Tuning Manager Software ユーザーズガイド

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5.2.3 履歴チャートレポートの管理

履歴レポートや予測レポートは,お気に入りとして呼び出し元のメインレポートに関連づけて保存できます。この保存された履歴レポートや予測レポートを履歴チャートと呼びます。履歴チャートは,ユーザー単位で管理でき,メインレポートへの表示・非表示設定,また,ほかのユーザーとの共有・非共有設定ができます。

表示設定をした履歴チャートは,[メインレポート]画面のインフォメーションエリアの[Dashboard]タブにサムネイル表示されます。このサムネイル表示されるレポートを総称して履歴チャートレポートと呼びます。

ここでは履歴チャートレポートの設定手順について説明します。

注意
  • ユーザーは,1つのメインレポートにつき最大で20,履歴チャートを表示できます。
    この20には,デフォルトで表示される,システムで定義された履歴チャートも含みます。
    なお,20を超えて履歴チャートを登録した場合,超えた分の履歴チャートは非表示で登録されます。
  • 非表示で登録された履歴チャートを表示するには[Custom Charts List Config]ダイアログで設定を変更する必要があります。
    [Custom Charts List Config]ダイアログは,[Dashboard]タブの[編集]ボタンをクリックして表示される[編集 - <リソース名>の保存チャート]画面の総称です。
  • システムで定義されている履歴チャートレポートはインフォメーションエリアの[Dashboard]タブから削除できません。
  • 登録できる履歴チャートの数はシステム全体で10,000です。
この項の構成
(1) 履歴チャートの追加
(2) 履歴チャートの編集
(3) ほかのユーザーへの履歴チャートの公開(共有)設定
(4) インフォメーションエリアの[Dashboard]タブへの履歴チャートの表示・非表示設定
(5) 履歴チャートの削除

(1) 履歴チャートの追加

履歴チャートの追加手順について説明します。

  1. [メインレポート]画面を表示します。詳細は「5.2.1 Main Consoleで表示するレポートの表示(メインレポートの表示)」を参照してください。
  2. 履歴レポートまたは予測レポートを表示します。詳細は「5.2.5 履歴レポートの表示」または「5.2.6 予測レポートの表示」を参照してください。
  3. [保存]ボタンをクリックします。[チャートの追加]画面が表示されます。
  4. [チャートの追加]画面でチャートを設定します。
    • [名前]
      履歴チャートの名前を1文字から100文字の範囲で入力します。
    • [詳細]
      履歴チャートに対する詳細(コメント)を100文字以内で入力します。
    • [レポートウィンドウ]
      チャート表示するデータの対象期間を次に示す2つのレポートウィンドウの定義から選択します。
      レポートウィンドウを常に利用する:呼び出し元の[履歴レポート - <リソース名>]画面または[予測レポート - <リソース名>]画面に適用されているレポートウィンドウをそのまま適用する場合に選択します。
      カレントレポートウィンドウに応じて変化させる:[メインレポート]画面に適用されるレポートウィンドウの設定に合わせて登録する履歴チャートの表示期間,表示単位を変えたい場合に選択します。
    • [このチャートを共有します]
      ほかのユーザーとこのチャートを共有する場合,チェックボックスをオンにします。なお,いったん共有にすると,Admin権限ユーザーでないユーザーは,履歴チャートを追加したユーザーであっても編集や削除ができなくなります。
  5. [OK]ボタンをクリックします。[メインレポート]画面のインフォメーションエリアの[Dashboard]タブに履歴チャートとしてサムネイル表示されます。

