ソートマージ


15.1.1 環境ファイルに指定できる項目

環境ファイルに指定できる項目を次の表に示します。

表15‒1 Exsortconf.iniファイルに設定できる項目

項番

項目

意味

1

EXS_LOGPATH

exsortコマンドのログファイル「ExSORT.log」の出力先ディレクトリ名を指定します。ログファイルについては,「19.1.3 ログファイル」を参照してください。

2

EXS_ALTSEQPATH

altseq変換ファイル「exsort_altseq.txtファイル(64ビット版は「exsort64_altseq.txtファイル」)」が格納されているディレクトリ名を指定します。altseq変換ファイルについては「5.15 -altseqパラメタ」,または「付録G altseq変換ファイル(SORT EEの機能)」を参照してください。

3

EXS_COMPLETE_MSGOPT

完了メッセージオプションを指定します。完了メッセージオプションについては「19.1.4 完了メッセージオプション」を参照してください。

4

EXS_RECSEPA

入力レコードの改行文字を指定します。テキストファイルまたはCSVファイルを指定した場合だけ有効です。

5

EXS_CELLSEPA

入力レコードのセルのデリミタ(区切り文字)を指定します。CSVファイルを指定した場合だけ有効です。

6

EXS_QUOTTYPE

セルの引用符文字を指定します。CSVファイルを指定した場合だけ有効です。

7

EXS_CURRENCY

固定小数点の数値データに付ける通貨記号として,任意の1文字を指定します。CSVファイルを指定した場合だけ有効です。

8

EXS_ROUND

【CSVファイル】

固定小数点の数値データの小数部の丸め方式を指定します。

【固定長順,およびテキストファイル】

外部10進数,および左分離符号付き外部10進数の小数部の丸め方式を指定します。

9

EXS_NULLSEQ

NULLセルが含まれる入力レコードを,先頭または末尾に配置するオプションを指定します。CSVファイルを指定した場合だけ有効です。

10

EXS_OUTRECSEPA

出力レコードの改行文字を指定します。テキストファイルまたはCSVファイルを指定した場合だけ有効です。

11

EXS_PADDING

出力レコード長,および出力レコードフォーマット長をそろえるためのパディング文字を指定します。

12

EXS_OUTCELLSEPA

出力レコードのセルのデリミタ(区切り文字)を指定します。CSVファイルを指定した場合だけ有効です。

13

EXS_EXSORTDMP_OPT

exsortrepo.logファイルに出力するレポートログに関するオプションです。レポートログのオプションについては,「19.1.3 ログファイル」を参照してください。

14

EXS_KEYNUMMAX

-keyパラメタに指定できるキーの最大個数と,合計長の倍数を指定します。

15

EXS_SUMNUMMAX

-sumパラメタに指定できる集約項目の最大個数と,合計長の倍数を指定します。

16

EXS_SELNUMMAX

includeとomitオペランドに指定できる選択条件式の最大個数と,比較項目の合計長の倍数を指定します。

17

EXS_CSVKEYNUMMAX

-csvkeyパラメタに指定できるCSVキーの最大個数と,合計長の倍数を指定します。

18

EXS_CSVSUMNUMMAX

-csvsumパラメタに指定できるCSV集約項目の最大個数と,合計長の倍数を指定します。

19

EXS_CSVSELNUMMAX

csvincludeとcsvomitオペランドに指定できるCSV選択条件式の最大個数と,比較項目の合計長の倍数を指定します。

20

EXS_REPOLOG_FILESIZE

exsortコマンドのレポートログファイル「exsortrepo.log」のファイルサイズをMB単位で指定します。レポートログファイルについては,「19.1.3 ログファイル」を参照してください。

21

EXS_CODETYPE

入力データのエンコードを指定します。テキストファイル,またはCSVファイルを指定した場合だけ有効です。

22

EXS_PACK_SIGNTYPE

内部10進数の符号タイプを指定します。

23

EXS_UNPACK_DATATYPE

外部10進数のデータ形式を指定します。

24

EXS_OUTFILENUMUNLIMIT

1コマンドで指定できる出力ファイル(-outfile)パラメタの個数制限をなしにするオプションです。

25

EXS_PRMSIZEUNLIMIT

exsortパラメタファイルのサイズを制限なしにするオプションです。

26

EXS_DUMPLOG_FILESIZE

exsortコマンドのダンプログファイル「exsortdmp」のファイルサイズをMB単位で指定します。ダンプログファイルについては,「19.1.2 デバッグ情報ファイル」を参照してください。

