Hitachi Command Suite Software システム構成ガイド(Web Version)
Device Managerサーバのプロパティファイルには,Device Managerの構成情報に関するプロパティファイルやデータベースに関するプロパティファイルなどがあります。
Device Managerサーバのプロパティファイルを次の表に示します。
表A-1 Device Managerサーバのプロパティファイル
プロパティファイル 説明 server.propertiesファイル Device Managerサーバの構成情報に関するプロパティファイルです。
- 警告:
- 専門知識のある方以外は,これらの属性を最適化する操作は実行しないでください。僅かな変更でもDevice Managerサーバのパフォーマンスに重大な影響が出るおそれがあります。
database.propertiesファイル Device Managerのデータベースに関するプロパティファイルです。
- 警告:
- 専門知識のある方以外は,これらの属性を最適化する操作は実行しないでください。僅かな変更でもDevice Managerサーバのパフォーマンスに重大な影響が出るおそれがあります。
logger.propertiesファイル Device Managerのログ出力に関するプロパティファイルです。 dispatcher.propertiesファイル Device Managerのスレッドに関するプロパティファイルです。 mime.propertiesファイル Device ManagerのMIME(Multipurpose Internet Mail Extensions)に関するプロパティファイルです。 client.propertiesファイル Device ManagerのGUIに関するプロパティファイルです。 customizedsnmptrap.propertiesファイル Device ManagerのSNMPトラップのログ出力に関するプロパティファイルです。 launchapp.propertiesファイル Device Managerからラウンチするアプリケーションに関するプロパティファイルです。 host.propertiesファイル ホストとの通信に関するプロパティファイルです。 hostdatacollectors.propertiesファイル Host Data Collectorとの連携に関するプロパティファイルです。 migration.propertiesファイル マイグレーションに関するプロパティファイルです。 tuningmanager.propertiesファイル Tuning Managerとの連携に関するプロパティファイルです。 replication.propertiesファイル Universal Replicatorの性能分析に関するプロパティファイルです。 rpmlib.propertiesファイル Replication Managerとの連携に関するプロパティファイルです。
- jserver.propertiesファイル
- cimxmlcpa.propertiesファイル
- cimxmlscpa.propertiesファイル
CIM/WBEM機能に関するプロパティファイルです。
注意
- 通常,Device Managerサーバのプロパティファイルの設定値は特に変更する必要はありません。
値を変更すると,サーバの故障や不具合の原因となることがあるので,十分に注意してください。結果の予測に必要な専門知識がないユーザーは,値を変更しないでください。- デフォルト値は新規インストールした際に設定される値です。
- 上書きインストールまたはアップグレードインストールした場合,Device Managerサーバのプロパティファイルの設定値は,インストール前の値が引き継がれます。
- この節の構成
- A.1.1 Device Managerサーバのプロパティの変更
- A.1.2 Device Managerサーバのプロパティファイルの記述規則
A.1.1 Device Managerサーバのプロパティの変更
Device Managerサーバのプロパティファイルは,テキストエディターを使用して編集します。
- Administrator 権限(Windowsの場合)またはroot(SolarisまたはLinuxの場合)でのログイン
Device Managerサーバのプロパティを変更するには:
- Hitachi Command Suite製品のサービスを停止します。
- テキストエディターで,Device Managerサーバのプロパティファイルに適切な値を設定します。
- Hitachi Command Suite製品のサービスを起動します。
A.1.2 Device Managerサーバのプロパティファイルの記述規則
プロパティファイルは,Javaプロパティファイル形式です。
プロパティファイルは,次の記述規則に従って作成されている必要があります。
- 各プロパティは,foo.bar=12345のように,「=」で区切られた名前と値の対で指定します。
- 個々のプロパティは,行区切り文字(改行)で区切ります。
- 行頭に番号記号(#)がある場合,その行は注釈行になります。
- リテラル(文字列または数値)を引用符で囲む必要はありません。
- 円記号(\)はエスケープ文字を表す予約文字になります。Windowsでは,絶対パス名を表すときに円記号(\)を含むので,「\\」と指定する必要があります。
例えば,ファイルパス名C:\HiCommand\docroot\foo.barは,C:\\HiCommand\\docroot\\foo.barと入力します。プロパティの指定では,そのほかの文字にはエスケープ文字「\」を付ける必要はありません。- プロパティファイル内に同じプロパティ名で複数の設定がされている場合,ファイルの最後に設定したプロパティの値が有効になります。
- 行末に円記号(\)がある場合,次の行は継続行になります。
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