Tuning Manager Software ユーザーズガイド

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5.2.1 Main Consoleで表示するレポートの表示(メインレポートの表示)

ここでは,メインレポートの表示手順について,説明します。

注意
Tuning Manager serverがポーリング処理中の場合は,リソース情報の表示に時間が掛かるときがあります。ポーリング処理中かどうかは,Admin権限を持つユーザーであれば,エクスプローラエリアに表示される管理者メニューから確認できます。詳細は,マニュアル「Hitachi Command Suite Tuning Manager Software 運用管理ガイド」のポーリング設定およびシステムレポートの説明を参照してください。

  1. エクスプローラエリアの[エクスプローラ]メニューの[リソース]から,レポートを表示したいリソースを選択します。最上位のリソースの情報がレポートエリアに表示されます。
  2. ナビゲーションエリアのツリーから,展開したいレベルを選択します。選択したレベルの情報がアプリケーションエリアにメインレポートとして表示されます。
    アプリケーションエリアのエリア名と表示される情報を「表5-5 アプリケーションエリアのエリア名と表示される情報」に示します。

    表5-5 アプリケーションエリアのエリア名と表示される情報

    エリア名 表示される情報
    タイトルエリア アプリケーションエリアのタイトル,階層表示(Crumb Trail),レポートウィンドウなどが表示されます。レポートウィンドウの設定については,「5.1.4 レポートの時間枠の設定」を参照してください。
    サマリエリア ナビゲーションエリアのツリーで選択したリソースの一時点(レポートウィンドウで設定した期間の最終時点)での容量データ,構成データがテーブルに表示されます。なお,サブリソースがあった場合に表示されるデータは,そのサブリソースのデータも含めた集計値となります。リソースの概要を知りたい場合に有効です。
    インフォメーションエリア(Dashboard) ナビゲーションエリアのツリーで選択したリソースの性能データ,容量データが履歴チャートレポートとして表示されます。
    履歴チャートレポートには,次の2種類のチャートが表示されます。
    • システムで定義済みの履歴チャート
      過去6か月間のデータが月単位で表示されます。
    • ユーザーが定義した履歴チャート
      レポートウィンドウで設定した時間範囲,表示単位で表示されます。
    このエリアへのデータの表示については「5.2.3 履歴チャートレポートの管理」を参照してください。
    なお,ここに表示されるのは,各チャートのサムネイルです。各チャートを選択すると,新規画面にチャートがフルサイズ表示されます。
    インフォメーションエリア(Correlation View) ナビゲーションエリアで選択しているリソースの詳細情報やそのリソースに関連するリソースの構成データ,容量データが表示されます。
    例えば,ナビゲーションエリアでStorage Systemsが選択されている場合は,Ports,Parity Groups,LDEVsなどに関する情報が表示されます(各情報はタブで切り替えます)。
    また,ここに表示されるリソースのデータを,新規画面にレポートとして表示することもできます。
    注意:Port,Parity Group,LDEVなど,数が50を超えるおそれのあるリソースは,初期状態ではナビゲーションエリアのツリーに表示されません。これらは,ナビゲーションエリアでPorts,Parity Groups,LDEVsなど,上位の階層を選択したあと,インフォメーションエリア(Correlation View)に表示される該当リソースを選択することで,ナビゲーションエリアのツリーに表示されるようになります。

[メインレポート]画面では,ユーザーの目的に合わせて次の表に示す操作ができます。

注意
[メインレポート]画面にレポート表示されているリソースの種類によって,表示される操作項目は異なります。

表5-6 ユーザーの目的とそれに対応する操作

目的 操作
現在表示しているリソースの,異なる時刻,期間のときの状態をレポート表示したい。 タイトルエリアのドロップダウンリストから適用するレポートウィンドウの名前を選択し,[適用]ボタンをクリックします。ドロップダウンリストに表示されるレポートウィンドウの新規作成,変更については,「5.1.4 レポートの時間枠の設定」を参照してください。
リソースの性能データ,容量データの過去のトレンドを知りたい。 アプリケーションバーエリアの[履歴レポート]ボタンをクリックします。詳細は,「5.2.5 履歴レポートの表示」を参照してください。
リソースの性能データ,容量データの将来のトレンドを知りたい。 アプリケーションバーエリアの[予測レポート]ボタンをクリックします。詳細は,「5.2.6 予測レポートの表示」を参照してください。
異なる期間での性能データのトレンドを比較したい。またはリソースと関連リソースの性能データのトレンドを比較したい。 アプリケーションバーエリアの[関連リソースレポート]ボタンをクリックします。詳細は,「5.2.7 関連リソースレポートの表示」を参照してください。
リソースに関する容量データ,性能データの詳細なトレンドを知りたい。 アプリケーションバーエリアの[Performance Reporter]ボタンをクリックします。詳細は,「4.7 Performance Reporterの起動」を参照してください。
性能データ,容量データの履歴チャートを表示したい。 インフォメーションエリアの[Dashboard]タブを選択し,表示されたチャートをクリックします。または,[Dashboard]タブで[開く]ボタンをクリックします。詳細は,「5.2.4 履歴チャートレポートの表示」を参照してください。
表示される関連リソースの情報をフィルタリングしたい。 フィルタリングしたい関連リソースを表示した状態で[フィルター]ボタンをクリックします。[メインレポート - フィルター]画面が表示されます。[フィルター - <リソース名>]画面で表示条件を指定したあと,[OK]ボタンをクリックしてください。

注意
フィルタリングの条件指定で,「一致(=)」または「不一致(<>)」を指定して抽出されなかった場合は,範囲指定条件(<,>,>=,<=)を使用してフィルタリングしてください。
フィルタリングされた関連リソースの情報を再表示したい。 フィルタリングされた関連リソースを表示した状態で[フィルター解除]ボタンをクリックします。
関連リソースの性能サマリを表示したい。 [性能サマリ表示]ボタンをクリックします。詳細は,「5.2.8 性能サマリレポートの表示」を参照してください。
関連リソースの性能データ,容量データの過去のトレンドを知りたい。 過去のトレンドを知りたい関連リソースのチェックボックスをオンにして[履歴レポート]ボタンをクリックします。詳細は,「5.2.5 履歴レポートの表示」を参照してください。

注意
フィルタリング機能やソート機能を使用するとき,Tuning Manager serverでは一部の項目について処理できるデータ量に上限を設けています。
  • フィルタリング機能での上限有無の判別:[フィルター - <リソース名>]画面で指定する属性名の末尾に(#)が付くものが上限のある項目です。
  • ソート機能での上限有無の判別:項目にカーソルを合わせたときに表示されるツールチップで,「項目名(#)」となっているものが上限のある項目です。
フィルタリング機能,ソート機能を使用したときには次のように処理が実行されます。

フィルタリング機能を使用したときの処理
フィルター条件またはソート条件に上限のある項目を使用していた場合,フィルタリングを実行すると,フィルター前のデータが1,000件を超えているとき,画面にエラーメッセージを表示します。
対処としては,上限のある項目をフィルター条件から取り除き,上限のない項目だけで絞り込まれる件数が1,000件以下となるよう,上限のない項目のフィルター条件を調整してください。その後,取り除いた上限のある項目をフィルター条件に追加して,フィルタリングを再実行してください。

ソート機能を使用したときの処理
上限のある項目をキーにソート機能を使用した場合,ソート前のデータが1,000件を超えていると,画面にエラーメッセージを表示します。

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