注意
履歴チャートレポートにレポートが何も登録されていない場合,「表示するデータが存在しません」と表示されます。

(2) 履歴チャートの編集

この操作は,ログインユーザーが削除できる履歴チャートに対してだけできます。履歴チャートの編集手順を次に示します。

  1. [メインレポート]画面のインフォメーションエリアの[Dashboard]タブを選択します。
  2. [Dashboard]タブで[編集]ボタンをクリックします。[編集 - <リソース名>の保存チャート]画面が表示されます。
  3. 編集アイコンをクリックします。[編集 - <チャート名>]画面が表示されます。
  4. [編集 - <チャート名>]画面でチャートを設定します。
    • [名前]
      履歴チャートの名前を1文字から100文字の範囲で入力します。
    • [詳細]
      履歴チャートに対する詳細(コメント)を100文字以内で入力します。
    • [レポートウィンドウ]
      チャート表示するデータの対象期間を次に示す2つのレポートウィンドウの定義から選択します。
      カレントレポートウィンドウ(現在のレポートウィンドウ)を常に利用する:選択したチャートに適用されているレポートウィンドウの設定を適用する場合に選択します。
      カレントレポートウィンドウに応じて変化させる:[メインレポート]画面に適用されるレポートウィンドウの設定に合わせて登録する履歴チャートの表示期間,表示単位を変えたい場合に選択します。
    • [このチャートを共有します]
      ほかのユーザーとチャートを共有する設定にしていた場合は,この項目は表示されません。ほかのユーザーとこのチャートを共有する場合,チェックボックスをオンにします。なお,いったん共有にすると,Admin権限ユーザーでないユーザーは,履歴チャートを追加したユーザーであっても編集,削除ができなくなります。
    • [既存のレポート定義を上書きします]
      チャート定義を上書きする場合,チェックボックスをオンにします。
  5. [OK]ボタンをクリックします。[メインレポート]画面のインフォメーションエリアの[Dashboard]タブに履歴チャートとしてサムネイル表示されます。

注意
[レポートウィンドウ]で「カレントレポートウィンドウに応じて変化させる」を適用したチャートで,特定のレポートウィンドウを常に使用するように設定を変更したい場合には,次の手順を実施してください。

  1. [Dashboard]タブで特定のレポートウィンドウを常に使用したいチャートを表示します。
  2. 表示されたチャートの[レポートウィンドウの選択]で適用したい特定のレポートウィンドウを選択します。
  3. [適用]ボタンをクリックします。
  4. [保存]ボタンをクリックします。
  5. (2) 履歴チャートの編集」の手順4以降を実施してください。

(3) ほかのユーザーへの履歴チャートの公開(共有)設定

(1) 履歴チャートの追加」「(2) 履歴チャートの編集」の操作で,履歴チャートをほかのユーザーと共有しない設定にした履歴チャートは,次に示す手順で簡単に共有できるようになります。

注意
いったん共有にすると,Admin権限ユーザーでないユーザーは,例え履歴チャートレポートを追加したユーザーであっても編集,削除ができなくなります。

  1. [メインレポート]画面を表示します。詳細は「5.2.1 Main Consoleで表示するレポートの表示(メインレポートの表示)」を参照してください。
  2. [メインレポート]画面のインフォメーションエリアの[Dashboard]タブを選択します。
  3. [Dashboard]タブで[編集]ボタンをクリックします。[編集 - <リソース名>の保存チャート]画面が表示されます。
  4. ほかのユーザーと共有する場合,該当の履歴チャートの公開アイコンをクリックします。
  5. 確認ダイアログが表示されるため,[OK]ボタンをクリックします。

(4) インフォメーションエリアの[Dashboard]タブへの履歴チャートの表示・非表示設定

履歴チャートをインフォメーションエリアの[Dashboard]タブに表示するかしないかは,ユーザー単位で設定できます。設定手順を次に示します。

  1. [メインレポート]画面を表示します。詳細は「5.2.1 Main Consoleで表示するレポートの表示(メインレポートの表示)」を参照してください。
  2. [メインレポート]画面のインフォメーションエリアの[Dashboard]タブを選択します。
  3. [Dashboard]タブで[編集]ボタンをクリックします。[編集 - <リソース名>の保存チャート]画面が表示されます。
  4. インフォメーションエリアの[Dashboard]タブに表示する履歴チャートを追加する場合,該当する履歴チャートのチェックボックスをオンにして[表示]ボタンをクリックします。
  5. インフォメーションエリアの[Dashboard]タブに表示する履歴チャートを減らす場合,該当する履歴チャートのチェックボックスをオンにして[非表示]ボタンをクリックします。

(5) 履歴チャートの削除

履歴チャートは,次に示すタイミングで削除されます。

ここでは,GUI操作で履歴チャートを削除する方法について説明します。なお,この操作は,ほかのユーザーと共有していない履歴チャートに対してだけ行えます。履歴チャートの削除手順を次に示します。

  1. [メインレポート]画面を表示します。詳細は「5.2.1 Main Consoleで表示するレポートの表示(メインレポートの表示)」を参照してください。
  2. [メインレポート]画面のインフォメーションエリアの[Dashboard]タブを選択します。
  3. [Dashboard]タブで[編集]ボタンをクリックします。[編集 - <リソース名>の保存チャート]画面が表示されます。
  4. 削除する履歴チャートの削除アイコンをクリックします。

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