JP1/NETM/DM 運用ガイド1 (Windows(R)用)

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2.5.1 ハードディスクの空き容量などをチェックしてインストールする

リモートインストールの条件として,ハードディスクの空き容量や,実装メモリの状態を設定できます。

特に設定をしなくても,リモートインストールの処理中にハードディスクの容量が不足すると,その情報がクライアントからサーバに通知され,インストール時に使用したワークファイルなどがすべて削除されます。しかし,この場合の空き容量チェックでは余裕値を設けていないため,インストールしたあとに必ず空きができるとは限りません。必要に応じて,インストール処理後に10〜20メガバイト以上の空きが必要であるなどの条件を設定してください。

また,実装メモリの条件を設定すれば,インストールしても動作させられないといった失敗を防げます。

このような条件をシステム条件と呼びます。システム条件は,パッケージャの[JP1/NETM/DM パッケージング]ダイアログボックス,またはリモートインストールマネージャの[インストール条件の変更]ダイアログボックスの,[システム条件]パネルで設定します。

ハードディスクの空き容量をチェックしてインストールする例を次の図に示します。

図2-58 ハードディスクの空き容量をチェックしてインストールする例

[図データ]

なお,[システム条件]パネルで設定する方法のほかに,集計機能を利用してクライアントを抽出し,インストールする方法もあります。集計機能を利用してあて先を抽出する方法については,「2.5.8 任意の条件で抽出したクライアントにインストールする」を参照してください。