Hitachi Command Suite Software システム構成ガイド(Web Version)

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2.1.2 Hitachi Command Suite共通コンポーネントで使用されるポートの変更

Hitachi Command Suite製品のインストール後に,Hitachi Command Suite共通コンポーネントで使用されるポートを変更する場合は,Hitachi Command Suite共通コンポーネントの設定ファイルを編集する必要があります。

Hitachi Command Suite共通コンポーネントで使用されるポートを変更するには:

  1. Hitachi Command Suite製品のサービスを停止します。
  2. Hitachi Command Suite共通コンポーネントの設定ファイルを編集して,ポート番号の設定を変更します。
  3. Hitachi Command Suite製品のサービスを起動します。
  4. 次のポート番号を変更した場合には,管理サーバにインストールされている全Hitachi Command Suite製品のURLを変更する必要があります。
    • 23015/tcp(HBase Storage Mgmt Web Serviceへのアクセスに使用)
      非SSLで管理サーバと管理クライアント間の通信を行うときには,URLを変更する必要があります。
    • 23016/tcp(SSL対応のHBase Storage Mgmt Web Serviceへのアクセスに使用)
      SSLで管理サーバと管理クライアント間の通信を行うときには,URLを変更する必要があります。
    なお,ファイアウォールが設置されている場合など,管理サーバと管理クライアントとの間のネットワーク環境によっては,URLの変更が不要なこともあります。

表2-7 Hitachi Command Suite共通コンポーネントのポート番号設定ファイル

デフォルトのポート番号 設定ファイル 変更場所
23015/tcp

Windowsの場合:
Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールフォルダ\httpsd\conf\httpsd.conf

SolarisまたはLinuxの場合:
Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールディレクトリ/httpsd/conf/httpsd.conf
Listen

Windowsの場合:
Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールフォルダ\conf\hsso.conf

SolarisまたはLinuxの場合:
Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールディレクトリ/conf/hsso.conf
hsso.hostport
23016/tcp

Windowsの場合:
Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールフォルダ\httpsd\conf\httpsd.conf

SolarisまたはLinuxの場合:
Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールディレクトリ/httpsd/conf/httpsd.conf
  • VirtualHostホスト名:ポート
  • Listen※1
23017/tcp

Windowsの場合:
Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールフォルダ\CC\web\redirector\workers.properties

SolarisまたはLinuxの場合:
Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールディレクトリ/CC/web/redirector/workers.properties
worker.worker1.port

Windowsの場合:
Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールフォルダ\CC\web\containers\HiCommand\usrconf\usrconf.properties

SolarisまたはLinuxの場合:
Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールディレクトリ/CC/web/containers/HiCommand/usrconf/usrconf.properties
webserver.connector.ajp13.port
23018/tcp

Windowsの場合:
Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールフォルダ\CC\web\containers\HiCommand\usrconf\usrconf.properties

SolarisまたはLinuxの場合:
Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールディレクトリ/CC/web/containers/HiCommand/usrconf/usrconf.properties
webserver.shutdown.port
23025/tcp

Windowsの場合:
Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールフォルダ\CC\web\redirector\workers.properties

SolarisまたはLinuxの場合:
Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールディレクトリ/CC/web/redirector/workers.properties
worker.worker5.port

Windowsの場合:
Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールフォルダ\CC\web\containers\DeviceManagerWebService\usrconf\usrconf.properties

SolarisまたはLinuxの場合:
Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールディレクトリ/CC/web/containers/DeviceManagerWebService/usrconf/usrconf.properties
webserver.connector.ajp13.port
23026/tcp

Windowsの場合:
Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールフォルダ\CC\web\containers\DeviceManagerWebService\usrconf\usrconf.properties

SolarisまたはLinuxの場合:
Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールディレクトリ/CC/web/containers/DeviceManagerWebService/usrconf/usrconf.properties
webserver.shutdown.port
23031/tcp※2 Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールフォルダ\httpsd\conf\hsso_httpsd.conf Listen 127.0.0.1:ポート番号
23032/tcp

Windowsの場合:
Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールフォルダ\HDB\CONF\emb\HiRDB.ini

SolarisまたはLinuxの場合:
Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールディレクトリ/HDB/conf/emb/HiRDB.ini
PDNAMEPORT

Windowsの場合:
Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールフォルダ\HDB\CONF\pdsys

SolarisまたはLinuxの場合:
Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールディレクトリ/HDB/conf/pdsys
pd_name_port

Windowsの場合:
Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールフォルダ\database\work\def_pdsys

SolarisまたはLinuxの場合:
Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールディレクトリ/database/work/def_pdsys
pd_name_port

注※1
HBase Storage Mgmt Web ServiceへのアクセスでSSLを有効にする場合でも,Listen 23015行を削除したり,コメント行にしたりしないでください。

注※2
このポートは,管理サーバのOSがWindowsの場合にだけ使用されます。
重要
Hitachi Command Suite共通コンポーネントのポート番号を変更した場合,運用環境によっては次の設定も見直す必要があります。
  • 管理クライアント(GUI)でInternet Explorer 6を使用している場合(23015/tcpおよび23016/tcp)
    ポップアップブロックの設定を変更する必要があります。
  • Element Managerを使用して,Hitachi AMS/WMSまたはSANRISE9500Vを操作する場合(23015/tcpおよび23016/tcp)
    launchapptoolを使用して,Storage Navigator Modular 2のURLを変更する必要があります。
  • Tuning Managerから性能情報を取得している場合(23015/tcpおよび23016/tcp)
    同一マシンにTuning Managerサーバがインストールされているときは,htnm.server.n.portプロパティの設定を見直してください。
  • Plug-in for Virtualization Server Provisioningを使用している場合(23015/tcpおよび23016/tcp)
    Plug-in for Virtualization Server Provisioningの設定を変更する必要があります。
  • JP1/IMと連携している場合(23015/tcpおよび23016/tcp)
    JP1/IMの統合機能メニュー画面から,シングルサインオン機能を使用してHitachi Command Suite製品のGUIを呼び出せるように設定している場合は,JP1/IM - Viewの構成定義ファイルを変更する必要があります。
  • Hitachi Virtual File Platformを管理対象ホストとしてDevice Managerに登録している場合
    Device Managerサーバにファイルサーバの構成情報を通知する必要があります。
    Hitachi File Services Managerの[HDvM 設定編集]ダイアログの[リフレッシュ時に通知する]チェックボックスで[はい]を選択して[OK]ボタンをクリックし,[Processing Node]ウィンドウの[Processing Node 更新]ボタンをクリックしてください。
  • Sun Clusterを使用して管理サーバをクラスタ構成にしている場合(23015/tcp~23017/tcp,23025/tcp,23032/tcp)
    クラスタリソースの登録情報を更新する必要があります。

関連項目

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