JP1/Integrated Management - Manager 導入・設計ガイド
JP1/IM - ManagerをJP1/IM - Incident Masterと連携して使うと,発生事象(JP1イベント)同士を関連づけ,一つの障害(インシデント)として管理できるようになります。障害管理(インシデント管理)は,JP1/IM - Incident Masterで行います。
この場合のシステム構成例を次に示します。
図12-10 JP1/IM - Incident Masterと連携する場合のシステム構成例
各ホストで必要な製品を次に示します。
- ビューアー
- WWWブラウザー(IE)
JP1/IM - Incident Masterにログインするために必要です。
- JP1/IM - View
- マネージャー
- JP1/IM - Manager
JP1/IM - Incident Master連携用の機能を有効にする必要があります。
- JP1/Base
- (インシデント管理サーバ)
- インシデントを管理するホストです。
- HTTPサーバ(IIS)
JP1/IM - Incident Masterの画面を表示するために必要です。
- JP1/IM - Incident Master
- JP1/Base
- エージェント
- 業務プログラム,JP1シリーズのプログラムなど
- JP1/Base
この例では,エージェント上の業務プログラムやJP1シリーズのプログラムの実行状況に関するJP1イベントをマネージャーに転送してJP1/IM - Viewで監視しています。
また,マネージャー上のJP1/IM - Managerは,転送されてきたJP1イベント同士を関連づけ,インシデントとしてJP1/IM - Incident Masterに登録しています。インシデント管理サーバ上のJP1/IM - Incident Masterに登録されたインシデントは,WWWブラウザーでインシデント管理サーバにアクセスすることで,参照・管理操作ができます。なお,インシデント管理サーバとマネージャーは同一ホストでもかまいません。
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