uCosminexus 電子フォームワークフロー 解説
帳票ジェネレータ(BLSG)機能が出力する生成ファイル,保存および再利用するファイル,およびデータフォルダについて説明します。
帳票ファイルを生成したときに生成するファイルの一覧を次に示します。
なお,各ファイルは,[開発環境設定]ダイアログの[基本情報]タブで「出力先フォルダパス」に指定したパスに生成されます。出力先フォルダパスの詳細は,「付録A.3(1) [基本情報]タブ」を参照してください。また,生成ファイルのサーバへの格納先については,マニュアル「uCosminexus 電子フォームワークフロー システム構築ガイド」の「EUR Form Serviceの環境設定ファイルの設定」の説明を参照してください。
図E-1 生成ファイル一覧
これらの生成ファイルからWebプロジェクトを作成する前に,全ファイルに対してCosminexus付属のJDKコマンドnative2asciiコマンドでファイルエンコードします。
native2asciiコマンドの指定例を次に示します。
native2asciiコマンドの指定例
また,自動生成帳票クラスのJavaファイルはCosminexus付属のJDKコマンドjavacコマンドを利用してコンパイルする必要があります。コンパイルに必要なクラスファイルは次の二つです。
帳票ジェネレータ(BLSG)機能が出力するファイルのうち,保存および再利用するファイルには,帳票定義情報リポジトリ構成ファイルおよびDBアクセス定義ファイル(定義用)の二つがあります。
帳票定義情報リポジトリに格納されるファイルの一覧を次に示します。
表E-10 帳票定義情報リポジトリ構成ファイル一覧
項番 | ファイルの種類 | ファイル名 | ファイルの内容 |
---|---|---|---|
1 | 帳票定義ファイル | f"帳票ID".dat |
|
2 | 帳票モジュール定義ファイル | m"帳票モジュールID".dat |
|
ファイルごとの追加,および削除には,次の規則があります。
DBアクセス定義ファイル(定義用)とは,DBアクセス定義を再利用するためのファイルです。このファイルには,DBアクセス定義の各情報が保存されます。
DBアクセス定義ファイル(定義用)は,[DBアクセス定義の編集]ダイアログで[保存]ボタンをクリックすると作成されます。作成されるファイル名は,"DBアクセス定義名.dat"になります。ファイル名はユーザが任意に変更できますが,拡張子は".dat"にしてください。
[DBアクセス定義の編集]ダイアログおよびDBアクセス定義名の詳細は,「付録A.16 [DBアクセス定義の編集]ダイアログ」を参照してください。
データフォルダとは,帳票定義情報リポジトリなどのデータファイルを保存するフォルダです。必要なファイルを表E-11に示すフォルダにコピーしてください。
データフォルダのパスは,[開発環境設定]ダイアログの[基本情報]タブの「データフォルダパス」で指定します。データフォルダパスの詳細は,「付録A.3(1) [基本情報]タブ」を参照してください。
データフォルダ下のフォルダの内容を次に示します。
表E-11 データフォルダ下のフォルダの内容
項番 | フォルダの種類 | フォルダ | 用途 |
---|---|---|---|
1 | HTMLフォルダ | data\module | ユーザ用 |
2 | EUR Formフォルダ | data\eurform | ユーザ用 |
3 | ビジネスプロセス定義フォルダ | data\bp | ユーザ用 |
4 | DBアクセス定義フォルダ | data\dbaccess | ユーザ用 |
5 | 帳票定義情報リポジトリ | data\repository | BLSGデータ管理用 |
6 | 作業フォルダ | data\tmp | BLSGデータ処理用 |
7 | ユーザファイル | data\usersource | ユーザ用 |
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