10.1.2 運用コマンドおよびユティリティの一覧
HiRDB/SDの運用コマンドおよびユティリティの一覧を「表10-1 HiRDB/SDの運用コマンドおよびユティリティの一覧」に示します。
なお,運用コマンドおよびユティリティの機能および指定形式の詳細については,マニュアル「HiRDB コマンドリファレンス」を参照してください。ただし,マニュアル「HiRDB コマンドリファレンス」で説明しているコマンドのうち,使用できないコマンドがあります。「表10-1 HiRDB/SDの運用コマンドおよびユティリティの一覧」の「実行可否」欄が×のコマンドは実行できません。
また,運用コマンドおよびユティリティの機能および指定形式の詳細の説明が,マニュアル「HiRDB コマンドリファレンス」ではなく,このマニュアルに記載されている運用コマンドおよびユティリティがあります。該当する運用コマンドおよびユティリティについては,「表10-1 HiRDB/SDの運用コマンドおよびユティリティの一覧」の「留意事項およびマニュアル参照先」欄にマニュアルの参照先を記載しています。
分類 |
ユティリティ 運用コマンド |
内容 |
実行可否 |
留意事項およびマニュアル参照先 |
---|---|---|---|---|
システムの運用 |
SDBディレクトリ情報の常駐化および最終更新日時のチェック |
○ |
「10.9.1 pdsdbarc(SDBディレクトリ情報の常駐化および最終更新日時のチェック)」を参照してください。 |
|
HiRDBバージョン情報の取得 |
○ |
なし |
||
ファイルの内容表示 |
○ |
|||
システム構成変更コマンド |
○ |
|||
Cライブラリファイルの操作 |
× |
|||
システム定義のチェック |
○ |
|||
トラブルシュート情報および作業用一時ファイルの削除 |
○ |
作業用一時ファイルは出力されません。 |
||
障害情報の取得および容量見積もり |
○ |
なし |
||
HiRDBの状態の定期取得 |
○ |
次に示すユティリティは対象外となります。 HiRDB/SD定義ユティリティ(pdsdbdef) HiRDB/SDデータベース作成ユティリティ(pdsdblod) HiRDB/SDデータベース再編成ユティリティ(pdsdbrog) |
||
HiRDBの状態の定期取得の停止 |
○ |
次に示すユティリティは対象外となります。 HiRDB/SD定義ユティリティ(pdsdbdef) HiRDB/SDデータベース作成ユティリティ(pdsdblod) HiRDB/SDデータベース再編成ユティリティ(pdsdbrog) |
||
JARファイルの操作 |
× |
なし |
||
インストールディレクトリの容量削減 |
× |
|||
リスト定義情報の表示 |
× |
|||
HiRDBシステムの状態表示 |
○ |
次のオプションは指定できません。
系切り替え機能を使用していない場合は,次のオプションを使用できません。
|
||
メモリの削減 |
○ |
なし |
||
64ビットモードのHiRDBへのSQLオブジェクトの移行 |
× |
|||
付加PPのセットアップ |
○ |
「4.3.2(2) 付加PPのインストール」を参照してください。 |
||
HiRDBシステムのOSへの登録・削除 |
○ |
指定できる文字コードは,4V FMBまたは4V AFMのSDBデータベースの場合は,シフトJIS漢字コードまたはUnicode(UTF-8)のどちらかになります。 SD FMBのSDBデータベースの場合は,シフトJIS漢字コードになります。 |
||
サーバのホスト名表示 |
○ |
なし |
||
HiRDBバージョンアップ |
○ |
|||
HiRDBファイルシステム |
HiRDBファイルシステム領域のバックアップ |
○ |
なし |
|
HiRDBファイルシステムの内容表示 |
○ |
|||
HiRDBファイルシステム領域の初期設定 |
○ |
|||
HiRDBファイルの削除 |
○ |
|||
HiRDBファイルシステム領域のリストア |
○ |
|||
HiRDBファイルシステム領域の状態表示 |
○ |
|||
HiRDBファイルシステム領域の整合性の検証および修復 |
○ |
|||
ログ関係のファイル |
ログ関係のファイルの割り当て |
○ |
なし |
|
自動ログアンロード機能の制御 |
○ |
|||
ログ関係のファイルのステータス変更 |
○ |
|||
