Tuning Manager Software ユーザーズガイド
履歴レポートや予測レポートは,お気に入りとして呼び出し元のメインレポートに関連づけて保存できます。この保存された履歴レポートや予測レポートを履歴チャートと呼びます。履歴チャートは,ユーザー単位で管理でき,メインレポートへの表示・非表示設定,また,ほかのユーザーとの共有・非共有設定ができます。
表示設定をした履歴チャートは,[メインレポート]画面のインフォメーションエリアの[Dashboard]タブにサムネイル表示されます。このサムネイル表示されるレポートを総称して履歴チャートレポートと呼びます。
ここでは履歴チャートレポートの設定手順について説明します。
- 注意
- ユーザーは,1つのメインレポートにつき最大で20,履歴チャートを表示できます。
この20には,デフォルトで表示される,システムで定義された履歴チャートも含みます。
なお,20を超えて履歴チャートを登録した場合,超えた分の履歴チャートは非表示で登録されます。- 非表示で登録された履歴チャートを表示するには[Custom Charts List Config]ダイアログで設定を変更する必要があります。
[Custom Charts List Config]ダイアログは,[Dashboard]タブの[編集]ボタンをクリックして表示される[編集 - <リソース名>の保存チャート]画面の総称です。- システムで定義されている履歴チャートレポートはインフォメーションエリアの[Dashboard]タブから削除できません。
- 登録できる履歴チャートの数はシステム全体で10,000です。
- この項の構成
- (1) 履歴チャートの追加
- (2) 履歴チャートの編集
- (3) ほかのユーザーへの履歴チャートの公開(共有)設定
- (4) インフォメーションエリアの[Dashboard]タブへの履歴チャートの表示・非表示設定
- (5) 履歴チャートの削除
履歴チャートの追加手順について説明します。
- [メインレポート]画面を表示します。詳細は「5.2.1 Main Consoleで表示するレポートの表示(メインレポートの表示)」を参照してください。
- 履歴レポートまたは予測レポートを表示します。詳細は「5.2.5 履歴レポートの表示」または「5.2.6 予測レポートの表示」を参照してください。
- [保存]ボタンをクリックします。[チャートの追加]画面が表示されます。
- [チャートの追加]画面でチャートを設定します。
- [名前]
履歴チャートの名前を1文字から100文字の範囲で入力します。- [詳細]
履歴チャートに対する詳細(コメント)を100文字以内で入力します。- [レポートウィンドウ]
チャート表示するデータの対象期間を次に示す2つのレポートウィンドウの定義から選択します。
レポートウィンドウを常に利用する:呼び出し元の[履歴レポート - <リソース名>]画面または[予測レポート - <リソース名>]画面に適用されているレポートウィンドウをそのまま適用する場合に選択します。
カレントレポートウィンドウに応じて変化させる:[メインレポート]画面に適用されるレポートウィンドウの設定に合わせて登録する履歴チャートの表示期間,表示単位を変えたい場合に選択します。- [このチャートを共有します]
ほかのユーザーとこのチャートを共有する場合,チェックボックスをオンにします。なお,いったん共有にすると,Admin権限ユーザーでないユーザーは,履歴チャートを追加したユーザーであっても編集や削除ができなくなります。- [OK]ボタンをクリックします。[メインレポート]画面のインフォメーションエリアの[Dashboard]タブに履歴チャートとしてサムネイル表示されます。
- 注意
- 履歴チャートレポートにレポートが何も登録されていない場合,「表示するデータが存在しません」と表示されます。
この操作は,ログインユーザーが削除できる履歴チャートに対してだけできます。履歴チャートの編集手順を次に示します。
- [メインレポート]画面のインフォメーションエリアの[Dashboard]タブを選択します。
- [Dashboard]タブで[編集]ボタンをクリックします。[編集 - <リソース名>の保存チャート]画面が表示されます。
- 編集アイコンをクリックします。[編集 - <チャート名>]画面が表示されます。
- [編集 - <チャート名>]画面でチャートを設定します。
- [名前]
履歴チャートの名前を1文字から100文字の範囲で入力します。- [詳細]
履歴チャートに対する詳細(コメント)を100文字以内で入力します。- [レポートウィンドウ]
チャート表示するデータの対象期間を次に示す2つのレポートウィンドウの定義から選択します。
カレントレポートウィンドウ(現在のレポートウィンドウ)を常に利用する:選択したチャートに適用されているレポートウィンドウの設定を適用する場合に選択します。
