JP1/NETM/DM 運用ガイド1 (Windows(R)用)

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8.4.6 全あて先ジョブの実行状況の表示方法

全あて先を指定したジョブは,ジョブ名称の下位に「全あて先」と全あて先で指定した中継マネージャが表示されます。

図8-41 [ジョブ実行状況]ウィンドウ

[図データ]

「実行状態」に表示される中継マネージャのジョブ実行状態の意味は次のとおりです。

実行待ち
全あて先ジョブがマネージャから中継マネージャに転送されました。中継マネージャでは配下のクライアントへのジョブを作成中です。
実行中
中継マネージャが配下のクライアントに対してジョブを実行中です。
完了
中継マネージャが配下のすべてのクライアントに対してジョブを転送しました。

次に,中継マネージャが各クライアントへ実行したジョブの実行結果を表示する方法について説明します。

<この項の構成>
(1) クライアントごとの実行状況を表示する
(2) ジョブが実行されたクライアントの数を表示する
(3) 全あて先ジョブの実行状況を確認するときの注意事項

(1) クライアントごとの実行状況を表示する

クライアントごとの実行状況を表示するには,[ジョブ実行状況]ウィンドウで[表示]メニューの[ID・全あて先ジョブクライアント表示]のチェックをオンにしてください。

図8-42 [ジョブ実行状況]ウィンドウ(クライアントごとの実行状況を表示する)

[図データ]

中継マネージャのフォルダの下位に,中継マネージャがジョブを実行したクライアントが表示されます。このクライアントを選択すると,右枠にクライアントでのジョブの実行状況が表示されます。表示される実行状態の種類については,「8.4.3(3)(a) ジョブの実行状態の種類」を参照してください。

(2) ジョブが実行されたクライアントの数を表示する

中継マネージャから何台のクライアントに対してジョブが実行されたかを確認する方法について次に示します。

(a) 中継マネージャごとのジョブの実行状況を表示している場合

[ジョブ実行状況]ウィンドウで[表示]メニューの[ID・全あて先ジョブクライアント表示]のチェックがオフの場合は,中継マネージャごとの実行状況が表示されています。この場合は,次の方法でジョブが実行されたクライアントの台数を確認できます。

図8-43 [ジョブ実行状況]ウィンドウ(中継マネージャごとのジョブの実行状況を表示している場合)

[図データ]

  1. [ジョブ実行状況]ウィンドウで,ジョブの詳細をダブルクリックする(または[表示]−[ジョブの詳細情報の表示]を選択する)。
    [詳細情報]ダイアログボックスが表示されます。

    図8-44 [詳細情報]ダイアログボックス

    [図データ]

  2. [クライアント結果]ボタンをクリックする。
    [クライアント結果]ダイアログボックスが表示されます。

    図8-45 [クライアント結果]ダイアログボックス

    [図データ]

    ジョブの実行状態ごとに該当するクライアントの数が表示されます。「その他」は,実行結果が報告されていないクライアントの数です。
(b) クライアントごとの実行状況を表示している場合

[ジョブ実行状況]ウィンドウで[表示]メニューの[ID・全あて先ジョブクライアント表示]のチェックがオンの場合は,クライアントごとのジョブの実行状況が表示されています。左枠で「全あて先」を選択すると,右枠の「完了/エラー/拒否/総数」でジョブが実行されたクライアントの台数を確認できます。

図8-46 [ジョブ実行状況]ウィンドウ(クライアントごとの実行状況を表示している場合)

[図データ]

「[中継]:(完了/エラー/拒否/総数)」には,中継マネージャに実行結果が報告されたジョブの数が表示されます。

「(完了/エラー/拒否/総数)」には,クライアントへ実行したジョブの総数が表示されます。

(3) 全あて先ジョブの実行状況を確認するときの注意事項

配布管理システムでは,中継マネージャとクライアント間で通信エラーが発生したジョブの実行状況の表示はできません。