JP1/NETM/DM 運用ガイド1 (Windows(R)用)
WUAを使用して,適用済みパッチ情報および未適用パッチ情報を検出するためには,クライアントにWUAおよびWindows Installer 3.0をインストールし,WUA用のデータベースファイルを配布しておく必要があります。それぞれのファイルは,Microsoft社のホームページからダウンロードできます。
WUAおよびWindows Installer 3.0をクライアントにインストールするには,Microsoft社のホームページからダウンロードしたファイルをパッケージングしてリモートインストールします。
すでにクライアントにWUAおよびWindows Installer 3.0がインストールされている場合は,リモートインストールし直す必要はありません。クライアントにWUAおよびWindows Installer 3.0がインストールされているかどうかは,クライアントから取得したシステム情報の項目「Windows Update Agent」および「Windows Installer」の値から確認できます。「Windows Update Agent」の値が「N/A」以外であればWUA以降が使用できることを示します。ただし,WUA用のデータベースファイルとしてWsusscn2.cabをご使用になる場合,「Windows Update Agent」の値が「5.8.0.2469」以上である必要があります。
WUAをダウンロードできる,Microsoft社のホームページのURLを次に示します。なお,WUAは,クライアントのOSの種別によってリモートインストールするファイルが異なります。
http://support.microsoft.com/kb/946928/ja
http://support.microsoft.com/kb/926464/ja
次に,ダウンロードしたWUAおよびWindows Installer 3.0を,サイレントインストールを利用してリモートインストールする手順を示します。
図7-7 バッチファイルの作成例
作成したバッチファイルは,ダウンロードした実行ファイルと同じフォルダに格納してください。WUAおよびWindows Installer 3.0がインストールできたかどうかは,クライアントからシステム情報を取得して,システム情報の項目「Windows Update Agent」および「Windows Installer」の値から確認します。
WUA用のデータベースファイルは頻繁に更新されるため,パッチ情報の検出前に,最新のものをクライアントに配布してください。
WUA用最新データベースファイル「Wsusscn2.cab」は,Microsoft社のホームページからダウンロードできます。データベースファイルをダウンロードできる,Microsoft社のホームページのURLを次に示します。
http://support.microsoft.com/kb/926464/ja
このホームページ上の「マイクロソフト以外のソリューションを使用し,Wsusscan.cab ファイルとサポートされているWUA公開APIを使用している場合」から,データベースファイルをダウンロードしてください。
ダウンロードしたデータベースファイルは,パッケージングして,次のディレクトリに格納されるように配布してください。
クライアントのインストール先ディレクトリ\CLIENT\WUA
このディレクトリにインストールするには,パッケージング時に,[システム条件]パネルの「インストール先ディレクトリ」を次のように指定します。
このディレクトリにデータベースファイルがすでに格納されている場合は上書きしてください。
なお,WUA用のデータベースファイルは,JP1/NETM/DM Client - Delivery FeatureがインストールされていないJP1/NETM/DM Client - Baseへも配布できます。
データベースファイルが格納されていない場合は,WUAを使用した検出は実行されません。この場合に,検出先がMBSA 1.2.1を使用した検出の前提条件を満たしているときは,MBSA 1.2.1を使用した検出が実行されます。
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