付録D.1 制御イメージの移行性
ここでは,分散タイプのPDE(PDE - Print Edition,PDE - PDF Edition),集中タイプのPDE(VOS3 PDE)およびVOS3センタ漢字プリンタ出力から,PDE for Openに移行する場合の制御イメージの移行方法を示します。
- 〈この項の構成〉
(1) PDE - Form Designerの書式イメージ(*.fog)
PDE - Form Designerで環境設定のイメージ種別にVOS3,VOS1,VOSKを指定して分散タイプ用に書式定義した書式イメージは,PDE - Form Designer 01-02以降で,イメージ種別をオープンに切り替えることで,PDE for Open用に移行できます。
(2) STAMPSⅡの書式イメージ(*.fog)
STAMPSⅡ Windows95版 書式プロトタイピング機能で作成した書式定義(書式イメージ)は,PDE - Form Designerの書式イメージに移行できます。詳細については,マニュアル「PRINT DATA EXCHANGE - Form Designer」を参照してください。
(3) 書式記述文
PDE - Form Designerの書式イメージ生成機能を利用して,書式記述文をPDE - Form Designerの書式イメージに変換できます。詳細については,マニュアル「PRINT DATA EXCHANGE - Form Designer」を参照してください。
VOS3 STAMPSⅡ,またはEAGLE2/SEWB書式生成機能の逆変換機能を利用して,書式記述文をSTAMPSⅡの書式イメージに変換できます。詳細については,マニュアル「VOS3 EAGLE2/SEWB 書式生成機能 使用の手引」,またはマニュアル「STAMPSⅡ Windows 95版 書式プロトタイピング機能」を参照してください。
なお,タイプC書式の座標原点は,タイプ1書式とは同様ですが,タイプ2書式とは異なるため注意が必要です。詳細については,「付録D.6(2) タイプ2書式からタイプC書式へ移行する場合」を参照してください。
(4) タイプC書式(FORO*)
(a) 使用できる場合
書式中に外字を含まない場合で,かつSTAMPSⅡ Windows95版 書式プロトタイピング機能でランダム・マッピングを指定して定義した書式でない場合,PDE for Openの制御イメージとして使用できます。ただし,書式オーバレイモジュールはPDL変換実行時には使用できますが,書式の変更などには対応できません。
- 移行方法
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分散タイプで使用していた書式オーバレイイメージは,PDE for Openの制御イメージ格納フォルダにコピーします。
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集中タイプで使用していた書式オーバレイイメージは,VOS3からWindows上にバイナリモードでファイル転送して,PDE for Openの制御イメージ格納フォルダにコピーします。
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(b) 使用できない場合
書式中に外字を含む場合,またはSTAMPSⅡ Windows95版 書式プロトタイピング機能でランダム・マッピングを指定して定義した書式の場合,PDE - Form Designerで,オープン形式の書式オーバレイモジュールとして作成する必要があります。書式定義に,PDE - Form DesignerまたはSTAMPSⅡを使用していた場合の移行方法については,マニュアル「PRINT DATA EXCHANGE - Form Designer」を参照してください。
(5) FCBおよびデフォルト機能キャラクタ
FCBおよびデフォルト機能キャラクタについて説明します。
(a) PDE for Open,PDE - Enterprise Printer Option,PDE - Electronic Document Optionを利用する場合
センタ漢字プリンタ用のFCBイメージおよびデフォルト機能キャラクタイメージは,PDE for OpenおよびPDE - Form Designerで移行できます。移行方法については,マニュアル「PRINT DATA EXCHANGE - Form Designer」を参照してください。
(b) PDE - LP Optionを利用する場合
センタラインプリンタ用のFCBイメージ,センタ漢字ラインプリンタ用のFCBイメージおよびデフォルト機能キャラクタイメージは,PDE - LP Optionの制御イメージ作成機能で移行できます。詳細については,「8. 制御イメージ作成機能」を参照してください。