画面・帳票サポートシステム XMAP3 開発支援ユティリティ


2.1.2 メインフレーム環境からのインポート

メインフレーム環境で利用していたパネル定義文や書式記述文をWindowsに転送し,マップ定義ファイルまたは書式定義ファイルに変換します。

〈この項の構成〉

(1) パネル定義文のインポート(メインフレーム)

メインフレーム環境で作成した「XMAP2 E2」のパネル定義文をインポートします。

メインフレーム環境で利用していたパネル定義文のデバイスが,インポートでどの定義に変換されるかを次の表に示します。

表2‒4 デバイス名とマップの対応(メインフレーム)

項番

デバイス

変換するマップ

1

次のどれかです。

  • 5425,B1※1

  • 5425,B2※1

  • 4411,C2※1

  • 5425,C1※1

  • 4411,D2※1

  • 5425,C2※1

  • 4451,C2※1

  • 5454,D1※1

  • 4451,D2※1

  • 5425,D1※1

  • 5425,D2

ディスプレイCUI画面

2

次のどれかです。

  • 5382※2

  • 5387※2

  • 5344

  • 5346※2

  • 5323※2

  • 5329※2

  • 5325※2

  • 5318※2

  • 5317※2

  • 5367※2

  • 5341※2

  • 5349※2

  • 5345※2

  • 5353※2

  • 5682※2

シリアルインパクトけい線帳票(連続紙)または

シリアルインパクトけい線帳票(カット紙)

3

次のどちらかです。

  • 2311

  • 2312※3

ページプリンタ網掛け帳票

注※1

5425,D2としてインポートされます。

注※2

5344としてインポートされます。

PHSEG文のEJECTオペランドに,PICKUP,STACKER,またはRETAINが指定された場合はカット紙,それ以外の場合は連続紙として変換されます。

注※3

2311としてインポートされます。

インポートで変換できない機能は,パネル定義文の修正,ドローセットアップでの指定,およびドローでの編集で対応する必要があります。パネル定義文のインポートで変換できる機能範囲については,「付録B.1 パネル定義文のインポートで変換できる機能範囲」を参照してください。

メインフレームからのインポートで変換できる範囲を次の表に示します。

表2‒5 インポートで変換できる範囲(メインフレーム)

項番

区分

変換できる機能

変換できない機能

1

適用言語

COBOL

アセンブラ,PL/Iなど

2

論理マップ

  • 文字/表意指定(16進漢字指定を含む)による省略時仮定値

  • 論理フレーム

  • 従属論理項目

  • 16進数による省略時仮定値

  • パネル/フィールド制御

  • 複数論理セグメント

  • 任意の並び順

  • 動的変更用項目の任意位置展開

3

画面・マップ帳票共通

  • 文字指定(16進漢字指定を含む)による固定項目

  • 可変項目

  • けい線

  • 物理フレーム

  • 予約項目

可変項目の初期値

4

画面※1

  • リバース,転送,保護,数字,漢字,モジュラス,自動スキップ,桁あふれ,全桁入力,右寄せの各属性

  • カーソル位置

  • 16進数によるフィールド属性

  • 表示属性・項目属性の動的変更情報※2

  • ブリンク属性

  • ライトペン項目

  • 入力固定項目

  • INC定数

  • 10進カーソル位置※2

5

マップ帳票※3

右記以外の各種帳票機能

  • 図形,画像

  • 文章領域

6

その他

  • 記号パラメタ指定

  • 交代パネル

  • 次表示マップ(ページング)

  • パネル順序番号

  • 画面レベル(NHELP用)

(凡例)

−:該当なし。

注※1

「占有」の画面は「非占有」に変換されます。

注※2

ドローセットアップの設定内容に置き換わります。

注※3

「非占有」のマップ帳票は「占有」に変換されます。

(2) 書式記述文のインポート(メインフレーム)

メインフレーム環境で作成したFOG E2の書式記述文を「ページプリンタ書式オーバレイ」に変換します。インポートで変換する前に,あらかじめ使用する文字と,それに対応する文字属性名を決定します。文字属性名については,マニュアル「書式オーバレイゼネレータ FOG2 E2」を参照してください。

文字属性名の指定については,「2.3.2(1) 文字属性名の決定」を参照してください。

インポートで変換できない機能は,ドローでの編集で対応する必要があります。書式記述文のインポートで変換できる機能範囲については,「付録B.2 書式記述文のインポートで変換できる機能範囲」を参照してください。