JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス1
形式
ajsrgexport
[-F サービス名]
[-R]
[-e {s|f}]
[-o 登録予定情報ファイル名]
[-m]
ユニット名...
機能
ルートジョブネットの登録予定情報をエクスポートします。
実行権限
次に示すJP1権限レベルのどれかを与えられたユーザー
- JP1_AJS_Admin権限
- JP1_AJS_Manager権限
- JP1_AJS_Editor権限
- JP1_AJS_Operator権限
- JP1_AJS_Guest権限
引数
-F サービス名
処理対象とする,スケジューラーサービスのサービス名を指定します。
指定できる文字数は,1〜30(単位:バイト)です。省略した場合は,デフォルトスケジューラーサービス名が仮定されます。
-R
指定したユニット,およびその配下に含まれるすべてのルートジョブネットをエクスポート対象ユニットとします。
-e {s|f}
どの登録方法で登録されているジョブネットの登録予定情報をエクスポートするかを指定します。
- s
計画実行で登録されているルートジョブネットの登録予定情報をエクスポートします。
- f
確定実行で登録されているルートジョブネットの登録予定情報をエクスポートします。
計画実行と確定実行の両方を指定する場合は,「-e sf」と指定します。
省略した場合は,計画実行および確定実行で登録されたルートジョブネット両方の登録予定情報がエクスポートされます。
指定したルートジョブネットの登録方法に該当しない場合,および指定したルートジョブネットに未来予定がない場合は,確認のメッセージが出力されます。
-mオプションを指定した場合,メッセージは出力されません。
-m
指定したルートジョブネットに対し,該当しない登録方法を選択している場合でもメッセージを出力しないようにします。
-o 登録予定情報ファイル名
登録予定情報が出力されるファイル名を指定します。
指定できる文字数は,1〜255(単位:バイト)です。256バイト以上の文字数で登録ファイル名を指定した場合は,エラーメッセージが出力されます。省略した場合,登録予定情報は標準出力ファイルに出力します。すでにあるファイル名を指定した場合は,ファイルが上書きされます。
このファイルは修正しないでください。修正したファイルをインポートした場合,正常に動作しないおそれがあります。
ユニット名
エクスポート対象のルートジョブネット名またはジョブグループ名を930バイト以内で指定します。
なお,ユニット名にスケジューラーサービス名を指定できますが,ホスト名および実行IDは指定できません。
戻り値
0 正常終了。 4〜124の整数 異常終了。
注意事項
- 登録予定情報として出力されるのは,計画実行または確定実行で登録されているルートジョブネットだけです。
- このコマンドは,リモート実行できません。
- コマンドを実行した結果,出力する情報が何もなかった場合はメッセージ「KAVS4837-I エクスポートする情報はありません」が出力されます。
- タイムゾーンが異なるシステム間で登録予定情報を退避・回復する場合は,ajsrgexportコマンド実行時のタイムゾーンとajsrgimportコマンド実行時のタイムゾーンを合わせてください。
- 操作対象がリリース登録したルートジョブネット(リリース先ジョブネット)の場合,または操作対象にリリース登録したルートジョブネットが含まれる場合で,かつ確定実行登録されているときは,リリース日時を境に切り替え予定のジョブネット定義(リリース元ジョブネット)内容が出力されます。
使用例1
ジョブグループ(/GROUPA)直下のルートジョブネットの登録予定情報を取得する。
ajsrgexport -F AJSROOT1 -o /tmp/unitreg.txt /GROUPA/*
使用例2
ルートジョブネット(/GROUPA/JOBNETA)単独の登録予定情報を取得する。
ajsrgexport -F AJSROOT1 -o /tmp/unitreg_net.txt /GROUPA/JOBNETA
使用例3
ジョブグループ(/GROUPA)配下のルートジョブネットの登録予定情報を取得する。
ajsrgexport -F AJSROOT1 -R -o /tmp/unitreg_net.txt /GROUPA
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