JP1/Integrated Management - Manager 導入・設計ガイド
JP1/IM - Viewから,JP1/IMのエージェントでコマンドを実行することができます。実行できるコマンドは次の種類のコマンドです。
- UNIXホストの場合:UNIXコマンド,シェルスクリプト
- Windowsホストの場合:実行形式ファイル(.com,.exe),バッチファイル(.bat),JP1/Scriptのスクリプトファイル(.spt)
ただし,対話操作や画面表示が必要なコマンド,終了しないコマンド,およびJP1/Baseを停止するコマンドなどは実行できません。
定型的に実行するコマンドは,あらかじめ[コマンド]ボタンに登録し,[コマンド]ボタンをクリックして実行できます。コマンドラインなどの入力が不要なため,タイプミスなどを防止できます。
[コマンド]ボタンの登録方法については,マニュアル「JP1/Integrated Management - Manager 運用ガイド」の「7.1.2 [コマンド]ボタンでコマンドを実行する」を参照してください。
コマンド実行の詳細は,次の説明を参照してください。
- JP1/IM - Viewからのコマンド実行について
- JP1/IM - Viewからのコマンド実行について
参照先:「3.14.3 JP1/IM - Viewからのコマンド実行」
- コマンド実行環境の概要
参照先:「7.4.4 コマンド実行の管理」
- システム構成定義の概要,システム構成定義を設定した場合の影響について
参照先:「7.4.3 システムの階層構成の管理」
- 参考
- JP1/IM - Viewからのコマンド実行で,直接OSをシャットダウンするコマンドは使用できませんが,JP1/Power Monitorを使って制御できます。
- <この項の構成>
- (1) 注意事項
(1) 注意事項
- JP1/IM - Viewから実行できるコマンドの長さは,JP1/IM,JP1/Baseを運用しているシステムによって制限があります。
JP1/IM - Viewからのコマンド実行の実行経路上のホスト(接続先マネージャー,実行先ホスト含む)にバージョン6,バージョン7のJP1/IM,JP1/Baseがある場合には,コマンドの長さは,最大1,024バイトに抑える必要があります(実行経路上のホストのJP1/IM,JP1/Baseがすべてバージョン8以降の場合は,最大4,096バイトのコマンドを指定できます)。バージョン6,バージョン7が混在したシステムで,1,024バイトを超える値を指定していた場合,コマンド実行に失敗し,コマンドは実行されません。また,[実行結果]の項目[メッセージ]欄に「KAVB2623-E」のメッセージ情報が表示されます。
- (例1)
- JP1/IM - Viewの接続先マネージャーのJP1/IM,JP1/Baseがバージョン8,コマンド実行先ホストのJP1/Baseがバージョン7の場合,実行できるコマンドの長さは,最大1,024バイトになります。
- (例2)
- JP1/IM - Viewの接続先マネージャーのJP1/IM,JP1/Baseと実行先ホストのJP1/Baseがどちらもバージョン8の場合,実行できるコマンドの長さは,最大4,096バイトになります。
図11-24 実行経路上のJP1/IM,JP1/Baseのバージョンによるコマンド長の制限
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