JP1/IT Service Level Management

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jslmmgrexportサービス監視情報のエクスポート

機能

データ移行時に必要になるサービス監視情報をエクスポートします。エクスポートは,監視対象サービス単位,またはすべての監視対象サービスに対して実行できます。

このコマンドは,JP1/ITSLM - Managerの次のサービスが起動した状態で実行してください。

また,クラスタシステムの場合は,実行系サーバで実行してください。待機系サーバで実行するとエラーになります。

このコマンドがメッセージログに出力するメッセージには,識別子として「jslmmgrexport」が設定されます。

メッセージログについては「8.2.3 メッセージログ」を参照してください。

コマンド実行時に出力されるメッセージについては,「10.3 メッセージの一覧」を参照してください。

形式

jslmmgrexport△[ -g△サービスグループ名 -s△サービス名 ]
                △-t△{ エクスポート期間 | all | none }
                △-o△出力ファイル名
                △[ -f ]

実行権限

OSのAdministratorsグループに属するユーザーアカウント

格納先フォルダ

JP1/ITSLM - Managerのインストール先フォルダ\mgr\bin\

引数

-g△サービスグループ名

エクスポートする監視対象サービスが属するサービスグループの名称を指定します。存在しないサービスグループの名称を指定した場合はエラーになります。また,「‐」(ハイフン)で始まる名称は指定できません。

このオプションを指定する場合は,必ず-sオプションも指定してください。

このオプションと-sオプションの両方を省略すると,すべての監視対象サービスをエクスポートの対象にできます。ただし,JP1/ITSLMに監視対象サービスが1つも登録されていない場合に,このオプションと-sオプションの両方を省略するとエラーとなります。

-s△サービス名

エクスポートする監視対象サービスの名称を指定します。存在しないサービスの名称を指定した場合はエラーになります。また,「‐」(ハイフン)で始まる名称は指定できません。

このオプションを指定する場合は,必ず-gオプションも指定してください。

このオプションと-gオプションの両方を省略すると,すべての監視対象サービスをエクスポートの対象にできます。ただし,JP1/ITSLMに監視対象サービスが1つも登録されていない場合に,このオプションと-gオプションの両方を省略するとエラーとなります。

-t

サービス性能のエクスポート対象期間を指定します。指定方法を次に示します。

-o△出力ファイル名

エクスポートするデータの出力ファイルの名称を絶対パスで指定します。UNC表記はできません。

指定したファイルにエクスポート対象になるデータを集約し,バイナリ形式で出力します。

エクスポート対象になるサービス性能情報は,リアルタイム情報および過去情報で構成されます。サービス性能情報は,一定間隔で圧縮して過去情報として保持し,一定間隔に満たない情報は圧縮されずリアルタイム情報として保持しています。そのため,同一のサービス監視情報であっても,コマンドを実行した時刻によってリアルタイム情報のデータ量が異なるため,出力ファイルのサイズが増減します。

-f

-oオプションで指定する出力ファイルがすでに存在する場合に,出力ファイルを上書きするときに指定します。

このオプションを省略した場合に出力ファイルが存在したときは,エラーになります。

注意事項

戻り値

戻り値 説明
0 エクスポートが正常に終了しました。
1 エクスポートに失敗しました。
130 キーボードの「Ctrl」キー+「C」キーでインポートが中断されました。

使用例

C:\Program Files\HITACHI\JP1ITSLM\mgr\bin\jslmmgrexport△-g△GroupA△-s△ServiceA△-t△1△-o△D:\data\itslm_export