画面・帳票サポートシステム XMAP3 開発・実行ガイド
4.1.3 開発環境のセットアップに関する注意事項
開発環境のセットアップに関する注意事項について説明します。
- 修飾名の設定と動的変更テーブル(X3MODTBL)との関係
ドローセットアップの[修飾名の設定]ダイアログに,標準値として設定してある項目の定数テーブル「動的変更テーブル(X3MODTBL.CBL/X3MODTBL.H)」は,XMAP3が標準に用意しています。
したがって,標準の設定値で運用する場合,標準の動的変更テーブルをそのまま使用できます。しかし,[修飾名の設定]ダイアログで設定内容を追加または変更した場合は,設定内容に従って,標準の動的変更テーブルを更新するか,別の動的変更テーブルを作成する必要があります。動的変更テーブルは,ドローセットアップから生成されます。詳細については,「4.3.5 修飾名の設定の変更」を参照してください。
- OLTPサーバ構成のデータ有無コード
動的変更テーブルのデータ有無コードをAPで使用する場合は,その値をTP1/NET/XMAP3側の環境を設定するファイルに指定する必要があります。データ有無コードの設定については,「9.3.4 OpenTP1と連携する場合の環境設定の関連性」を参照してください。
- レイアウト部品で定義するものとセットアップで実現するものの違い
オブジェクトの属性がすべて同じものは,ドローセットアップの設定だけで対応できます。しかし,同じオブジェクトでも一部の属性を変えて運用したい場合は,ドローの各オブジェクトのダイアログで変更できますが,このダイアログでの変更作業を軽減するためにレイアウト部品を利用できます。レイアウト部品の登録については,「3.2.2 レイアウト部品の作成と登録」を参照してください。
- 画面・帳票での論理マップの共通化
論理マップ属性を操作するときに「定義対象」を意識しない場合,論理マップを使用する定義対象(GUI画面,CUI画面,けい線/プレプリント帳票,網掛け/グラフィック帳票)で共通する項目については,すべて同じ値に設定しておくことをお勧めします。
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