Hitachi

インメモリデータグリッド Hitachi Elastic Application Data Store ユーザーズガイド


11.6.1 データのバックアップを取得する手順(メモリ上のキャッシュだけを使用する場合)

メモリ上のキャッシュだけを使用する場合に,データのバックアップを取得する手順について説明します。

〈この項の構成〉

(1) クラスタを閉塞状態にする

eztool closeコマンドを実行して,クラスタを閉塞状態にします。

eztool close

コマンド実行例

[図データ]

(2) 閉塞していることを確認する

EADSサーバを閉塞後,eztool statusコマンドを実行して,クラスタの状態を確認します。

eztool status

コマンド実行例

[図データ]

閉塞している場合,State欄にclosedが表示されます。

(3) ファイルにデータを書き出す

eztool exportコマンドを実行して,ストアデータファイルにデータを書き出します。

eztool export

コマンド実行例

[図データ]

この例のように,ストアデータファイルキーを省略すると,コマンド実行日時がストアデータファイルキーとなります。

省略しない場合は,任意のストアデータファイルキーを指定します。

(4) ストアデータファイルを確認する

eztool listesd -vコマンドを実行し,取得したストアデータファイルの格納先を確認します。

eztool listesd -v

コマンド実行例

[図データ]

(5) クラスタの閉塞状態を解除する

eztool openコマンドを実行し,クラスタの閉塞状態を解除します。

eztool open

コマンド実行例

[図データ]

(6) 閉塞状態が解除できていることを確認する

eztool statusコマンドを実行して,全EADSサーバの閉塞状態が解除できていることを確認します。

eztool status

コマンド実行例

[図データ]

閉塞状態が解除できている場合,State欄にrunningが表示されます。