JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス1

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1.5.4 ユニットを操作するコマンド

ユニットを操作するために使用するコマンドの一覧を次の表に示します。

なお,表中のコマンドの実行権限は,操作対象のユニットの属性として指定されたJP1資源グループ名に対して,コマンドを実行するユーザーが持つJP1権限レベルによって決まります。ただし,操作対象のユニットにJP1資源グループ名の指定がない場合や,コマンドを実行するユーザーがAdministrators権限(Windowsの場合),またはスーパーユーザー権限(UNIXの場合)を持つ場合は,表中の実行権限が必要とは限りません。実行権限については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(業務設計編) 6.4 設定するアクセス権限の検討」を参照してください。

注意事項
「必要な実行権限」の欄に複数の実行権限が記載されている場合は,それらの中の一つの実行権限を持っていれば,そのコマンドを実行できます。
 

表1-11 ユニットを操作するコマンドの一覧

機能 コマンド名 Windows UNIX 必要な実行権限 提供している製品
ユニットを定義する。 ajsdefine 定義先
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_Editor
対象ユニットとその下のユニット(定義済みユニットの強制変更時)
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_Editor
M
ユニットの定義内容を変更する。 ajschange 変更先
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_Editor
属性変更時
JP1_AJS_Admin
ユニットの所有者権限
M
ジョブネットの定義内容を変更する。 ajschgnet 変更先
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_Editor
M
ジョブの定義内容を変更する。 ajschgjob 変更先
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_Editor
M
ユニットをコピー・移動したり,名称を変更したりする。 ajscopy コピー先・移動先
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_Editor
コピー対象ユニットとその下のユニット
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_Editor
JP1_AJS_Operator
JP1_AJS_Guest
移動対象ユニットとその下のユニット
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_Editor
M
ユニットを削除する。 ajsdelete 削除対象ユニットとその下のユニット
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_Editor
M
ユニット名を標準出力ファイルに出力する。 ajsname 出力対象ユニット
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_Editor
JP1_AJS_Operator
JP1_AJS_Guest
M
スケジューラーサービスの運用環境情報を標準出力ファイルに出力する。 ajsgtroot なし M
ユニットの定義内容を標準出力ファイルに出力する。 ajsprint 出力対象ユニットとその下のユニット
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_Editor
JP1_AJS_Operator
JP1_AJS_Guest
M
ユニットを退避する。 ajsbackup 退避対象ユニットとその下のユニット
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_Editor
JP1_AJS_Operator
JP1_AJS_Guest
M
退避ボックスや退避ファイルを削除する。 ajsbkudel なし M
ユニットを回復する。 ajsrestore 回復先
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_Editor
対象ユニットとその下のユニット(定義済みユニットの強制変更時)
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_Editor
M
ルートジョブネットの登録予定情報をエクスポートする。 ajsrgexport JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_Editor
JP1_AJS_Operator
JP1_AJS_Guest
M
ルートジョブネットの登録予定情報をインポートする。 ajsrgimport JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_Operator
M
ジョブグループにカレンダー情報を定義する。 ajscalendar 変更先
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_Editor
M
特定期間について,ジョブネットの実行スケジュールを作成し,予定情報パラメーターの形式で標準出力ファイルに出力する。 ajsschedule 出力対象ユニットとその下のユニット
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_Editor
JP1_AJS_Operator
JP1_AJS_Guest
M
定義済みのジョブネットを実行登録する。 ajsentry 操作対象ユニットとその下のユニット
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_Operator
M
ジョブネットの実行登録を解除する。 ajsleave 操作対象ユニットとその下のユニット
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_Operator
M
ルートジョブネットをサスペンドする。また,ルートジョブネットのサスペンド状態を解除する。 ajssuspend 操作対象ユニットとその下のユニット
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_Operator
M
ジョブネットやジョブの実行履歴,現在の状態,次回実行予定などを標準出力ファイルに出力する。 ajsshow 出力対象ユニットとその下のユニット
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_Editor
JP1_AJS_Operator
JP1_AJS_Guest
M
マネージャーで実行中のイベントジョブの一覧を標準出力ファイルに出力する。 jpomanjobshow Windows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザー
M
ジョブネットに定義されたスケジュールを一時的に変更する/ジョブの状態を一時的に変更する。 ajsplan 操作対象ユニットとその下のユニット
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_Operator
M
ジョブの状態,ホストリンクジョブネットの状態を変更する。 ajschgstat 操作対象ユニット
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_Operator
M
ジョブネットの実行を中断する。 ajsintrpt 操作対象ユニットとその下のユニット
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_Operator
M
ジョブやジョブネットの実行を強制終了する。 ajskill 操作対象ユニットとその下のユニット
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_Operator
M
ジョブやジョブネットを再実行する。 ajsrerun 操作対象ユニットとその下のユニット
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_Operator
M
ユニットをエクスポートする。 ajsexport エクスポート対象ユニットとその下のユニット
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_Editor
JP1_AJS_Operator
JP1_AJS_Guest
M
ユニットをインポートする。 ajsimport インポート先
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_Editor
M
定義内容の事前チェックの実行開始,実行状態表示を行う。 ajschkdef Windows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザー
M
リリース登録,リリース中止,およびリリース情報を出力する。 ajsrelease リリース登録およびリリース中止の場合:
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_EditorおよびJP1_AJS_Operator
リリース情報の出力の場合:
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_Editor
JP1_AJS_Operator
JP1_AJS_Guest
M
ルートジョブネットおよびルートジョブネット配下のユニットの一時変更情報を標準出力ファイルに出力する。 ajsplanout ルートジョブネット
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_Editor
JP1_AJS_Operator
JP1_AJS_Guest
M

(凡例)
○:提供している。
M:JP1/AJS3 - Manager
A:JP1/AJS3 - Agent

Windows Server 2008のホストで,Administrators権限が必要なコマンドを実行する場合は,コマンドプロンプトを管理者として起動する必要があります。コマンドプロンプトを起動する際は,Windowsの[スタート]メニューの[コマンドプロンプト]を右クリックし,ショートカットメニューから[管理者として実行]を選択してください。なお,UAC機能が無効の場合は,コマンドプロンプトを管理者として起動する必要はありません。

注※
このコマンドは,JP1/NETM/DMと連携してユニットを配布するために,JP1/AJS3が提供するパッケージング機能用のコマンドです。パッケージング機能用のバッチファイル,またはシェルスクリプトだけで使用できます。

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