uCosminexus 電子フォームワークフロー 解説

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付録E.4 完了案件削除ユティリティのプロパティファイル

完了案件削除ユティリティでは,BLCDelPI_conf.bat.samファイルをBLCDelPI_conf.batというファイル名でコピーし,ご使用の環境に合わせて編集してください。

BLCDelPI_conf.bat.samファイルは,アプリケーションサーバの次のディレクトリに格納されています。

プロパティファイルで設定できる項目および設定例を次に示します。

<この項の構成>
(1) 完了案件削除ユティリティ設定ファイル
(2) 完了案件削除BLCプロパティファイル

(1) 完了案件削除ユティリティ設定ファイル

(a) 完了案件削除ユティリティ設定ファイルで設定できる項目

完了案件削除ユティリティ設定ファイルで設定できる項目を次に示します。

表E-12 完了案件削除ユティリティ設定ファイルで設定できる項目

項番 キー名 必須/任意 内容 範囲
(単位)
デフォルト
(単位)
1 BLCDELPI_JVM_OPTIONS 任意 JavaVMの起動オプションを指定します。
複数指定する場合はスペースで区切ります。
-Xmx512m
2 BLCDELPI_JVM_CLASSPATH 必須 クラスパスに追加する値を指定します。
複数指定する場合は「;」(セミコロン)で区切ります。
この項目の値は,Windowsの実行ファイルではなくJavaVMに引き渡す設定項目であるため,クラスパス内に空白が存在していても" "で囲まないでください。
JDBC Driverの追加の指定例を次に示します。
  • HiRDBの場合
    set BLCDELPI_JVM_CLASSPATH=<HiRDBインストールディレクトリ>\CLIENT\UTL\pdjdbc2.jar
  • Oracleの場合
    set BLCDELPI_JVM_CLASSPATH=<Oracleインストールディレクトリ>\jdbc\lib\ojdbc6.jar
  • SQLServerの場合(Microsoft SQL Server 2005の場合)
    set BLCDELPI_JVM_CLASSPATH=<SQL Server JDBC Driverのインストールディレクトリ>\sqljdbc_3.0\jpn\sqljdbc4.jar
C:\win32app\hitachi\hirdb_s\CLIENT\UTL\pdjdbc2.jar
3 PDISLLVL 任意 HiRDBの使用時にデータ保証レベルを指定します。デフォルトの設定を変更する場合は,システムの運用を考慮して実施してください。
OracleまたはSQL Serverの場合は,この項目は指定しないでください。
2
4 PDCWAITTIME 任意 HiRDBの最大待ち時間を指定します。
デフォルトの設定を変更する場合は,システムの運用を考慮して実施してください。
OracleまたはSQL Serverの場合は,この項目は指定しないでください。
600
(凡例)
−:指定しません。

(b) 完了案件削除ユティリティ設定ファイルの設定例

完了案件削除ユティリティ設定ファイルの設定例を次に示します。

 
set BLCDELPI_JVM_OPTIONS=-Xmx512m
 
@rem Example for HiRDB
set BLCDELPI_JVM_CLASSPATH=C:\win32app\hitachi\hirdb_s\CLIENT\UTL\pdjdbc2.jar
set PDISLLVL=2
set PDCWAITTIME=600
 
@rem Example for Oracle
@rem set BLCDELPI_JVM_CLASSPATH=C:\oracle\product\11.2.0\client_1\jdbc\lib\ojdbc6.jar
 
@rem Example for SQL Server
@rem set BLCDELPI_JVM_CLASSPATH=C:\Program Files\Microsoft SQL Server JDBC Driver 3.0\sqljdbc_3.0\jpn\sqljdbc4.jar
 

