JP1/Cm2/SNMP System Observer
収集状態定義ファイルには,リソースの収集状態を定義します。
- <この項の構成>
- (1) 書式
- (2) 収集対象サーバに関する定義内容
- (3) 収集リソースに関する定義内容
- (4) 定義例
(1) 書式
収集状態定義ファイルの書式を次に示します。
(2) 収集対象サーバに関する定義内容
収集対象サーバの数だけ繰り返し定義してください。この定義は一つ以上の収集リソースに関する定義を含んでいる必要があります。
収集対象サーバに関する定義内容を次の表に示します。
キー名 説明 server 収集対象サーバ名を記述する。
サーバ名はホスト名またはIPアドレスを255バイト以内で指定してください。
(3) 収集リソースに関する定義内容
該当する収集対象サーバに関する定義に続けて,対象サーバで収集するリソースの数だけ繰り返し記述します。各フィールドは次の表の記載順序に従って記述してください。収集リソースに関する定義内容を次の表に示します。
キー名 説明 rscid 収集対象リソースのIDを指定します。
リソースIDは,「付録F リソース一覧」を参照のこと。stime リソースの収集開始時刻を指定します。ssocolstartコマンドの-stimeオプション指定値と同じ書式で指定します。
指定を省略した場合,または指定した収集開始時刻が過ぎている場合は,コマンドの実行と同時に収集を開始します。ptime リソースの収集終了時刻を指定します。ssocolstartコマンドの-ptimeオプション指定値と同じ書式で指定します。
このキーとperiodキーのどちらも省略した場合,該当リソース収集条件は無限に収集することを示します。また,このキーはperiodキーと同時に指定できません。period リソースの収集終了時刻を収集開始時刻からの経過時間で指定します。ssocolstartコマンドの-periodオプションと同じ書式で指定します。
このキーとptimeキーのどちらも省略した場合,該当リソース収集条件は無限に収集することを示します。また,このキーはptimeキーと同時に指定できません。stat_term_id
《1》((1〜10))統計的しきい値の初期値を算出する時間帯IDを指定します。収集開始時は,定期算出の時間帯IDと同一の時間帯IDに対して初期値が算出されます。それ以外の時間帯IDに関しては,定期算出の時間帯IDが切り替わったときに同一の時間帯IDに対して初期値が算出されます。この項目はリソースIDごとに指定します。 stat_dbname マスターデータベース名または収穫データベース名を指定します。 stat_logfile ファイル名を絶対パスで指定します。※ stat_masterlog 自ホストのマスターデータベースを指定する場合にキー名だけ記述します。 stat_stime
((00:00:00
〜23:59:59))統計期間の開始日時を指定します。省略したときは,収集データベースの開始日時になります。stat_ptimeと同じ時刻は指定できません。 stat_ptime
((00:00:00
〜23:59:59))統計期間の終了日時を指定します。省略したときは,収集データベースの終了日時になります。stat_stime以前の時刻は指定できません。 stat_time_zone
時間帯開始時刻((00:00:00
〜23:59:59))
時間帯終了時刻((00:00:01〜24:00:00))時間帯開始時刻と時間帯終了時刻を指定します。それぞれの項目の間は「;(セミコロン)」で区切ってください。この項目は,五つまで指定できます。省略した場合は,時間帯の範囲は設定されません。すべての時刻のデータを抽出します。
以下に示す指定をしたときはエラーになります。
- 複数指定時,時間帯が重なったとき。
- 時間帯開始時刻と時間帯終了時刻が同じとき。
注※ 収集条件定義ファイルで定義した時間帯IDと同一の時間帯IDでの定義で,収集データベースが存在しない場合はエラーになります。
統計的しきい値の初期値に関する定義の注意事項を次に示します。
- 項目を省略する場合は,キー名を含めて省略してください。
(4) 定義例
収集状態定義ファイルの定義例を次に示します。
- 収集状態定義ファイルの定義例(統計的しきい値の初期値算出に関する定義)
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