画面・帳票サポートシステム XMAP3 入門

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3.2 画面用の例題プログラム

受注データ入力プログラムは,入力画面をGUI画面とCUI画面の2種類の画面で作成できます。

GUI画面とは,キーボード入力のほかに,画面上のボタンやメニューをマウスで選んでデータを入力できる画面です。マウスを使って操作するので,キーボード操作に慣れていない人に向いています。また,GUI画面は,視覚的にわかりやすいので,不特定多数の人が利用する画面に適しています。

CUI画面とは,キーボードからデータを入力する画面です。主に,データを,データに割り当てられているコード(例:商品コード)で入力するので,顧客に対して早い対応が求められたり,大量のデータを短時間に入力する必要があったりするデータエントリ業務に向いています。また,すでにCUI画面の操作に慣れているようなケース,つまりメインフレームやオフィスコンピュータから移行したシステムの業務にも適しています。

GUI画面とCUI画面では,作成方法が違います。GUI画面を作成する場合は,「5 GUI画面を作成しましょう」を,CUI画面を作成する場合は,「6 CUI画面を作成しましょう」を,それぞれ参照してください。

次に,受注データ入力プログラムの仕様について,利用する画面別に説明します。

<この節の構成>
(1) GUI画面を利用する場合
(2) CUI画面を利用する場合

(1) GUI画面を利用する場合

  1. 得意先コードを入力します。
    手元にある得意先コードと得意先名の対応表を見て,得意先コードをキーボードから入力します。入力後,フォーカスは自動的に入金区分の欄に位置づけられます。

  2. 入金区分を選択します。
    ラジオボタンで入金区分を選択します。何も選択しない場合は,「現金」が選択されます。

  3. リストボックスの中から商品名を選択します。
    選択した商品名が反転表示されます。商品名は,一つだけ選択できます。

  4. 数量を4けた以内の数字で入力します。

  5. 割引特典が付く場合は,「割引あり」のチェックボタンを選択します。
    商品の単価の10%が割引になります。

  6. 一とおり注文内容を入力したら,次の処理に該当するプッシュボタンを選択します。

    [次入力]ボタンを選択した場合
    同じ得意先から続けて注文を受ける場合に,このボタンを選択します。得意先コードが正しければ,選択後,次の商品の注文を受け付ける状態になり,フォーカスが商品名の欄に位置づけられます。得意先コードが誤っている場合は,フォーカスが得意先コードの欄に位置づけられます。

    [終了]ボタンを選択した場合
    受注ファイルに注文内容を格納してから,処理を終了します。

(2) CUI画面を利用する場合

  1. 得意先コードに該当するコード番号をキーボードから入力します。
    カーソルは,自動的に入金区分の欄に位置づけられます。

  2. 入金区分に該当する番号をキーボードから入力します。
    カーソルは,自動的に商品コードの欄に位置づけられます。

  3. 商品コードに該当する番号をキーボードから入力します。
    カーソルは自動的に数量の欄に位置づけられます。

  4. 数量を4けた以内の数字で入力したあとで,[Enter]キーを押します。
    カーソルは自動的に割引区分の欄に位置づけられます。

  5. 割引特典の有無を選び,該当する番号をキーボードから入力します。
    1を選ぶと,商品の単価が10%引きになります。

  6. 一とおり注文内容を入力したら,次の処理に該当する[ファンクション]キーを押します。

    [F2]キーを押した場合
    同じ得意先から続けて商品の注文を受ける場合に,このキーを押します。得意先コードが正しければ,キーを押すと,次の商品の注文を受け付ける状態になります。カーソルは,商品コードの欄に位置づけられます。得意先コードが誤っている場合,カーソルは得意先コードの欄に位置づけられます。

    [F3]キーを押した場合
    受注ファイルに注文内容を格納して,処理を終了します。

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