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ノンストップデータベース HiRDB Version 9 システム導入・設計ガイド(Windows(R)用)


2.2.2 HiRDBのインストール手順

〈手順〉
  1. インストールする前に,すべてのWindowsアプリケーションを終了させてください。

  2. 統合CD-ROM中のhcd_inst.exeを実行して,日立総合インストーラを起動してください。

  3. [日立総合インストーラ]画面で,HiRDB/シングルサーバの場合は[HiRDB/Single Server]を,HiRDB/パラレルサーバの場合は[HiRDB/Parallel Server]を選択して,[インストール実行]をクリックしてください。HiRDBのインストーラが起動します。

  4. HiRDBのインストーラの[プログラムプロダクトの選択]画面で,HiRDB/シングルサーバの場合は[HiRDB/Single Server]を,HiRDB/パラレルサーバの場合は[HiRDB/Parallel Server]を選択して,[次へ]をクリックしてください。選択したプログラムプロダクトのインストーラが起動します。

  5. [セットアップ方法]画面でセットアップ方法を選択します。通常は[標準セットアップ]を選択します。マルチHiRDBを使用する場合は,[識別子付きセットアップ]を選択します。マルチHiRDBについては,「マルチHiRDBのインストール」を参照してください。

  6. [セットアップ識別子の設定]画面でセットアップ識別子を指定します。セットアップ識別子は4文字以内の半角英数字で指定します。なお,[標準セットアップ]を選択した場合は,[セットアップ識別子の設定]画面は表示されません。

  7. [ユーザの情報]画面で,ユーザの情報として名前と会社名を入力します。

  8. [インストール先の選択]画面で,インストールディレクトリを指定します。省略値を次に示します。

    なお,この章では,これ以降「Windowsのインストール先ドライブ」をC:と仮定します。

    HiRDB/シングルサーバの場合:Windowsのインストール先ドライブ\win32app\hitachi\hirdb_s

    HiRDB/パラレルサーバの場合:Windowsのインストール先ドライブ\win32app\hitachi\hirdb_p

    セットアップ識別子を指定してインストールした場合は,「hirdb_s」又は「hirdb_p」にセットアップ識別子が付いたディレクトリ名称となります。

    (例)Windowsのインストール先ドライブ\win32app\hitachi\hirdb_sUNT1

    省略値で問題なければ,そのまま[次へ]をクリックしてください。

    インストール先ディレクトリ名を変更する場合,次のことに注意してください。

    ・ドライブで始まり,次の要素で構成される文字列で指定してください。

     英数字

     _(下線)

     .(ピリオド)

     △(空白)

     ( (左括弧)

     ) (右括弧)

     パス区切りの\

    ・ドライブだけの指定はできません。

    ・全角文字,及び特殊記号はディレクトリ名に使用できません。

    ・パス名の長さは200文字(バイト)以内にしてください。

  9. [オペランド省略時動作の選択]画面で,オペランド省略時動作を選択します。オペランド省略時動作の選択基準については,「オペランド省略時動作の概要」を参照してください。

  10. [Windowsファイアウォールへの登録]画面で,HiRDBサーバのプログラムをWindowsファイアウォールの例外リストに登録するかどうかを選択できます。Windowsファイアウォールを有効にしている環境でHiRDBを使用する場合は,例外リストに登録してください。

    さらに,[セキュリティが強化されたファイアウォール]の詳細設定ができます。詳細設定では,HiRDBを登録するプロファイルを選択します。選択基準を次に示します。

    項番

    HiRDBを登録するプロファイル

    選択基準

    1

    アクティブ

    HiRDBインストール時にOSが使用しているプロファイルに例外登録する場合に選択します。

    2

    すべてのプロファイル

    ドメイン,プライベート,パブリックのすべてのプロファイルに例外登録する場合に指定します。

    OSが動的にネットワークの場所を変更することがあるため,その際,通信エラーによってHiRDBが不当にタイムアウトやサーバダウンとなる現象を回避できます。

    上記以外の場合は,OSが動的にネットワークの場所を変更することはありませんが,OSのネットワークの場所を手動で変更したときに,併せてHiRDBに対するネットワークの場所も変更されます。

    3

    ドメイン

    ネットワークの場所を個別に指定する場合に選択します。セキュリティ強化のため,HiRDBが使用するネットワークの場所を限定する場合に選択します。

    4

    プライベート

    5

    パブリック

  11. [標準セットアップ]の場合,システムの環境変数にHiRDBの環境変数を設定するかどうかを選択してください(Windows (x64)の場合を除く)。HiRDBの環境変数については,「HiRDBの環境変数」を参照してください。

  12. [トラブルシュート情報の出力先の設定]画面で,Windowsダンプの出力先を設定します。Windowsダンプ出力については,「Windowsダンプ出力」を参照してください。

  13. [セキュリティオプションの設定-1]画面で,ファイルセキュリティ強化機能を使用するかどうかを選択します。ファイルセキュリティ強化機能については,「ファイルセキュリティ強化機能」を参照してください。

  14. [セキュリティオプションの設定-2]画面で,HiRDB管理者及びHiRDBグループの入力をします。

  15. [ファイルコピーの開始]画面で,設定した内容を確認して,問題がなければ[次へ]をクリックしてください。インストールが始まります。

  16. インストールが終了すると,[セットアップの完了]画面が表示されます。

    再起動してもよい場合は,[はい,直ちにコンピュータを再起動します。]を選択して,[完了]をクリックしてください。

    ほかのプログラムプロダクトをインストールするなど,すぐに再起動しない場合は,[いいえ,後でコンピュータを再起動します。]を選択して,[完了]をクリックしてください。ただし,HiRDBを使う前に必ずWindowsを再起動してください。