JP1/IT Service Level Management

[目次][用語][索引][前へ][次へ]

7.3.4 データベース内のサービス監視情報を移行する

JP1/ITSLM - Managerをインストールしたホストのデータベース内には,監視対象サービスを監視するためのさまざまなデータが格納されています。

テスト環境から本番環境へシステムを移行する場合や,マシンをリプレースしてシステム構成を変更する場合には,データベースに格納されているデータの中から,サービス監視情報監視対象サービスの管理情報およびサービス性能)を移行する必要があります。

なお,サービス監視情報に含まれる監視対象サービスの管理情報には,次の情報が該当します。

ここでは,JP1/ITSLM - Managerをインストールしたホストとは異なるホストへの,データベース内のサービス監視情報の移行方法を説明します。

<この項の構成>
(1) 作業の前に
(2) 作業手順

(1) 作業の前に

(2) 作業手順

  1. 移行元のホストで,サービス監視情報のエクスポートコマンドを実行して,エクスポートファイルを作成する。
    実行するエクスポートコマンドは次のとおりです。
    jslmmgrexport△[ -g△サービスグループ名 -s△サービス名 ]
    △-t△{ エクスポート期間 | all | none }
    △-o△出力ファイル名
    △[ -f ]
    エクスポートコマンドの詳細については,「9. コマンド」の「jslmmgrexport(サービス監視情報のエクスポート)」を参照してください。
  2. 移行先のホストにエクスポートファイルをコピーする。
    任意の方法で,任意の場所にコピーしてください。
  3. 移行先のホストで,Windowsの[スタート]メニューから[管理ツール]−[サービス]を選択する。
  4. JP1/ITSLM - Managerのサービス「JP1/ITSLM - Manager DB Service」(サービス名:HiRDBEmbeddedEdition_JL0)を起動する。
  5. JP1/ITSLM - Managerのサービス「JP1/ITSLM - Manager Service」(サービス名:JP1_ITSLM_MGR_Service)を起動する。
  6. 移行先のホストで,サービス監視情報のインポートコマンドを実行して,手順2.でコピーしたエクスポートファイル(インポートデータファイル名)をインポートする。
    実行するインポートコマンドは次のとおりです。
    jslmmgrimport△-i△インポートデータファイル名
    △[ -g△サービスグループ名△-s△サービス名 ]
    △[ -m△[ WebサーバのIPアドレスJP1/ITSLM - URのIPアドレス ] ]
    △[ -p ]
    インポートコマンドの詳細については,「9. コマンド」の「jslmmgrimport(サービス監視情報のインポート)」を参照してください。

インポートコマンドが正常に終了すれば,データベース内のサービス監視情報の移行は完了です。