Tuning Manager Software ユーザーズガイド

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5.2.6 予測レポートの表示

予測レポートは,性能データ,容量データの推移を,蓄積された過去データを基に将来予測するためのものです。予測レポートを表示する方法には次の2つがあります。

ここでは,[予測レポート - <リソース名>]画面を使用した,予測レポートの表示手順について説明します。

  1. [予測レポート - <リソース名>]画面を表示します。
  2. [予測レポート - <リソース名>]画面で予測レポートの表示条件を設定します。
    • [レポートウィンドウの選択]
      ドロップダウンリストからユーザーの目的に沿う条件(将来予測の基となる過去データの対象期間,表示単位)が定義されたレポートウィンドウを選択します。
      メインレポートを起点に[予測レポート - <リソース名>]画面を表示した場合,呼び出し元のレポートに適用されているレポートウィンドウの設定値がデフォルト値として仮定されます。履歴チャートレポートを起点として[予測レポート - <リソース名>]画面を表示した場合,この画面に適用されるレポートウィンドウは,登録時のユーザー定義に依存します。
    • [属性グループの選択]
      ドロップダウンリストからユーザーの目的に沿う属性グループを選択します。
      なお,属性グループの後ろに付く(数字)は,その属性グループに属する属性の数を表しています。
    • [属性の選択]
      ドロップダウンリストからユーザーの目的に沿う属性を選択します。
    • [予測レコード数]
      予測データとして示す測定値の数を1から99の範囲で指定します(デフォルトは2)。
      注意
      適切な履歴サンプルを抽出することで正確な値を予測できます。Tuning Manager serverでは,参考値として利用する履歴データに最低3つの測定値が含まれるようにしてください。例えば,時間間隔が「時」の履歴データを利用する場合,データ収集の対象期間が3時間以上に設定されたレポートウィンドウを使用してください。また,できる限り正確な結果を得るには,測定値が多く含まれるよう設定されたレポートウィンドウを使用してください。履歴データの測定値の数と予測データの測定値の数は,少なくとも4:1に維持することをお勧めします(例:予測データの測定値を2つとする場合,履歴データに少なくとも8つの測定値が含まれるようにしてください)。
    • [予測精度]
      予測精度をドロップダウンリストから選択します。選択できる値は0.9,0.95,0.99,0.999,0.9999,0.99999のどれかです(デフォルトは0.95)。
      予測精度を高めた場合,予測値に対するマージンの幅(上限,下限)が大きくなります。予測値に対してそのマージン分をより正確に知りたい場合にはより高い値を選択してください。
  3. [適用]ボタンをクリックします。手順2で設定した表示条件に基づき,予測レポートが[予測レポート - <リソース名>]画面の画面下部に表示されます。
  4. 履歴チャートレポートとして保存したい場合,[保存]ボタンをクリックします。
    [チャートの追加]画面が表示されます。以後の詳細は「5.2.3 履歴チャートレポートの管理」を参照してください。

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