画面・帳票サポートシステム XMAP3 開発・実行ガイド

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9.3.4 OpenTP1と連携する場合の環境設定の関連性

OpenTP1(TP1/MCF)と連携する場合のC/Sシステム構成の環境設定では,XMAP3側とOpenTP1側のTP1/NET/XMAP3の定義ファイルに設定が必要となります。XMAP3では[C/Sセットアップ]ダイアログで設定します。TP1/NET/XMAP3では,プロトコル固有定義ソースファイル,マッピングサービス定義ファイル,マッピングサービス属性定義ファイル,およびMCFアプリケーション定義ソースファイルで設定します。

<この項の構成>
(1) C/Sセットアップでの設定
(2) プロトコル固有定義ソースファイルの設定
(3) マッピングサービス定義ファイルの設定
(4) マッピングサービス属性定義ファイルの設定
(5) MCFアプリケーション定義ソースファイル

(1) C/Sセットアップでの設定

[C/Sセットアップ]ダイアログの[C/S構成]タブで次の項目を設定します。

(2) プロトコル固有定義ソースファイルの設定

TP1/NET/XMAP3のコマンドmcftalccn,およびコマンド mcftalcleを設定します。コマンドmcftalccnおよびmcftalcleについては,マニュアル「OpenTP1 プロトコル TP1/NET/XMAP3編」を参照してください。

(a) mcftalccn(コネクション定義の開始)

svnameおよびtypeを設定します。

(b) mcftalcle(論理端末定義)

device(デバイス種別)を設定します。deviceには,ドロー定義時に選択した定義対象によって値を設定します。ドロー定義時の定義対象と設定する値を次の表に示します。

表9-2 deviceに設定する値

ドロー定義時の定義対象 deviceに設定する値
GUI画面(一次,二次) XDSPM1
CUI画面 XDSPS1
けい線帳票(連続紙,カット紙) XPRTL1
プレプリント帳票(連続紙,カット紙) XPRTL3
網掛け帳票 XPRTP1
グラフィック帳票 XPRTP3

(3) マッピングサービス定義ファイルの設定

TP1/NET/XMAP3のマッピングサービス定義ファイルを設定します。設定する項目を次に示します。なお,マッピングサービス定義ファイルについては,マニュアル「OpenTP1 プロトコル TP1/NET/XMAP3編」を参照してください。

(4) マッピングサービス属性定義ファイルの設定

TP1/NET/XMAP3のマッピングサービス属性定義ファイルを設定します。設定する項目を次に示します。なお,マッピングサービス属性定義ファイルについては,マニュアル「OpenTP1 プロトコル TP1/NET/XMAP3編」を参照してください。

注※1
マップパス名および物理マップ常駐サイズは,マッピングサービス属性定義ファイルで指定してください。表示・印刷セットアップで設定するマップパス名および物理マップ常駐サイズは無効となります。

注※2
NULLCDとDATACDに同じ値を指定している場合,出力論理マップ中のコードはデータ有無コードとして処理します。

注※3
XMAP3のドローセットアップで「論理マップ属性」の「初期クリア文字」を指定している場合,マッピングサービス属性定義ファイルのPADCHRは無効となります。PADCHRの指定を有効にする場合は,「初期クリア文字」に「なし」を指定してください。

(5) MCFアプリケーション定義ソースファイル

ドロー定義時に設定した隠しフィールドの値をトランザクションコードとして使用する場合,MCFアプリケーション定義ソースファイルに設定が必要となります。MCFアプリケーション定義ソースファイルに指定するコマンドmcfaalcap(アプリケーション属性定義)の「-n name=アプリケーション名」に隠しフィールドと同じ値を指定します。なお,MCFアプリケーション定義ソースファイルについては,マニュアル「OpenTP1 プロトコル TP1/NET/XMAP3編」およびマニュアル「OpenTP1 システム定義」を参照してください。