複数行にわたるフィールドを対象とするときは,表示・印刷セットアップの「キー操作2」タブの「コピー&ペーストモード」で「単一フィールド」を選択してください。
次に,特殊なペーストについて説明します。
- 保護されているフィールドの場合
保護されている可変フィールドや,固定フィールドがある場合,そのフィールドをスキップして次のフィールドにデータをペーストします。
- コピーデータに区切りコードがある場合
コピーデータ中にフィールド区切りコードがある場合,区切りコード以降のデータは次のフィールドにペーストされます。
- コピーデータに改行コードがある場合
コピーデータ中に改行コードがある場合,改行コード以降のデータは改行され,次の行のフィールドにペーストされます。ペーストと同時にカーソル位置も移動されます。なお,改行コードとしてCRLF(0D0A)16を使用した場合と,LF(0A)16を使用した場合のどちらでも同様に動作します。
![[図データ]](FIGURE/ZU044800.GIF)
- 自動送信動作によって中断される場合
ペースト中に自動送信動作が実行された場合は,ペーストは中断され,残りのデータは破棄されます。自動送信動作は,フィールドが自動入力フィールドである場合,コピーデータをペーストする前に,次のフィールドに移るとき実行されます。
- 入力論理チェックによって中断される場合
ペースト中に入力論理チェックが実行された場合は,ペーストは中断され,残りのデータは破棄されます。入力論理チェックには,「桁あふれチェック」「全桁チェック」「モジュラスチェック」「右寄せチェック」「フィールドの有効文字指定と入力データとの整合性チェック」などがあります。
- フィールドにデータが収まらない場合
データがフィールドに収まらない場合は,収まらない分を次のフィールドにペーストします。
- データ長がフィールド長より短い場合
データ長がフィールド長より短い場合は,ペーストは中断されます。この場合,ヌル(00)16を埋めてもエラーになります。
- ペースト中に後続のフィールドがなくなった場合
画面の最後の対象フィールドにペースト中,フィールドが終了した場合,残りのデータは画面の最初の対象フィールドにペーストされます。ただし,そのフィールドにすでにデータがペーストされている場合は,ペーストが中断されます。
- 注
- 矩形領域をペーストする場合,ペースト前のXMAP3画面のカーソルがフィールドの途中に位置づいていても,フィールドの先頭からペーストされます。
![[図データ]](FIGURE/ZU044801.GIF)
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