Hitachi

ノンストップデータベース HiRDB Version 10 構造型データベース機能


4.3.2 HiRDBのインストール手順

ここでは,HiRDBのインストール手順について説明します。

〈この項の構成〉

(1) HiRDBのインストール

HiRDBのインストールについては,マニュアル「HiRDB システム導入・設計ガイド」の「HiRDBのインストール」を参照してください。

HiRDB/SDをインストールする場合の注意事項
  • HiRDB Structured Data Access Facilityをインストールする場合,セットアップ済みのHiRDB Serverが存在するときは,HiRDB Serverをアンインストールしてから,HiRDB Structured Data Access Facilityをインストールしてください。上書きインストールはできません。

  • HiRDB Serverをインストールする場合,セットアップ済みのHiRDB Structured Data Access Facilityが存在するときは,HiRDB Structured Data Access Facilityをアンインストールしてください。上書きインストールはできません。

  • HiRDB Structured Data Access FacilityはHiRDB Serverのオプション製品です。ただし,構造型DB機能を使用する場合は,HiRDB Structured Data Access Facilityだけをインストールしてください。既存のオプション製品と違い,pdopsetupコマンド(付加PPのセットアップ)ではセットアップできません。

  • HiRDB ServerとHiRDB Structured Data Access Facilityが混在するような複数ユニット構成にはできません。

(2) 付加PPのインストール

実行者 スーパユーザ

HiRDB/SDに関連する付加PPを使用する場合は,付加PPをインストールします。付加PPの機能と,付加PPをインストールするサーバマシンを次の表に示します。

表4‒3 付加PPの機能とインストール先のサーバマシン

製品名

付加PPを導入すると使用できる機能

インストール先のサーバマシン

HiRDB Staticizer Option

インナレプリカ機能を使用できるようになります。

この付加PPをインストールする場合は,pdopsetupコマンド(-kオプションにstiを指定)を実行してください。

すべてのサーバマシン

HiRDB Advanced High Availability

使用できる機能については,マニュアル「HiRDB 解説」の「HiRDB Advanced High Availability」を参照してください。ただし,HiRDB/SDではスタンバイレス型系切り替え機能は使用できません。

この付加PPをインストールする場合は,pdopsetupコマンド(-kオプションにahaを指定)を実行してください。

HiRDB Structured Data Access Facility Extension for XDM/SD type

SD FMBのSDBデータベースに二次インデクスを定義できるようになります。二次インデクスについては,「2.3.11 二次インデクス【SD FMB】」を参照してください。

この付加PPをインストールする場合は,pdopsetupコマンド(-kオプションにesdを指定)を実行してください。