uCosminexus 電子フォームワークフロー 解説
帳票モジュール,および帳票モジュールを生成する基になるHTMLファイルについて設定します。[帳票モジュール]タブの構成を次に示します。
- [帳票モジュール情報]領域
- 帳票モジュール名,帳票モジュール定義のID(以降,帳票モジュールIDと呼びます)および帳票モジュールプレフィックスについて設定します。
- [帳票モジュール名]テキストボックス
- 帳票モジュールの名前を入力します。この項目は必ず入力します。
- 入力例:販売契約
- [帳票モジュールID]テキストボックス
- 帳票モジュールに対応する,帳票モジュールIDを入力します。この項目は必ず入力します。
- 帳票モジュールIDを入力すると,帳票モジュール定義の定義情報ファイル(以降,帳票モジュール定義ファイルと呼びます)が自動生成されます。帳票モジュール定義ファイルには,入力したIDを基に自動的にファイル名が付けられます。
- 入力例:SalesContract
- [帳票モジュールプレフィックス]テキストボックス
- 帳票モジュールを登録するときに,帳票項目に付けられるコード(半角英数字,最大文字列長32バイト)を入力します。この項目は必ず入力します。このコードは,帳票内で重複しないように指定する必要があります。このコードは,ほかの帳票モジュールで同名の項目変数名があった場合に重複を避ける目的で,先頭に必ず"m"を追加し,元の項目変数と「_」(半角アンダーバー)で連結して,プレフィックスとして付けられます。
- この指定値は各項目変数名の長さに影響するため,帳票画面ではHTMLファイルのデータサイズに影響します。ネットワーク環境やアクセス性能のために,ブラウザで表示するファイルのデータサイズを意識する場合は,帳票モジュールプレフィックスを短くするよう,帳票を設計する必要があります。
- 入力例:m1
- [帳票モジュールHTML]領域
- 帳票モジュールを生成する基になるHTMLファイルについて設定します。
- 指定するHTMLファイル内では,各タグにnameタグオプションの指定が必要です。nameタグオプションの内容が項目変数名になります。nameタグオプションの内容は,"="に続いて,「"」(半角ダブルクォーテーション)で囲んで指定します。nameタグオプションの内容に使用できる文字は,半角英数字と「_」(半角アンダーバー)で,長さは32文字以内です。
- 「"」(半角ダブルクォーテーション)を,タグオプションを囲む目的ではなく,文字として使用する場合は,必ず"""と記述してください。
- "<"または">"(半角の山括弧)を,タグを囲む目的ではなく,文字として使用する場合は,必ず"<"を">",">"を"<"と記述してください。
- "&"(半角アンパーサント)を,文字として使用する場合は,必ず"&"と記述してください。
- JavaScriptソースは,HTMLファイルに直接記述しないで,ユーザ追加スクリプトとして別なファイルに記述します。
- HTMLファイルに記述するデータや文字は,Shift_JISコードをサポートします。
- [帳票モジュールHTMLファイル名]テキストボックス
- 帳票モジュールを生成する基になるHTMLファイルのファイル名を入力します。この項目は必ず入力します。
- [参照]ボタンをクリックして表示される[帳票モジュールHTMLファイルの選択]ダイアログで選択します。
- [HTMLビューワ]ボタンをクリックして,表示されるHTMLビューワで,帳票モジュールの画面イメージを確認できます。
- 入力例:販売契約.htm
- [HTMLビューワ]ボタン
- 帳票モジュールの画面イメージを確認します。[HTMLビューワ]ボタンをクリックすると,HTMLビューワが表示されます。
- [参照]ボタン
- [帳票モジュールHTMLファイルの選択]ダイアログが表示されます。
帳票モジュールを構成する項目での,入力/非入力,表示/非表示の制御について設定します。[項目入力・表示制御]タブの構成を次に示します。
- [申請帳票]領域
- 申請帳票の帳票モジュールで,入力しない項目,および表示しない項目を設定します。
- [非入力項目リストの編集]ボタン
- 申請帳票の帳票モジュールで,入力しない項目を指定します。[非入力項目リストの編集]ボタンをクリックして,表示される[申請帳票における非入力項目リストの編集]ダイアログで,入力しない項目を選択します。
- [申請帳票における非入力項目リストの編集]ダイアログの詳細は,「付録A.13 [項目入力・表示制御]タブに関連するダイアログ」を参照してください。
- [非表示項目リストの編集]ボタン
