JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス1
ユニットを操作するために使用するコマンドの一覧を次の表に示します。
なお,表中のコマンドの実行権限は,操作対象のユニットの属性として指定されたJP1資源グループ名に対して,コマンドを実行するユーザーが持つJP1権限レベルによって決まります。ただし,操作対象のユニットにJP1資源グループ名の指定がない場合や,コマンドを実行するユーザーがAdministrators権限(Windowsの場合),またはスーパーユーザー権限(UNIXの場合)を持つ場合は,表中の実行権限が必要とは限りません。実行権限については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(業務設計編) 6.4 設定するアクセス権限の検討」を参照してください。
- 注意事項
- 「必要な実行権限」の欄に複数の実行権限が記載されている場合は,それらの中の一つの実行権限を持っていれば,そのコマンドを実行できます。
機能 コマンド名 Windows UNIX 必要な実行権限 提供している製品 ユニットを定義する。 ajsdefine ○ ○ 定義先
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_Editor
対象ユニットとその下のユニット(定義済みユニットの強制変更時)
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_EditorM ユニットの定義内容を変更する。 ajschange ○ ○ 変更先
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_Editor
属性変更時
JP1_AJS_Admin
ユニットの所有者権限M ジョブネットの定義内容を変更する。 ajschgnet ○ ○ 変更先
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_EditorM ジョブの定義内容を変更する。 ajschgjob ○ ○ 変更先
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_EditorM ユニットをコピー・移動したり,名称を変更したりする。 ajscopy ○ ○ コピー先・移動先
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_Editor
コピー対象ユニットとその下のユニット
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_Editor
JP1_AJS_Operator
JP1_AJS_Guest
移動対象ユニットとその下のユニット
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_EditorM ユニットを削除する。 ajsdelete ○ ○ 削除対象ユニットとその下のユニット
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_EditorM ユニット名を標準出力ファイルに出力する。 ajsname ○ ○ 出力対象ユニット
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_Editor
JP1_AJS_Operator
JP1_AJS_GuestM スケジューラーサービスの運用環境情報を標準出力ファイルに出力する。 ajsgtroot ○ ○ なし M ユニットの定義内容を標準出力ファイルに出力する。 ajsprint ○ ○ 出力対象ユニットとその下のユニット
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_Editor
JP1_AJS_Operator
JP1_AJS_GuestM ユニットを退避する。 ajsbackup ○ ○ 退避対象ユニットとその下のユニット
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_Editor
JP1_AJS_Operator
JP1_AJS_GuestM 退避ボックスや退避ファイルを削除する。 ajsbkudel ○ ○ なし M ユニットを回復する。 ajsrestore ○ ○ 回復先
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_Editor
対象ユニットとその下のユニット(定義済みユニットの強制変更時)
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_EditorM ルートジョブネットの登録予定情報をエクスポートする。 ajsrgexport ○ ○ JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_Editor
JP1_AJS_Operator
JP1_AJS_GuestM ルートジョブネットの登録予定情報をインポートする。 ajsrgimport ○ ○ JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_OperatorM ジョブグループにカレンダー情報を定義する。 ajscalendar ○ ○ 変更先
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_EditorM 特定期間について,ジョブネットの実行スケジュールを作成し,予定情報パラメーターの形式で標準出力ファイルに出力する。 ajsschedule ○ ○ 出力対象ユニットとその下のユニット
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_Editor
JP1_AJS_Operator
JP1_AJS_GuestM 定義済みのジョブネットを実行登録する。 ajsentry ○ ○ 操作対象ユニットとその下のユニット
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_OperatorM ジョブネットの実行登録を解除する。 ajsleave ○ ○ 操作対象ユニットとその下のユニット
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_OperatorM ルートジョブネットをサスペンドする。また,ルートジョブネットのサスペンド状態を解除する。 ajssuspend ○ ○ 操作対象ユニットとその下のユニット
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_OperatorM ジョブネットやジョブの実行履歴,現在の状態,次回実行予定などを標準出力ファイルに出力する。 ajsshow ○ ○ 出力対象ユニットとその下のユニット
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_Editor
JP1_AJS_Operator
JP1_AJS_GuestM マネージャーで実行中のイベントジョブの一覧を標準出力ファイルに出力する。 jpomanjobshow ○ ○ Windows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザーM ジョブネットに定義されたスケジュールを一時的に変更する/ジョブの状態を一時的に変更する。 ajsplan ○ ○ 操作対象ユニットとその下のユニット
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_OperatorM ジョブの状態,ホストリンクジョブネットの状態を変更する。 ajschgstat ○ ○ 操作対象ユニット
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_OperatorM ジョブネットの実行を中断する。 ajsintrpt ○ ○ 操作対象ユニットとその下のユニット
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_OperatorM ジョブやジョブネットの実行を強制終了する。 ajskill ○ ○ 操作対象ユニットとその下のユニット
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_OperatorM ジョブやジョブネットを再実行する。 ajsrerun ○ ○ 操作対象ユニットとその下のユニット
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_OperatorM ユニットをエクスポートする。 ajsexport※ ○ ○ エクスポート対象ユニットとその下のユニット
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_Editor
JP1_AJS_Operator
JP1_AJS_GuestM ユニットをインポートする。 ajsimport※ ○ ○ インポート先
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_EditorM 定義内容の事前チェックの実行開始,実行状態表示を行う。 ajschkdef ○ ○ Windows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザーM リリース登録,リリース中止,およびリリース情報を出力する。 ajsrelease ○ ○ リリース登録およびリリース中止の場合:
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_EditorおよびJP1_AJS_Operator
リリース情報の出力の場合:
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_Editor
JP1_AJS_Operator
JP1_AJS_GuestM ルートジョブネットおよびルートジョブネット配下のユニットの一時変更情報を標準出力ファイルに出力する。 ajsplanout ○ ○ ルートジョブネット
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_Editor
JP1_AJS_Operator
JP1_AJS_GuestM
- (凡例)
- ○:提供している。
- M:JP1/AJS3 - Manager
- A:JP1/AJS3 - Agent
- 注
- Windows Server 2008のホストで,Administrators権限が必要なコマンドを実行する場合は,コマンドプロンプトを管理者として起動する必要があります。コマンドプロンプトを起動する際は,Windowsの[スタート]メニューの[コマンドプロンプト]を右クリックし,ショートカットメニューから[管理者として実行]を選択してください。なお,UAC機能が無効の場合は,コマンドプロンプトを管理者として起動する必要はありません。
- 注※
- このコマンドは,JP1/NETM/DMと連携してユニットを配布するために,JP1/AJS3が提供するパッケージング機能用のコマンドです。パッケージング機能用のバッチファイル,またはシェルスクリプトだけで使用できます。
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