JP1/Cm2/SNMP System Observer
しきい値監視をする場合の,固定しきい値の初期値を定義します。製品が提供する初期値一覧は「付録H しきい値定義ファイルの初期値一覧」を参照してください。
- <この項の構成>
- (1) 書式
- (2) リソースに関する定義内容
- (3) サブリソースに関する定義内容
- (4) 定義例
(1) 書式
しきい値定義ファイルの書式を次に示します。
(2) リソースに関する定義内容
キー名 値 rsc_id リソースIDを記述します※1。 threshold_monitoring
《N※2》全サブリソースに対する収集データのしきい値チェックの有無をYまたはNで記述します。 注※1 リソースIDとリソースの対応については,「付録F リソース一覧」を参照してください。
注※2 一部のリソースでは「Y」の場合があります。
リソースに関する定義の注意事項を次に示します。
- 定義するリソースの数だけ繰り返し記述してください。
- 「threshold_monitoring」を省略する場合は,キー名を含めて省略してください。
- 一つのリソースの定義内に「threshold_monitoring」を複数定義した場合は,先に記述されている定義が有効となり,後に記述されている定義は無効となります。
- 一つの定義ファイル内のリソースに関する定義で,「rsc_id」の値が同じ定義が複数ある場合,先に記述されている定義が有効となり,後に記述されている定義は無効となります。
(3) サブリソースに関する定義内容
キー名 値 threshold_submonitoring
《N※》サブリソースごとの収集データのしきい値チェックの有無をYまたはNで記述します。threshold_monitoringが定義されていてもこのキーによる定義が優先されます。 threshold
((0,±1.00×10-2〜±1.7976931348623157×10127の整数または浮動小数点(倍精度実数)))警戒しきい値,および危険しきい値を指定します。しきい値の間は「;(セミコロン)」で区切ってください。 threshold_OVER
《1;1》((1〜99))警戒しきい値,および危険しきい値の連続超過回数を指定します。連続超過回数の間は「;(セミコロン)」で区切ってください。 注※ 一部のサブリソースでは「Y」の場合があります。
サブリソースに関する定義の注意事項を次に示します。
- 該当するリソースに関する定義に続けて,定義するサブリソースの数だけ繰り返し記述してください。
- 「threshold」を省略する場合は,値の記述だけを省略し,キー名と「=(イコール)」は必ず記述してください。「threshold_submonitoring」,「threshold_OVER」を省略する場合は,キー名を含めて省略してください。
- 一つのサブリソースの定義内に「threshold_submonitoring」,「threshold_OVER」を複数定義した場合,先に記述されている定義が有効となり,後に記述されている定義は無効となります。
- 一つのリソースに関する定義内のサブリソースに関する定義で,指定したサブリソースの個数を超える定義がある場合は,サブリソースの個数までの定義が有効となり,それを超える定義は無効となります。
- 一つのリソースに関する定義内のサブリソースに関する定義で,指定したサブリソースの個数よりも定義の数が不足している場合,不足している定義は省略されたものと見なします。
(4) 定義例
しきい値定義ファイルの定義例を次に示します。
Copyright (C) 2009, 2011, Hitachi, Ltd.
Copyright (C) 2009, 2011, Hitachi Solutions, Ltd.