- 申請帳票の帳票モジュールで,表示しない項目を指定します。[非表示項目リストの編集]ボタンをクリックして,表示される[申請帳票における非表示項目リストの編集]ダイアログで,表示しない項目を選択します。[申請帳票における非入力項目リストの編集]ダイアログの詳細は,「付録A.13 [項目入力・表示制御]タブに関連するダイアログ」を参照してください。
- [承認帳票]領域
- 承認帳票の帳票モジュールで,入力する項目,および表示しない帳票モジュール項目を設定します。
- [入力項目リストの編集]ボタン
- 承認帳票の帳票モジュールで,入力する項目を指定します。[入力項目リストの編集]ボタンをクリックして,表示される[承認帳票における入力項目リストの編集]ダイアログで,入力する項目を選択します。[申請帳票における非入力項目リストの編集]ダイアログの詳細は,「付録A.13 [項目入力・表示制御]タブに関連するダイアログ」を参照してください。
- [非表示項目リストの編集]ボタン
- 承認帳票の帳票モジュールで,表示しない項目を指定します。[非表示項目リストの編集]ボタンをクリックして表示される[承認帳票における非表示項目リストの編集]ダイアログで,表示しない項目を選択します。[申請帳票における非入力項目リストの編集]ダイアログの詳細は,「付録A.13 [項目入力・表示制御]タブに関連するダイアログ」を参照してください。
BLCのポータル画面で,送信ログを確認する画面から帳票の確認画面を表示する場合,各モジュールの項目は,基本的にすべて非入力項目として表示されます。ただし,承認帳票で非表示項目と定義されている項目は,定義を継承するため,帳票の確認画面には表示されません。
帳票モジュールを生成する基になるHTMLファイルから項目情報を読み込み,帳票モジュールの各項目の機能を設定します。[項目プロパティ]タブの構成を次に示します。
- [項目プロパティ一覧]領域
- 帳票モジュールの各項目の,設定項目(項目変数名,項目名,および項目種別)が表示されます。[編集]ボタンをクリックして,表示される[項目プロパティの編集]ダイアログで,設定項目の内容を編集します。[項目プロパティの編集]ダイアログの詳細は,「付録A.14 [項目プロパティの編集]ダイアログ」を参照してください。
- 項目変数名
- ユーザが入力したデータおよび処理データが格納される変数の名前が表示されます。HTMLファイルでinputタグやselectタグのNameタグオプションに記述されている変数名です。
- [編集]ボタンをクリックして表示される,[項目プロパティの編集]ダイアログの[項目変数名]テキストボックスに表示される内容と同じです。[項目プロパティの編集]ダイアログの詳細は,「付録A.14 [項目プロパティの編集]ダイアログ」を参照してください。
- 項目名
- エラーメッセージとして表示するときの項目の名前(項目変数の別名)を入力します。デフォルトで表示される項目名は,"項目変数名"+"オブジェクト"となります。[編集]ボタンをクリックして表示される,[項目プロパティの編集]ダイアログの[項目名]テキストボックスで変更できます。
- [項目プロパティの編集]ダイアログの詳細は,「付録A.14 [項目プロパティの編集]ダイアログ」を参照してください。
- 項目種別
- 項目変数の種別が表示されます。HTMLファイルでinputタグのtypeタグオプションに記述されている値です。
- [編集]ボタンをクリックして表示される,[項目プロパティの編集]ダイアログの[項目種別]テキストボックスに表示される内容と同じです。
- [項目プロパティの編集]ダイアログの詳細は,「付録A.14 [項目プロパティの編集]ダイアログ」を参照してください。
- [編集]ボタン
- 帳票モジュールの項目について,設定項目(項目変数名,項目名,および項目種別)を編集します。[編集]ボタンをクリックすると,[項目プロパティの編集]ダイアログが表示されます。[項目プロパティの編集]ダイアログの詳細は,「付録A.14 [項目プロパティの編集]ダイアログ」を参照してください。
帳票モジュールについて,項目グループ名と項目リストを設定します。
- [項目グループ名一覧]領域
- 帳票モジュールの項目グループ名の一覧が表示されます。
- 項目グループ名
- 項目グループ名が表示されます。
- [編集]ボタンをクリックして,表示される[項目グループ定義編集]ダイアログで項目グループ名を変更できます。
- [追加]ボタンをクリックして,表示される[項目グループ定義編集]ダイアログで項目グループ名を追加できます。
