JP1/NETM/Asset Information Manager 設計・構築ガイド

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5.1.1 JP1/NETM/DMと連携するために必要な作業の流れ

JP1/NETM/DMと連携するためには,Asset Information Managerのインストール時から,必要な設定があります。そのため,Asset Information Managerのセットアップと併せて,JP1/NETM/DMと連携するために必要な作業についても,確認しておいてください。

  1. JP1/NETM/DMとの連携用コンポーネントのインストール
    Asset Information Managerのインストール時にインストールします。
  2. JP1/NETM/DMで使用しているDBMSの種類の設定
    Asset Information Managerのインストール時に設定します。
  3. JP1/NETM/DMとの連携に必要な各種設定
    JP1/NETM/DMのデータベースに接続するためのログインIDおよびサービス名,インベントリ情報を取得する際の引き当て方法,ソフトウェア名称の割り当て方法など,あらかじめ検討しておいた項目を[サーバセットアップ]ダイアログで設定します。
    [サーバセットアップ]ダイアログでの設定項目の詳細については,「5.3.7 JP1/NETM/DM連携の設定」を参照してください。
  4. データソースまたはネット・サービスの作成
    JP1/NETM/DMのデータベースに接続するため,セットアップ時に,データソースまたはネット・サービスを作成します。データソースまたはネット・サービスの作成方法については「5.5 データソースまたはネット・サービスの作成」を参照してください。
  5. 資産番号,ユーザ名,部署および設置場所の情報を取り込む設定
    インベントリ情報を資産番号に設定する場合,およびユーザインベントリ情報からユーザ名,部署,設置場所を取り込む場合は,各項目に引き当てるインベントリ情報を設定する必要があります。
    また,これ以外にも,引き当て項目を変更したり,インベントリ情報から取得する情報を追加したりすることもできます。
    管理項目へのインベントリ情報の引き当て方法については,「9.6 引き当て項目の設定(インベントリ情報の引き当て)」を参照してください。
  6. インベントリ情報を取得するサービスの開始
    サービス「Asset Information Synchronous Service」を開始します。この手順は,JP1/NETM/DMで更新されたインベントリ情報を,リアルタイムに資産管理データベースに反映する場合に必要です。
    なお,初期導入時は,すべての管理対象機器のインベントリ情報を取得するため,終了するまでに時間が掛かります。
    また,07-50より前のバージョンのJP1/NETM/DMと連携する場合は,タスク「インベントリ情報の取込み」を使用してください。
  7. タスクの設定
    Windowsのタスクスケジューラに登録されているタスクを利用して定期的にインベントリ情報を取得する場合は,タスク「インベントリ情報の取込み」を有効にします。このタスクと,サービス「Asset Information Synchronous Service」の併用は避けてください。
    また,業務メニュー「プログラム起動履歴」および「ウィンドウタイトル変更履歴」を使用する場合は,タスク「操作履歴の取込み」を有効にします。業務メニュー「操作ログ一覧」および「操作ログ集計」から操作ログを確認する場合は,タスクの設定は不要です。
    どちらのタスクもデフォルトでは,無効になっています。
    タスクの設定については,「5.9 タスクスケジューラに登録されるタスクの設定」を参照してください。

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