スペースの都合上,設定例は2行にわたっている場合がありますが,実際は「キー名=設定値」の形式で1行で記述します。

(2) 完了案件削除BLCプロパティファイル

(a) 完了案件削除BLCプロパティファイルで設定できる項目

完了案件削除BLCプロパティファイルで設定できる項目を次に示します。

表E-13 完了案件削除BLCプロパティファイルで設定できる項目

項番 キー名 必須/任意 内容 範囲
(単位)
デフォルト(単位)
1 TracePath 必須 BLCトレースファイルの出力先ディレクトリをフルパスで指定します。指定したディレクトリがない場合,指定したディレクトリが有効な名称であればBLCでプロセス開始後の初回アクセス時に作成されます。指定したディレクトリが無効な名称であればプロセス開始後の初回アクセス時にエラーをスローします。
2 TraceFileNum 任意 BLCトレースファイルの面数を指定します。指定がない,または値が範囲外の場合,デフォルト値で動作します。 2〜16 16
3 TraceFileSize 任意 BLCトレースファイルのサイズを指定します。指定がない,または値が範囲外の場合,デフォルト値で動作します。 4,096 〜2,147,483,647(バイト) 10,485,760(バイト)
4 TraceLevel 任意 BLCトレースの出力レベルを次の値で指定します。
-1:出力しません。
10:例外情報と最低限必要な情報だけ出力します。
20:例外情報とコールトレースを出力します。
30:例外情報と主要なコールトレースと内部トレースを出力します。
40:例外情報とすべてのコールトレースと内部トレースを出力します。
指定がない,または値が範囲外の場合,デフォルト値で動作します。
20
5 drv 必須 JDBCの名前を指定します。
  • HiRDBの場合
    JP.co.Hitachi.soft.HiRDB.JDBC.HiRDBDriver
  • Oracleの場合
    oracle.jdbc.driver.OracleDriver
  • SQL Serverの場合
    com.microsoft.sqlserver.jdbc.SQLServerDriver
6 url 必須 接続情報のURLを指定します。
  • HiRDBの場合
    jdbc:hitachi:hirdb://DBID=22200,DBHOST=BPMSV,ENCODELANG=MS932
  • Oracleの場合
    jdbc:oracle:thin:@BPMSV:1521:BLCDB
  • SQL Serverの場合
    jdbc:sqlserver://BPMSV:1433;DatabaseName=BLCDB;selectMethod=cursor
7 properties 任意 HiRDBのデータ型であるBLOB型へのアクセス方法を指定します。
「キー=値,キー=値」の形式で指定します。キーおよび値には,次の値を指定できます。
  • キー:LONGVARBINARY_ACCESS
  • 値:LOCATOR(推奨値)またはREAL
次の値は,LONGVARBINARY_ACCESSにLOCATORを指定した場合に有効になります。
  • キー:HiRDB_for_Java_LONGVARBINARY_ACCESS_SIZE
  • 値:サイズ(キロバイト)
次の値は,LONGVARBINARY_ACCESSにREALを指定した場合に有効になります。
  • キー:HiRDB_for_Java_MAXBINARYSIZE
  • 値:サイズ(バイト)
 
例:LONGVARBINARY_ACCESS=LOCATOR,HiRDB_for_Java_LONGVARBINARY_ACCESS_SIZE=16
 
OracleまたはSQL Serverの場合は,この項目は指定しないでください。
8 SaveUDB 任意※1 業務データベース保管用プロシージャのプロシージャ名(ルーチン識別子)を指定します。2バイト文字は使用できません。指定されたプロシージャが登録されていない場合,処理が中断されます。
9 DeleteUDB 任意※2 業務データベース削除用プロシージャのプロシージャ名(ルーチン識別子)を指定します。2バイト文字は使用できません。指定されたプロシージャが登録されていない場合,処理が中断されます。
10 WorkPath 必須 作業用ディレクトリをフルパスで指定します。作業用ディレクトリには,ロックファイルやワークファイルが作成されます。
11 TimeZone 任意 削除結果ファイルに出力する案件完了日時のタイムゾーンを指定します。指定がない場合はデフォルト値で動作します。
例:TimeZone=GMT+09:00
カレントホストのタイムゾーン
(凡例)
−:指定しません。
注※1
-sオプションと-gオプションを同時に指定した場合は,必須です。
注※2
-gオプションを指定した場合は,必須です。

(b) 完了案件削除BLCプロパティファイルの設定例

完了案件削除BLCプロパティファイルの設定例を次に示します。

 
TracePath = C:\\Program Files\\Hitachi\\HBPM2\\logs
TraceFileNum = 16
TraceFileSize = 10485760
TraceLevel = 20
#Example for HiRDB
drv = JP.co.Hitachi.soft.HiRDB.JDBC.HiRDBDriver
url = jdbc:hitachi:hirdb://DBID=22200,DBHOST=localhost,ENCODELANG=MS932
properties = LONGVARBINARY_ACCESS=LOCATOR,HiRDB_for_Java_LONGVARBINARY_ACCESS_SIZE=16
#Example for Oracle
#drv = oracle.jdbc.driver.OracleDriver
#url = jdbc:oracle:thin:@localhost:1521:BLCDB
#Example for SQL Server
#drv = com.microsoft.sqlserver.jdbc.SQLServerDriver
#url = jdbc:sqlserver://localhost:1433;DatabaseName=BLCDB;selectMethod=cursor
SaveUDB = SaveUDB
DeleteUDB = DeleteUDB
WorkPath = C:\\Program Files\\Hitachi\\HBPM2\\tmp
TimeZone = GMT+09:00
 

スペースの都合上,設定例は2行にわたっている場合がありますが,実際は「キー名=設定値」の形式で1行で記述します。