Cosminexus 機能解説

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14.3 EJBアクセスで使用できる機能

バッチアプリケーションからほかのJ2EEアプリケーションにあるEJBにアクセスできます。バッチアプリケーションからのEJBアクセスで使用できる機能について,次の表に示します。なお,それぞれの機能の詳細については,参照先の説明を参照してください。

表14-4 EJBアクセスで使用できる機能

分類 機能概要 機能についての参照先
JNDI 基本機能 EJBホームオブジェクトリファレンスおよびビジネスインタフェースのリファレンスの検索,取得ができます。 6.38.2
拡張機能 複数のネーミングサービスとJ2EEサーバで構成されるシステムに対して,バッチアプリケーションからのルックアップをラウンドロビンで実行できます。これによって,負荷分散を実現できます。 8.4
ネーミングサービスからルックアップしたオブジェクトをメモリ上に保持(キャッシュ)できます。キャッシュの利用によって,ネーミングサービスへのアクセスの性能上のコストを削減できます。 8.5
EJB EJBコンテナで実行されているEnterprise Beanをバッチアプリケーションから呼び出せます。ただし,呼び出し方法はリモート呼び出しだけ使用できます。ローカル呼び出しはできません。 5.26.26.6
バッチアプリケーションからのEJB呼び出し実行時に通信障害が発生した場合に,送信動作を選択できます。 5.11.3
トランザクション バッチアプリケーションでトランザクションを開始・決着できます。ただし,バッチアプリケーションの場合,グローバルトランザクションは使用できません。 9.3
バッチアプリケーションでUserTransactionを取得し,トランザクションを開始・決着できます。UserTransactionの取得方法には次の2種類の方法があります。
  1. UserTransactionFactoryクラスを使用する方法
  2. ルックアップを使用する方法
6.4
そのほか バッチサーバとネーミングサービス間,およびバッチサーバとJ2EEサーバ間の通信で,通信タイムアウトを設定できます。 5.9.4
バッチアプリケーションの性能解析トレースを出力できます。 17.10
バッチアプリケーションのログを出力できます。 マニュアル「Cosminexus システム運用ガイド」

注※ アプリケーションの実装方法について説明しています。