JP1/NETM/DM 運用ガイド1 (Windows(R)用)
クライアントは,システム監視をスムーズに利用するために,[システム監視]アイコン()を提供しています。[システム監視]アイコンは,タスクバーの通知領域に表示されるアイコンで,ローカルシステムビューアへのショートカットなど,システム監視に関係する操作すべてのインターフェースとして利用できます。
[システム監視]アイコンを表示させた場合,ユーザはアイコンの状態から,システム監視が動作しているかを確認できます。また,アイコンのグラフィックの変化によってアラートの発生を知ったり,アイコン操作によってローカルシステムビューアを表示し,アラートの内容を確認したりできます。
タスクバーの通知領域に表示された[システム監視]アイコンを,次の図に示します。これは,システム監視が開始されているときのグラフィックです。
図11-28 [システム監視]アイコン(システム監視中の場合)
このアイコンは,デフォルトでは表示されません。[システム監視]アイコンの表示方法と操作について,次に説明します。
[システム監視]アイコンを表示するには,セットアップおよびローカルシステムビューアで次の設定を実施してください。
これらの設定をすると,タスクバーの通知領域に[システム監視]アイコンが表示されます。ただし,次に示す場合は,[システム監視]アイコンは表示されません。
[システム監視]アイコンをダブルクリックする,または右クリックして表示されるメニューから[ローカルシステムビューア]メニューを選択すると,[ローカルシステムビューア]ウィンドウを表示できます。プログラムメニューから起動するよりも簡易な操作で,[ローカルシステムビューア]ウィンドウにアクセスできます。
[システム監視]アイコンのグラフィックから,システム監視が動作しているかどうかを常時確認できます。また,アラート通知時にアイコンのグラフィックが変化するため,アラートの発生をすぐに知ることができます。ポップアップメッセージによるアラート通知をしない場合でも,リアルタイムにアラートを認識できます。
アイコンのグラフィックの意味を次に示します。
:システム監視中
:システム監視中にアラート通知が発生
:システム監視の停止中
[システム監視の条件設定]ウィンドウでアラート発生時の処理を一つ以上設定した項目にアラートが発生すると,[システム監視]アイコンにが付き,アラート通知状態(
)に変化します。このとき,[システム監視]アイコンをダブルクリックしてローカルシステムビューアを表示すると,アラートの発生した項目の状態を確認できて便利です。ローカルシステムビューアでの確認内容については,「11.8.4(1) ローカルシステムビューアの[システム監視の状態]パネルに使用状況を表示する」を参照してください。
[ローカルシステムビューア]ウィンドウのメニューと同様に,[システム監視]アイコンのメニューからもシステム監視の動作をコントロールできます。
[システム監視]アイコンを右クリックして[システム監視の開始]メニューを選択すると,システム監視が開始し,アイコンがシステム監視中の状態()になります。また,[システム監視の停止]メニューを選択すると,システム監視が停止し,アイコンがシステム監視の停止中の状態(
)になります。
なお,システム監視の起動および停止には,Administrator権限が必要です。Administrator権限を持たない一般ユーザでログオンしている場合は,これらのメニューは選択できません。
[ローカルシステムビューア]ウィンドウのメニューと同様に,[システム監視]アイコンのメニューからも[システム監視の条件設定]ウィンドウを表示できます。[システム監視の条件設定]ウィンドウを表示するには,[システム監視]アイコンを右クリックし,[システム監視の条件設定]メニューを選択してください。
なお,[システム監視の条件設定]ウィンドウを表示するには,Administrator権限が必要です。Administrator権限を持たない一般ユーザとしてログオンした場合,[システム監視]アイコンを右クリックしても,[システム監視の条件設定]メニューは選択できません。
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