画面・帳票サポートシステム XMAP3 開発支援ユティリティ


2.1.1 UNIX環境からのインポート

UNIX環境で利用していたパネル定義文または書式記述文をWindowsに転送し,マップ定義ファイルまたは書式定義ファイルに変換します。

〈この項の構成〉

(1) パネル定義文のインポート(UNIX)

UNIX環境で作成したパネル定義文をインポートします。インポートで変換できる範囲は,SEWB3で定義できる範囲です。

UNIX環境で利用していたパネル定義文のデバイスが,インポートでどの定義に変換されるかを次の表に示します。

表2‒2 デバイス名とマップの対応(UNIX)

項番

デバイス

変換するマップ

1

XDSP,M1

ディスプレイGUI画面

2

XDSP,S1

ディスプレイCUI画面

3

XPRT,P3

ページプリンタグラフィック帳票

4

XPRT,P1

ページプリンタ網掛け帳票

5

XPRT,L1

シリアルインパクトけい線帳票

インポートで変換できない機能は,パネル定義文の修正,ドローセットアップでの指定,およびドローでの編集で対応する必要があります。パネル定義文のインポートで変換できる機能範囲については,「付録B.1 パネル定義文のインポートで変換できる機能範囲」を参照してください。

UNIXからのインポートで変換できる範囲を次の表に示します。

表2‒3 インポートで変換できる範囲(UNIX)

項番

区分

定義できる機能

定義できない機能

1

適用言語

COBOL,C言語

PL/I,EAGLE/4GLなど

2

論理マップ

  • 非共用論理マップ

  • 文字/表意指定(16進漢字指定を含む)による省略時仮定値

  • 論理フレーム

  • 従属論理項目

  • 共用論理マップ

  • 16進数による省略時仮定値

  • 論理項目の展開順序

  • 動的変更要項目の任意位置展開

3

画面・帳票

共通

  • フィールド系オブジェクト

  • けい線

  • 集団項目タイプ

  • 多目的コード

  • フレームと重なるオブジェクト

  • 従論理項目の繰り返し

4

画面

  • テキスト系オブジェクト

  • ボックス系オブジェクト

  • プッシュボタン,ラジオボタン,チェックボタン

  • メッセージアイコン

  • セパレータ

  • リバース,転送,保護,数字,漢字,モジュラス,自動スキップ,桁あふれ,全桁入力,右寄せの各属性

  • カーソル位置

  • メッセージ表示フィールド

  • 可変フィールドの予約共用指定

  • 表示属性・項目属性の動的変更情報

  • ブリンク属性

  • INC定数

5

帳票

網掛け

コピー枚数の動的変更のデータ

注※

ドローセットアップの設定内容に変更されます。

(2) 書式記述文のインポート(UNIX)

UNIX環境で作成したFOG2/Wの書式記述文を「ページプリンタ書式オーバレイ」に変換します。インポートで変換する前に,あらかじめ使用する文字と,それに対応する文字属性名を決定します。文字属性名については,マニュアル「書式オーバレイゼネレータ FOG2/W 解説・使用の手引」を参照してください。

文字属性名の指定については,「2.3.2(1) 文字属性名の決定」を参照してください。

インポートで変換できない機能は,ドローでの編集で対応する必要があります。書式記述文のインポートで変換できる機能範囲については,「付録B.2 書式記述文のインポートで変換できる機能範囲」を参照してください。