ログ関係のファイルのクローズ |
○ |
|||
ログ関係のファイルの初期設定 |
○ |
|||
ログ関係のファイルの情報表示 |
○ |
|||
ログ関係のファイルのオープン |
○ |
|||
ログ関係のファイルの削除 |
○ |
|||
ログ関係のファイルのスワップ |
○ |
|||
シンクポイントダンプの取得 |
○ |
|||
アンロードログファイルの情報表示 |
○ |
|||
ログ関係のファイルのアンロード |
○ |
|||
ステータスファイル |
ステータスファイルのクローズ |
○ |
なし |
|
ステータスファイルの初期設定 |
○ |
|||
ステータスファイルのオープン |
○ |
|||
ステータスファイルの削除 |
○ |
|||
ステータスファイルのスワップ |
○ |
|||
HiRDBの開始・終了 |
HiRDBシステム・ユニット・サーバの開始 |
○ |
なし |
|
HiRDBシステム・ユニット・サーバの終了 |
○ |
|||
統計ログ |
統計情報の出力開始 |
○ |
なし |
|
統計情報の出力停止 |
○ |
|||
統計ログファイルの切り替え |
○ |
|||
統計ログファイルへの統計ログバッファの反映 |
○ |
|||
RDエリア |
RDエリアのクローズ |
○ |
なし |
|
RDエリアの状態表示 |
○ |
「10.9.3 pddbls(RDエリアの状態表示)」を参照してください。 |
||
RDエリアの閉塞 |
○ |
なし |
||
RDエリアのオープン |
○ |
なし |
||
RDエリアの閉塞解除 |
○ |
|||
ユーザLOB用RDエリアの満杯HiRDBファイルの更新凍結 |
× |
|||
関連RDエリアの表示 |
○ |
-tオプションには,処理対象とするレコード型名を指定します。 |
||
グローバルバッファ |
グローバルバッファ情報の表示 |
○ |
なし |
|
グローバルバッファの動的変更 |
○ |
|||
トランザクションの制御 |
トランザクションのコミット |
○ |
なし |
|
トランザクションの強制終了 |
○ |
|||
トランザクションのロールバック |
○ |
|||
未決着トランザクションの強制自動決着 |
○ |
|||
プロセスの制御 |
UAP,ユティリティ処理の強制終了 |
○ |
なし |
|
サーバプロセスの起動本数変更 |
○ |
|||
サーバプロセスのリフレッシュ |
○ |
|||
プロセスサーバプロセスの再起動 |
○ |
|||
修正版HiRDBの入れ替え |
修正版HiRDBのコピー |
○ |
なし |
|
修正版HiRDBの入れ替え |
○ |
HiRDBのバージョンアップまたはバージョンダウンとなるような入れ替えを行った場合,動作を保証できません。 |
||
HiRDB Datareplicator連携 |
HiRDB Datareplicator連携の開始 |
× |
なし |
|
HiRDB Datareplicator連携の終了 |
× |
|||
インナレプリカ機能 |
レプリカRDエリアのレプリカステータスの切り替え |
○ |
なし |
|
更新可能なオンライン再編成 |
オンライン再編成のデータベース静止化 |
○ |
-cおよび-eオプションは指定できません。 |
|
オンライン再編成の適用条件チェック |
○ |
なし |
||
オンライン再編成のカレントRDエリアの切り替え |
○ |
|||
オンライン再編成の追い付き反映環境の作成 |
○ |
|||
オンライン再編成の追い付き反映 |
○ |
-pオプションは指定できません |
||
追い付き反映キー対応表の操作 |
○ |
なし |
||
セキュリティ監査 |
監査証跡の取得開始 |
○ |
なし |
|
監査証跡の取得停止 |
○ |
|||
閉塞中の監査証跡ファイルの削除 |
○ |
|||
現用の監査証跡ファイルのスワップ |
○ |
|||
監査証跡表の自動データロード |
○ |
|||
JP1/NETM/Audit用監査ログ出力ユティリティ |
○ |
|||
CONNECT関連セキュリティ機能 |
連続認証失敗アカウントロック状態の解除 |
○ |
なし |
|
トランザクションキューイング機能 |
トランザクションキューイング機能の開始,解除 |
○ |
なし |
|
リアルタイムSANレプリケーション |
リアルタイムSANレプリケーションの構成確認 |
○ |
