JP1/Integrated Management - Manager 導入・設計ガイド
JP1/IM - Viewの[統合機能メニュー]画面からは,JP1シリーズの製品を始めとする多くのアプリケーションの画面を起動できます。[統合機能メニュー]画面には,JP1/IMと連携するアプリケーションの機能が一覧表示され,この画面から各アプリケーションの画面を起動できます。
なお,JP1/IM - Viewから起動できるアプリケーションの画面には次の2種類があります。
- ビューアー上のアプリケーションの画面
- JP1/IM - Viewと同じマシンにインストールされているアプリケーションを起動し,画面を表示します。
- WWWページ
- システム上のアプリケーションがWWWページを提供している場合,そのWWWページを表示できます。WWWブラウザーが起動され,WWWページが表示されます。統合機能メニューからWWWページを表示する場合は,URL(Uniform Resource Locator)を,あらかじめ設定する必要があります。
JP1/IMと連携するアプリケーションのうち,幾つかは統合機能メニューに登録されています。登録されているアプリケーションについては,マニュアル「JP1/Integrated Management - Manager 運用ガイド」の「7.3.2 [統合機能メニュー]画面から操作できる機能」を参照してください。
上記参照先に記載のないアプリケーションについては,各製品のマニュアルを参照してください。例えば,JP1/PFMのマニュアルには,統合機能メニューへの登録手順が記載されています。
- JP1/PFM:マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」のJP1/IMとの連携の説明
また,統合機能メニューに表示できるアプリケーションは,JP1/IMの定義ファイルをカスタマイズすることで,追加,変更できます。カスタマイズの概要,カスタマイズ方法については,マニュアル「JP1/Integrated Management - Manager 構築ガイド」の「4.15 統合機能メニューの設定」を参照してください。
- 注意
- 統合機能メニューから次の連携製品の画面を呼び出す場合,JP1/IM - Viewの認証情報を使用します。
- JP1/IM - Rule Operation
- JP1/AJS - View
- JP1/AJS2 - Scenario Operation View
- JP1/AJS2 - View for Mainframe
- しかし,次の場合にJP1/IM - Viewの認証情報が無効になります。
- ログインしている認証サーバが再起動した場合
- ログインしている認証サーバがjbs_spmd_reloadコマンドによりリロードされた場合
- ログインしている認証サーバがプライマリーからセカンダリーに切り替わった場合
- JP1/IM - Viewの認証情報が無効になった場合の動作が,ご使用のバージョンによって異なるため注意してください。
- JP1/IM - Manager,JP1/IM - View,両方のバージョンが08-10以降の場合,JP1/IM - Viewが自動的に再認証を行い認証情報を再度取得します。
- JP1/IM - Manager,JP1/IM - Viewのどちらかのバージョンが08-01以前の場合,連携製品側で認証に失敗します。
- <この項の構成>
- (1) [統合機能メニュー]画面に新規メニューを追加する仕組み
- (2) 前提条件
(1) [統合機能メニュー]画面に新規メニューを追加する仕組み
JP1/IM - Viewの[統合機能メニュー]画面には,JP1/IMと連携するプログラムが一覧表示されます。このメニューから,ほかの管理アプリケーションプログラムやWWWページを起動できます。
JP1/IM - Viewの定義ファイルをカスタマイズすることにより,この[統合機能メニュー]画面に新しいメニューを追加できます。新しいメニューから起動する画面には,次の画面を指定できます。
- アプリケーションプログラムの画面
アプリケーションプログラムの画面を起動するためには,実行ファイルを指定します。
- WWWページ
WWWページを起動するためには,URLを指定します。
[統合機能メニュー]画面への新規メニューの追加の概要を次の図に示します。
図3-54 [統合機能メニュー]画面への新規メニューの追加
(2) 前提条件
アプリケーションプログラムの画面を起動するためには,起動する実行ファイルをJP1/IM - Viewがインストールされているマシン上に配置する必要があります。また,起動するアプリケーションプログラムの画面が実行できる権限でJP1/IM - Viewを起動する必要があります。
WWWページを起動するためには,URLで指定するホスト(WWWページを提供している製品がインストールされたホスト)上にHTTPサーバが必要です。
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