バッチサーバとは，バッチアプリケーションを実行するためのサーバです。バッチ実行コマンドを使用して，バッチサーバ上のバッチアプリケーションを実行します。

バッチアプリケーションの実行環境は，JP1/AJS2と連携できます。バッチ実行コマンドをあらかじめJP1/AJS2のジョブとして定義しておくことで，JP1/AJS2からバッチアプリケーションを実行できます。また，実行中のバッチアプリケーションを強制停止することもできます。バッチアプリケーションの強制停止には，バッチ強制停止コマンドを使用します。バッチ強制停止コマンドも，JP1/AJS2のジョブとして定義できます。

バッチアプリケーション実行の流れを次の図に示します。

図14-1　バッチアプリケーション実行の流れ

ここでは，バッチアプリケーション実行の流れ，およびシステムの構築・運用の概要を説明します。

＜この節の構成＞

14.1.1　バッチアプリケーションを実行するシステム

14.1.2　バッチサーバで提供する機能

14.1.3　バッチアプリケーションの実行環境の構築

14.1.4　バッチアプリケーションの実行環境の運用

14.1.5　マルチバイト文字の使用について