JP1/NETM/DM 運用ガイド1 (Windows(R)用)
レジストリ情報を取得するときは,取得する情報をレジストリ取得項目に設定します。レジストリ取得項目は,ジョブの実行前に作成し,クライアントに配布する必要があります。
「システム情報の取得」ジョブを実行する前に,レジストリ取得項目を作成します。また,[レジストリ取得項目作成]ダイアログボックスで,作成したレジストリ取得項目の変更と削除ができます。
図3-5 [項目設定]ダイアログボックス
レジストリ取得項目を下位システムへ配布するには,次のダイアログボックス,またはウィンドウから実行できます。
[あて先],[システム構成]または[ディレクトリ情報]ウィンドウから実行する方法を次に示します。
配布管理システムを階層化したシステムで,中継マネージャを経由してレジストリ取得項目を配布するとき,レジストリ取得項目は,中継マネージャでマージされます。中継マネージャは,マネージャから配布されたレジストリ取得項目と中継マネージャが管理するレジストリ取得項目をマージし,下位システムへ転送します。
中継マネージャの管理者は,マネージャのレジストリ取得項目を中継マネージャでも管理する項目にしたり,マネージャだけが管理する項目にしたりできます。
中継マネージャは,マネージャから転送されたレジストリ取得項目をマージして,下位システムへ転送します。中継マネージャで取得したい項目のレジストリパスがマネージャで取得したい項目のレジストリパスと一致した場合,「共通管理項目」として一つの項目で管理します。また,マネージャだけが管理したい項目を「上位管理項目」,中継マネージャだけが管理したい項目を「自管理項目」として管理します。
「システム情報の取得」ジョブを実行すると,クライアントからすべての情報が通知されますが,マネージャへはマネージャで取得する項目だけが転送され,マネージャのリレーショナルデータベースに反映されます。マネージャは,マネージャが取得するレジストリ項目だけを確認できます。中継マネージャでは,中継マネージャで取得する項目,および共通管理項目が中継マネージャのデータベースに反映され,確認できます。
配布管理システムを階層化したシステムでのレジストリ情報の取得を次の図に示します。
図3-6 配布管理システムを階層化したシステムでのレジストリ情報の取得
マージされたレジストリ取得項目は,[レジストリ取得項目作成]ダイアログボックスで確認したり,属性を変更したりできます。
図3-7 [レジストリ取得項目作成]ダイアログボックス
レジストリ取得項目の属性は,次のように表示されます。
中継マネージャでは,上位管理項目を中継マネージャでも管理するようにしたり,管理しないようにしたり,属性を変更できます。属性を変更する方法を次に示します。
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