- [項目グループ定義編集]ダイアログの詳細は,「付録A.15 [項目グループ定義編集]ダイアログ」を参照してください。
- [追加]ボタン
- [項目グループ名一覧]領域に項目グループ名を追加します。[追加]ボタンをクリックすると,[項目グループ定義編集]ダイアログが表示されます。[項目グループ定義編集]ダイアログの詳細は,「付録A.15 [項目グループ定義編集]ダイアログ」を参照してください。
- [編集]ボタン
- [項目グループ名一覧]領域に表示されている項目グループ名を編集します。[編集]ボタンをクリックすると,[項目グループ定義編集]ダイアログが表示されます。[項目グループ定義編集]ダイアログの詳細は,「付録A.15 [項目グループ定義編集]ダイアログ」を参照してください。
- [削除]ボタン
- [項目グループ名一覧]領域から,選択した項目グループ名を削除します。[項目グループ名一覧]領域で項目グループ名を選択し,[削除]ボタンをクリックすると,選択した項目グループ名が削除されます。
DBアクセスの際に必要となる情報を設定します。
帳票モジュール定義のDBアクセス定義は,選択している帳票モジュール定義にある項目に対してDBアクセスする場合に行います。複数の帳票モジュール定義内にある項目に対してDBアクセスする場合は,帳票定義のDBアクセス定義を行います。
DBアクセス定義は,[DBアクセス]タブにある[DBアクセス定義名一覧]領域の上から順番に実行されます。
- [DBアクセス定義名一覧]領域
- DBアクセス定義の主な設定項目(DBアクセス定義名,入出力属性,および定義実行)の一覧が表示されます。
- DBアクセス定義名
- DBの入出力処理をするDBアクセスの定義名が表示されます。DBアクセス定義名は,[追加]ボタンまたは[編集]ボタンをクリックして表示される[DBアクセス定義の編集]ダイアログで設定します。[DBアクセス定義の編集]ダイアログの詳細は,「付録A.16 [DBアクセス定義の編集]ダイアログ」を参照してください。
- 入出力属性
- DBアクセス時の入出力属性(入力または出力)が表示されます。
- 定義実行
- DBアクセス定義を実行するかどうか(有効/無効)が表示されます。
- [追加]ボタン
- [DBアクセス定義名一覧]領域にDBアクセス定義を追加します。[追加]ボタンをクリックすると,[DBアクセス定義の編集]ダイアログが表示されます。[DBアクセス定義の編集]ダイアログの詳細は,「付録A.16 [DBアクセス定義の編集]ダイアログ」を参照してください。
- [編集]ボタン
- 選択したDBアクセス定義を編集します。[DBアクセス定義名一覧]領域からDBアクセス定義名を選択し,[編集]ボタンをクリックすると,[DBアクセス定義の編集]ダイアログが表示されます。[DBアクセス定義の編集]ダイアログの詳細は,「付録A.16 [DBアクセス定義の編集]ダイアログ」を参照してください。
- [削除]ボタン
- [DBアクセス定義名一覧]領域でDBアクセス定義を選択し,[削除]ボタンをクリックすると,DBアクセス定義が削除されます。
- [↑]ボタン/[↓]ボタン
- [DBアクセス定義一覧]領域で,DBアクセス定義が並ぶ順番を入れ替えます。[↑]ボタンをクリックすると,選択したDBアクセス定義が一つ上に移動します。
- [↓]ボタンをクリックすると,選択したDBアクセス定義が一つ下に移動します。
帳票モジュール定義ファイルの管理情報を設定します。
- [タイトル]テキストボックス
- 編集中の帳票モジュール定義のタイトルを入力します。
- 入力例:販売契約
- [作成者]テキストボックス
- 編集中の帳票モジュール定義の作成者,または提出先の顧客名を入力します。
- 入力例:(株)日立製作所
- [分類]テキストボックス
- 帳票モジュール定義の分類を入力します。
- 入力例:稟議モジュール
- [コメント]テキストボックス
- 帳票モジュールを識別するためのコメント(著作権表示や修正履歴など)を入力します。入力できる文字の種別に制限はありません。
- 入力例:All Rights Reserved. Copyright (C) 2002, Hitachi, Ltd.
- 作成日時
- 帳票モジュール定義を作成した日時(時間はローカル時間)が表示されます。
- 帳票モジュール定義を作成すると,自動的に入力されます。
- 更新日時
- 帳票モジュール定義を更新した日時(時間はローカル時間)が表示されます。
- 帳票モジュール定義を更新すると,自動的に入力されます。
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