Groupmax Scheduler/Facilities Manager Version 7 システム管理者ガイド

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11.2.11 SFexportCSVファイルへの出力

SFexportは,Scheduler Server,又はFacilities Managerに登録されている部署テーブル,ユーザ,種別テーブル,施設の情報をCSV形式で出力します。

このコマンドによって出力されるファイルは,SFimportコマンドで使用する登録ファイルと同じ形式です。このため,出力したファイルを編集することで登録ファイルとして利用できます。

<この項の構成>
(1) SFexportでサポートする機能
(2) SFexport実行時の注意点
(3) コマンドの書式
(4) 引数
(5) コマンドパス
(6) リターンコード
(7) 注意
(8) SFexportの使用例
(9) SFexportの使用上の注意事項
(10) SFexportを使用したSFimportの登録ファイルの作成例

(1) SFexportでサポートする機能

SFexportでサポートしている機能を次の表に示します。

表11-6 SFexportでサポートしている機能

項番 サポートする機能
1 部署テーブル情報の出力
2 ユーザ情報の出力
3 種別テーブル情報の出力
4 施設情報の出力
5 他システム情報の出力
6 セパレータ情報の出力
7 施設管理者情報の出力

(2) SFexport実行時の注意点

次の場合には,SFexportを実行しないでください。

(3) コマンドの書式

SFexport.exe {/sfgu|/a} OutputFileName EnvPath [logname]

(4) 引数

(5) コマンドパス

<インストールディレクトリ>\bin\SFexport.exe

(6) リターンコード

0:正常終了(エラーが発生しても、処理を継続した場合を含む)

1:エラー終了

(7) 注意

実行結果,及びエラーメッセージは標準出力,及び<ログ出力ファイル名>に出力します。<SFexport実行時ディレクトリ>\SFexport.logファイルに詳細なメッセージを出力します。既にSFexport.logが存在する場合は上書きされます。SFexportのメッセージについては,「13.9 「SFexport」のメッセージ」を参照してください。

(8) SFexportの使用例

SFexportの使用例を説明します。使用例では,次の図に示すように登録されている部署テーブル,ユーザ,種別テーブル,施設の情報を出力します。

図11-2 例題で使用する部署テーブル,ユーザ,種別テーブル,施設の登録状況

[図データ]

使用例では,SFexportを実行できる状態であることと,ディレクトリが次のように設定されていることを前提とします。

(a) すべての情報を出力する場合

次に示すようにコマンドを実行すると,data.csvファイルには登録済みのすべての情報が出力されます。

SFexport /a C:\Temp\data.csv C:\Groupmax\apposv
(b) ユーザと施設情報だけを出力する場合

次に示すようにコマンドを実行すると,data.csvファイルには登録済みのユーザと施設情報だけが出力されます。

SFexport /u C:\Temp\data.csv C:\Groupmax\apposv
(c) ユーザ情報だけを出力する場合

次に示すようにコマンドを実行すると,data.csvファイルには登録済みのユーザ情報だけが出力されます。

SFexport /su C:\Temp\data.csv C:\Groupmax\apposv

(9) SFexportの使用上の注意事項

(10) SFexportを使用したSFimportの登録ファイルの作成例

SFexportで登録情報をファイルに出力し,そのファイルを編集して登録ファイルとして利用すれば,登録済みの情報を変更する場合の登録ファイルが簡単に作成できます。ここでは登録済みのユーザ名を変更する登録ファイルを作成する例について説明します。

(a) ユーザ情報の出力
 
SFexport -su C:\temp\data.csv C:\Groupmax\apposv
 

C:\temp\data.csvの内容

処理種別 組織種別 処理区分 ... 所属組織ID ... 日本語名 ...
S U I   kaiht1.uid   山田課長  
(b) 表計算ソフトなどで出力ファイルC:\temp\data.csvの処理区分を"C"へ変更,開発1課の山田課長の日本語名欄を"(山田)K"へ変更した登録ファイルの作成

C:\temp\data.csvの内容

処理種別 組織種別 処理区分 ... 所属組織ID ... 日本語名 ...
S U C   kaiht1.uid   (山田)K