画面・帳票サポートシステム XMAP3 入門
受注データ入力プログラムは,入力画面をGUI画面とCUI画面の2種類の画面で作成できます。
GUI画面とは,キーボード入力のほかに,画面上のボタンやメニューをマウスで選んでデータを入力できる画面です。マウスを使って操作するので,キーボード操作に慣れていない人に向いています。また,GUI画面は,視覚的にわかりやすいので,不特定多数の人が利用する画面に適しています。
CUI画面とは,キーボードからデータを入力する画面です。主に,データを,データに割り当てられているコード(例:商品コード)で入力するので,顧客に対して早い対応が求められたり,大量のデータを短時間に入力する必要があったりするデータエントリ業務に向いています。また,すでにCUI画面の操作に慣れているようなケース,つまりメインフレームやオフィスコンピュータから移行したシステムの業務にも適しています。
GUI画面とCUI画面では,作成方法が違います。GUI画面を作成する場合は,「5 GUI画面を作成しましょう」を,CUI画面を作成する場合は,「6 CUI画面を作成しましょう」を,それぞれ参照してください。
次に,受注データ入力プログラムの仕様について,利用する画面別に説明します。
- <この節の構成>
- (1) GUI画面を利用する場合
- (2) CUI画面を利用する場合
(1) GUI画面を利用する場合
- 得意先コードを入力します。
手元にある得意先コードと得意先名の対応表を見て,得意先コードをキーボードから入力します。入力後,フォーカスは自動的に入金区分の欄に位置づけられます。
- 入金区分を選択します。
ラジオボタンで入金区分を選択します。何も選択しない場合は,「現金」が選択されます。
- リストボックスの中から商品名を選択します。
選択した商品名が反転表示されます。商品名は,一つだけ選択できます。
- 数量を4けた以内の数字で入力します。
- 割引特典が付く場合は,「割引あり」のチェックボタンを選択します。
商品の単価の10%が割引になります。
- 一とおり注文内容を入力したら,次の処理に該当するプッシュボタンを選択します。
- [次入力]ボタンを選択した場合
- 同じ得意先から続けて注文を受ける場合に,このボタンを選択します。得意先コードが正しければ,選択後,次の商品の注文を受け付ける状態になり,フォーカスが商品名の欄に位置づけられます。得意先コードが誤っている場合は,フォーカスが得意先コードの欄に位置づけられます。
- [終了]ボタンを選択した場合
- 受注ファイルに注文内容を格納してから,処理を終了します。
(2) CUI画面を利用する場合
- 得意先コードに該当するコード番号をキーボードから入力します。
カーソルは,自動的に入金区分の欄に位置づけられます。
- 入金区分に該当する番号をキーボードから入力します。
カーソルは,自動的に商品コードの欄に位置づけられます。
- 商品コードに該当する番号をキーボードから入力します。
カーソルは自動的に数量の欄に位置づけられます。
- 数量を4けた以内の数字で入力したあとで,[Enter]キーを押します。
カーソルは自動的に割引区分の欄に位置づけられます。
- 割引特典の有無を選び,該当する番号をキーボードから入力します。
1を選ぶと,商品の単価が10%引きになります。
- 一とおり注文内容を入力したら,次の処理に該当する[ファンクション]キーを押します。
- [F2]キーを押した場合
- 同じ得意先から続けて商品の注文を受ける場合に,このキーを押します。得意先コードが正しければ,キーを押すと,次の商品の注文を受け付ける状態になります。カーソルは,商品コードの欄に位置づけられます。得意先コードが誤っている場合,カーソルは得意先コードの欄に位置づけられます。
- [F3]キーを押した場合
- 受注ファイルに注文内容を格納して,処理を終了します。
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