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ノンストップデータベース HiRDB Version 9 システム導入・設計ガイド(Windows(R)用)


1.1 オペランド省略時動作の概要

HiRDBでは,HiRDBのバージョン,リビジョンごとにHiRDBシステム定義のオペランド,ユティリティのオプション,及びSQLのオプションの省略値を見直して変更しています。省略値の変更に伴い,バージョン09-50以降,オペランド省略時動作として,推奨値を仮定する推奨モードと,特定のバージョンの省略値を仮定する互換モードを提供しています。通常は,より安全なシステムを構築するために,指定が必要なオペランド数を大幅に削減した推奨モードの適用を検討してください。

09-50より前のバージョンからバージョンアップを行う場合は,省略値変更によるメリット及びデメリットについて,「HiRDBシステム定義のオペランド省略値の確認」,及び「そのほかの省略値の確認」で確認してください。確認の結果,旧バージョンとの互換性を重視する場合は,旧バージョンと同等の省略値になる互換モードを適用してください。ただし,この場合はすべてのオペランドが旧バージョンの省略値となりますので,各オペランドに推奨値を指定することを検討してください。

修正版HiRDBへの入れ替えを行う場合は,既に適用しているオペランド省略時動作を適用してください。

オペランド省略時動作は,HiRDBのインストールで選択できます。また,pdntenvコマンドで変更できます。