uCosminexus 電子フォームワークフロー 解説

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付録A.3 [開発環境設定]ダイアログ

帳票ジェネレータ(BLSG)機能の開発環境について設定します。[開発環境設定]ダイアログの構成を次に示します。

[開発環境設定]ダイアログには,次の二つのタブがあります。

[保存]ボタン
設定した内容を保存します。
メイン画面に帳票定義が表示されている状態で,設定内容を変更して[保存]ボタンをクリックすると,変更したフォルダパスに,同じファイル名の帳票定義ファイルや帳票モジュール定義ファイルなどがないことを確認するように促すメッセージが表示されます。
[キャンセル]ボタン
設定を中断して,[開発環境設定]ダイアログを終了します。
[ヘルプ]ボタン
ヘルプが表示されます。
<この項の構成>
(1) [基本情報]タブ
(2) [生成オプション]タブ

(1) [基本情報]タブ

プロジェクト名,帳票定義の定義情報ファイル(以降,帳票定義ファイルと呼びます)の保存先,および帳票ファイル(JSP形式)の生成先を設定します。

プロジェクトと各フォルダについて
プロジェクトは,開発マシンごとに作成します。一つのプロジェクトを複数人で使用しないでください。また,各フォルダは,複数のプロジェクトから同時にアクセスしないでください。

図A-1 プロジェクトから各フォルダへのアクセスの例

[図データ]

[基本情報]タブの構成を次に示します。

[プロジェクト名]テキストボックス
プロジェクトの名前を入力します。[参照]ボタンをクリックして表示される[プロジェクトファイルの選択]ダイアログでも選択できます。
入力例:project
[参照]ボタン
[プロジェクトファイルの選択]ダイアログが表示されます。
[プロジェクトファイルの選択]ダイアログで選択したプロジェクトファイルのファイル名が,[プロジェクト名]テキストボックスに表示されます。
[データフォルダパス]テキストボックス
帳票定義ファイルの保存先となるフォルダを,フルパス名で指定します。[参照]ボタンをクリックして表示される[フォルダの参照]ダイアログでも選択できます。
データフォルダについては,「付録E.3 帳票ジェネレータ(BLSG)機能の出力情報」を参照してください。
入力例:C:\Program files\Hitachi\HBPM2\blsg\data
[参照]ボタン
[フォルダの参照]ダイアログが表示されます。
[フォルダの参照]ダイアログで選択したフォルダのフルパス名が,[データフォルダパス]テキストボックスに表示されます。
[出力先フォルダパス]テキストボックス
生成した帳票ファイル(JSP形式)の生成先となるフォルダを,フルパス名で指定します。[参照]ボタンをクリックして表示される[フォルダの参照]ダイアログでも選択できます。
生成ファイルについては,「付録E.3 帳票ジェネレータ(BLSG)機能の出力情報」を参照してください。
入力例:C:\Program files\Hitachi\HBPM2\blsg\output
[参照]ボタン
[フォルダの参照]ダイアログが表示されます。
[フォルダの参照]ダイアログで選択したフォルダのフルパス名が,[出力先フォルダパス]テキストボックスに表示されます。

(2) [生成オプション]タブ

帳票ファイル(JSP形式)生成時に実行するオプション(以降,生成オプションと呼びます)について設定します。[生成オプション]タブの構成を次に示します。

例えば,生成ファイルに対してnative2asciiコマンドの実行,javaコンパイルなどの処理を記述したバッチファイルを作成し,「帳票ファイル生成」の延長で自動的に実行させたい場合に設定します。

[生成オプション一覧]領域
生成オプションの設定内容が表示されます。
生成オプションには2種類の設定項目があり,各設定項目には,対応する変数名が付けられています。変数名を指定すると,設定項目を追加,削除,および編集することができます。
変数名
生成オプションの設定項目を表す変数名が表示されます。[追加]ボタンをクリックして表示される[生成オプションの追加]ダイアログ,または[編集]ボタンをクリックして表示される[生成オプションの編集]ダイアログで入力した変数名が表示されます。詳細は,「付録A.4 [生成オプションの追加]および[生成オプションの編集]ダイアログ」を参照してください。
生成オプションの各設定項目の内容を表す値が表示されます。[追加]ボタンをクリックして表示される[生成オプションの追加]ダイアログ,または[編集]ボタンをクリックして表示される[生成オプションの編集]ダイアログで入力した値が表示されます。詳細は,「付録A.4 [生成オプションの追加]および[生成オプションの編集]ダイアログ」を参照してください。

[生成オプション一覧]領域に表示される設定項目(変数名およびその内容)を次に示します。

表A-3 [生成オプション一覧]領域の設定項目

変数名 設定項目 内容
FIXCMDPATH※1 完了時の実行ファイルのパス 帳票ファイル(JSP形式)の生成完了後,ユーザが作成した実行ファイルを実行して,帳票ファイル(JSP形式)をWAR形式のプロジェクトに変換するなどの処理をする場合に指定します。
[値]には,ユーザが作成した実行ファイルをフルパス名で指定します。
ユーザが作成した実行ファイルのプロセス終了コード(バッチファイルのEXITコマンドの引数)が0以外の場合,帳票ファイル(JSP形式)の生成がエラー終了したと認識されます。
ユーザが作成した実行ファイルの出力バッファは,ログファイル(blsgcc.log)に保存されます。
FIXCMDARG※1 完了時の実行ファイルの引数 帳票ファイル(JSP形式)の生成完了後,ユーザが作成した実行ファイルを実行する場合に指定します。この設定項目は省略できます。
[値]には,"FIXCMDPATH"(完了時コマンドパス)で指定されている実行ファイルに渡す引数を指定します。
EXECN2ASC※1 native2ascii実行 "yes"を指定すると,native2asciiを実行します。native2asciiを実行する場合,Cosminexus付属のJDKコマンドが必要です。
N2ASCOPT※1※2 native2ascii実行時のoption文字列 native2asciiコマンドのオプションを指定する場合に指定します。
変数名に使用する文字は,大文字と小文字が区別されません。
注※1
同じ変数名を複数指定できません。
注※2
-encoding Shift_JISを指定することを推奨します。

[追加]ボタン
[生成オプション一覧]領域に設定項目を追加します。[追加]ボタンをクリックして,表示される[生成オプションの追加]ダイアログで,変数名および値を設定します。詳細は,「付録A.4 [生成オプションの追加]および[生成オプションの編集]ダイアログ」を参照してください。
[編集]ボタン
[生成オプション一覧]領域の設定項目の内容を編集します。[生成オプション一覧]領域で変数名を選択し,[編集]ボタンをクリックして,表示される[生成オプションの編集]ダイアログで,変数名および値を編集します。詳細は,「付録A.4 [生成オプションの追加]および[生成オプションの編集]ダイアログ」を参照してください。
[削除]ボタン
[生成オプション一覧]領域の変数名および値を削除します。[生成オプション一覧]領域で変数名を選択し,[削除]ボタンをクリックすると,選択した変数名が削除されます。