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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 システム導入・設計ガイド(UNIX(R)用)


13.5.3 効果と適用基準

〈この項の構成〉

(1) 効果

この機能を使用すると,次の効果が期待できます。

  • 空き領域の有効活用

    使用中ページの空き領域を再利用するため,最小限のRDエリア容量で運用でき,データベースの再編成回数を減らせます。また,1RDエリアに複数の表及びインデクスを格納する場合に,ある表に対して集中して挿入及び削除処理が実行された場合の領域占有を回避できます。

  • 可変長列及びBINARY型の列のページ不足エラーの回避

    通常,ノースプリットオプションを指定しないで256バイト以上の可変長文字列を挿入したり,1ページに入らないBINARY型の列を挿入したりすると,未使用ページが確保されます。使用中空きページがあっても,未使用ページが確保できなければエラーになりますが,空き領域の再利用機能を使用すると使用中空きページを未使用ページの代わりに確保するのでページ不足エラーを回避できます。

(2) 適用基準

  • 空き領域を再利用する処理はオーバヘッドが掛かるため,性能よりも格納効率を優先する場合に,空き領域の再利用機能を使用してください。

  • 削除と挿入を繰り返すため,データ量に対してセグメントが大量に消費され,頻繁に再編成しなければならない業務で,再編成の回数をできるだけ減らしたい場合に空き領域の再利用機能を使用してください。この機能の使用をお勧めする場合の業務特性と効果を次に示します。

    • 削除(更新),挿入を含み,データ量の増加がない場合

      空き領域の再利用機能で格納データの最大サイズを指定しておけば,その後は削除されるデータの領域を優先して再利用するので,新規領域を追加しないで業務を継続でき,再編成が不要になります。

      (例)行政電子窓口

      電子窓口で受け付け業務を24時間するシステムで,申請受け付け時に申請データを挿入し,保管期限経過後に削除します。最大保管期限内に受け付ける申請データ数のセグメントサイズを指定すれば,削除されるデータの領域を再利用するので,新規領域を追加しないで業務を継続できます。そのため,再編成が不要となり,業務を停止することなく24時間サービスができます。

    • 削除(更新),挿入を含み,データ量が徐々に増加する場合

      徐々に増加するデータを新規領域だけでなく,削除した領域にも格納するため,格納効率が向上します。

      (例)顧客管理

      新規顧客のデータを挿入し,不要になった顧客登録データを削除します。初期顧客データ登録終了後,追加,削除業務開始前のセグメントサイズを指定すれば,その後は削除された顧客データの領域を再利用しながら追加されます。

  • 挿入処理は新規に未使用ページや未使用セグメントにデータを格納する方が性能が良くなります。そのため,短い周期でデータベース再編成ユティリティ(pdrorg)を実行できる場合は,空き領域の再利用機能を適用しないでデータベースを再編成する方が性能が良くなります。



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