-l,-n,-rオプションは指定できません。 |
|
リアルタイムSANレプリケーションのデータベース引き継ぎ |
× |
ログ同期方式は未サポートのため,指定できません。 |
||
リアルタイムSANレプリケーションのサイト状態の設定 |
× |
|||
インメモリデータ処理 |
インメモリデータ処理に関する操作 |
× |
なし |
|
SQLトレースの取得 |
SQLトレースの動的取得 |
○ |
なし |
|
SQLオブジェクトの情報表示 |
SQLオブジェクト用バッファの統計情報表示 |
× |
なし |
|
SQLの翻訳 |
COBOLプリプロセサ |
× |
なし |
|
Cプリプロセサ |
× |
|||
OOCOBOLプリプロセサ |
× |
|||
C++プリプロセサ |
× |
|||
SDBデータベースの生成・操作 |
データベース初期設定ユティリティ |
○ |
「10.2 データベース初期設定ユティリティ(pdinit)」を参照してください。 |
|
HiRDB/SD定義ユティリティ |
○ |
「11. HiRDB/SD定義ユティリティ(pdsdbdef)」を参照してください。 |
||
データベース定義ユティリティ |
○ |
次に示す定義系SQLが実行できます。
|
||
HiRDB/SDデータベース作成ユティリティ |
○ |
「12. HiRDB/SDデータベース作成ユティリティ(pdsdblod)」を参照してください。 |
||
データベース作成ユティリティ |
○ |
SDBデータベースに対するデータロードは,HiRDB/SDデータベース作成ユティリティ(pdsdblod)で実行します。 監査証跡表に監査証跡のデータを登録する際に,データベース作成ユティリティ(pdload)を実行します。 |
||
パラレルローディング |
× |
なし |
||
HiRDB/SDデータベースアクセスユティリティ |
○ |
「14. HiRDB/SDデータベースアクセスユティリティ(pdsdbexe)」を参照してください。 |
||
会話型SQL実行ユティリティ |
○ |
次に示すSQLが実行できます。
|
||
定義系SQLの生成 |
× |
なし |
||
データベースの運用 |
HiRDB/SDデータベース再編成ユティリティ |
○ |
「13. HiRDB/SDデータベース再編成ユティリティ(pdsdbrog)」を参照してください。 |
|
データベース再編成ユティリティ |
○ |
ディクショナリ表の再編成,および監査証跡表のアンロードの際に実行します。 SDBデータベースの再編成は,HiRDB/SDデータベース作成ユティリティ(pdsdblod)およびHiRDB/SDデータベース再編成ユティリティ(pdsdbrog)で実行します。 |
||
データベース構成変更ユティリティ |
○ |
データベース構成変更ユティリティ使用時の制限については,「10.3 データベース構成変更ユティリティ(pdmod)」を参照してください。 |
||
ディクショナリ搬出入ユティリティ |
× |
なし |
||
リバランスユティリティ |
× |
|||
空きページ解放ユティリティ |
× |
|||
グローバルバッファ常駐化ユティリティ |
○ |
「10.5 グローバルバッファ常駐化ユティリティ(pdpgbfon)」を参照してください。 |
||
整合性チェックユティリティ |
× |
なし |
||
チューニング |
統計解析ユティリティ |
○ |
なし |
|
データベース状態解析ユティリティ |
○ |
SDBデータベースを格納するRDエリアに対して,RDエリア単位の状態解析の論理的解析および物理的解析だけが実行できます。 データベース状態解析ユティリティ使用時の制限については,「10.7 データベース状態解析ユティリティ(pddbst)」を参照してください。 |
||
最適化情報収集ユティリティ |
× |
なし |
||
アクセスパス表示ユティリティ |
× |
|||
データベースの障害対策 |
データベース複写ユティリティ |
○ |
なし |
|
バックアップファイルの情報表示 |
○ |
「10.9.2 pdbkupls(バックアップファイルの情報表示)」を参照してください。 |
||
データベース回復ユティリティ |
○ |
なし |
||
プラグイン関連 |
プラグインの登録 |
× |
なし |
|
プラグインのセットアップ |
× |
|||
レジストリ機能初期設定ユティリティ |
× |