カレントレポートウィンドウに応じて変化させる:[メインレポート]画面に適用されるレポートウィンドウの設定に合わせて登録する履歴チャートの表示期間,表示単位を変えたい場合に選択します。- [このチャートを共有します]
ほかのユーザーとチャートを共有する設定にしていた場合は,この項目は表示されません。ほかのユーザーとこのチャートを共有する場合,チェックボックスをオンにします。なお,いったん共有にすると,Admin権限ユーザーでないユーザーは,履歴チャートを追加したユーザーであっても編集,削除ができなくなります。- [既存のレポート定義を上書きします]
チャート定義を上書きする場合,チェックボックスをオンにします。- [OK]ボタンをクリックします。[メインレポート]画面のインフォメーションエリアの[Dashboard]タブに履歴チャートとしてサムネイル表示されます。
- 注意
- [レポートウィンドウ]で「カレントレポートウィンドウに応じて変化させる」を適用したチャートで,特定のレポートウィンドウを常に使用するように設定を変更したい場合には,次の手順を実施してください。
- [Dashboard]タブで特定のレポートウィンドウを常に使用したいチャートを表示します。
- 表示されたチャートの[レポートウィンドウの選択]で適用したい特定のレポートウィンドウを選択します。
- [適用]ボタンをクリックします。
- [保存]ボタンをクリックします。
- 「(2) 履歴チャートの編集」の手順4以降を実施してください。
「(1) 履歴チャートの追加」「(2) 履歴チャートの編集」の操作で,履歴チャートをほかのユーザーと共有しない設定にした履歴チャートは,次に示す手順で簡単に共有できるようになります。
- 注意
- いったん共有にすると,Admin権限ユーザーでないユーザーは,例え履歴チャートレポートを追加したユーザーであっても編集,削除ができなくなります。
- [メインレポート]画面を表示します。詳細は「5.2.1 Main Consoleで表示するレポートの表示(メインレポートの表示)」を参照してください。
- [メインレポート]画面のインフォメーションエリアの[Dashboard]タブを選択します。
- [Dashboard]タブで[編集]ボタンをクリックします。[編集 - <リソース名>の保存チャート]画面が表示されます。
- ほかのユーザーと共有する場合,該当の履歴チャートの公開アイコンをクリックします。
- 確認ダイアログが表示されるため,[OK]ボタンをクリックします。
(4) インフォメーションエリアの[Dashboard]タブへの履歴チャートの表示・非表示設定
履歴チャートをインフォメーションエリアの[Dashboard]タブに表示するかしないかは,ユーザー単位で設定できます。設定手順を次に示します。
- [メインレポート]画面を表示します。詳細は「5.2.1 Main Consoleで表示するレポートの表示(メインレポートの表示)」を参照してください。
- [メインレポート]画面のインフォメーションエリアの[Dashboard]タブを選択します。
- [Dashboard]タブで[編集]ボタンをクリックします。[編集 - <リソース名>の保存チャート]画面が表示されます。
- インフォメーションエリアの[Dashboard]タブに表示する履歴チャートを追加する場合,該当する履歴チャートのチェックボックスをオンにして[表示]ボタンをクリックします。
- インフォメーションエリアの[Dashboard]タブに表示する履歴チャートを減らす場合,該当する履歴チャートのチェックボックスをオンにして[非表示]ボタンをクリックします。
履歴チャートは,次に示すタイミングで削除されます。
- ユーザーがGUI操作で履歴チャートを削除したとき。
- リソースをTuning Manager serverの監視対象から外したとき。この場合,そのリソースにリンクしている履歴チャートはすべて削除されます。
- ユーザーアカウントがTuning Manager serverから削除されたとき。この場合,そのユーザーが作成した履歴チャートのうち,公開(共有)設定にしていない履歴チャートだけが削除されます。
ここでは,GUI操作で履歴チャートを削除する方法について説明します。なお,この操作は,ほかのユーザーと共有していない履歴チャートに対してだけ行えます。履歴チャートの削除手順を次に示します。
- [メインレポート]画面を表示します。詳細は「5.2.1 Main Consoleで表示するレポートの表示(メインレポートの表示)」を参照してください。
- [メインレポート]画面のインフォメーションエリアの[Dashboard]タブを選択します。
- [Dashboard]タブで[編集]ボタンをクリックします。[編集 - <リソース名>の保存チャート]画面が表示されます。
- 削除する履歴チャートの削除アイコンをクリックします。
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