27

EXS_FIELDNUMMAX

指定できるfieldオペランドの最大個数を指定します。

28

EXS_CSVFIELDNUMMAX

指定できるcsvfieldオペランドの最大個数を指定します。

29

EXS_FORMATNUMMAX

指定できるformatオペランドの最大個数を指定します。

30

EXS_CSVFORMATNUMMAX

指定できるcsvformatオペランドの最大個数を指定します。

また,環境ファイルを作成するディレクトリを次の表に示します。

表15‒2 Exsortconf.iniファイル作成ディレクトリ

OS

Exsortconf.iniファイル作成ディレクトリ

Windows

SORT EEインストール先ディレクトリ下のConfディレクトリ

【例】 C:\Program Files\HITACHI\ExSORT\Conf(32ビット版)

C:\Program Files\HITACHI\ExSORT64\Conf(64ビット版)

UNIX

/opt/HIEXSORT/conf(32ビット版)

/opt/HIEXSORT64/conf(64ビット版)

SORT EEインストール時の環境ファイルの初期値は次のとおりです。上書きインストールの場合は,インストール前の内容が残ります。また,アンインストールでは環境ファイルは削除されません。

EXS_LOGPATH=
EXS_ALTSEQPATH=
EXS_COMPLETE_MSGOPT=
EXS_RECSEPA=
EXS_CELLSEPA=
EXS_QUOTTYPE=
EXS_CURRENCY=
EXS_ROUND=
EXS_NULLSEQ=
EXS_OUTRECSEPA=
EXS_PADDING=
EXS_OUTCELLSEPA=
EXS_EXSORTDMP_OPT=
EXS_KEYNUMMAX=
EXS_SUMNUMMAX=
EXS_SELNUMMAX=
EXS_CSVKEYNUMMAX=
EXS_CSVSUMNUMMAX=
EXS_CSVSELNUMMAX=
EXS_REPOLOG_FILESIZE=
EXS_CODETYPE=
EXS_PACK_SIGNTYPE=
EXS_UNPACK_DATATYPE=
EXS_OUTFILENUMUNLIMIT=
EXS_PRMSIZEUNLIMIT=
EXS_DUMPLOG_FILESIZE=

項目名の指定に誤りがある場合でも,エラーになりません。無視されます。項目を指定するときの注意事項を次に示します。

〈この項の構成〉

(1) EXS_LOGPATH

exsortコマンドのログファイル「ExSORT.log」の出力先ディレクトリ名を指定します。

指定方法については,「19.1.3 ログファイル」を参照してください。

(2) EXS_ALTSEQPATH

altseq変換ファイル「exsort_altseq.txtファイル(64ビット版は「exsort64_altseq.txtファイル」)」が格納されているディレクトリ名を指定します。

指定方法については「5.15 -altseqパラメタ」,または「付録G altseq変換ファイル(SORT EEの機能)」を参照してください。

(3) EXS_COMPLETE_MSGOPT

完了メッセージオプションを指定します。

指定方法については,「19.1.4 完了メッセージオプション」を参照してください。

(4) EXS_RECSEPA

入力レコードの改行文字を指定します。テキストファイルまたはCSVファイルを指定した場合だけ有効です。指定方法を次に示します。

EXS_RECSEPA=オプションコード

指定できるオプションコードを次に示します。

オプションコード

意味

CRLF

CRLFを改行とします。

LF

LFを改行とします。

LFCRLF

LFとCRLFの両方を改行として扱います。

EXS_RECSEPAを省略した場合の初期値は,LFです。

注意事項については,「5.8.7 recsepaオペランド」を参照してください。

(5) EXS_CELLSEPA

入力レコードのセルのデリミタ(区切り文字)を指定します。CSVファイルを指定した場合だけ有効です。指定方法を次に示します。

EXS_CELLSEPA=cell-separator [△cell-separator … ]

cell-separatorに指定する値を次に示します。

指定値

意味

"cell-separator"

セルのデリミタとして,タブを除いた任意の1文字(半角英数字)を,ダブルクォーテーションで囲んで指定します。

【指定例】

空白を指定:

EXS_CELLSEPA="△"

タブ,セミコロン,コンマ,空白,コロンの5個のデリミタを指定:

EXS_CELLSEPA=TAB ";" "," "△" ":"

TAB

セルのデリミタとして,タブを指定します。

【指定例】

EXS_CELLSEPA=TAB

(凡例)

△:スペース(空白)1文字を示します。

最大5個のデリミタを指定できます。

引用符(シングルクォーテーション,ダブルクォーテーション),改行文字,通貨記号,およびマルチバイト文字(日本語)はデリミタとして指定できません。

EXS_CELLSEPAを省略した場合の初期値は,「EXS_CELLSEPA=","」です。

指定例については,「5.8.8 cellsepaオペランド」を参照してください

注意事項
  • EXS_CELLSEPAの指定を誤ると,初期値のコンマが仮定されます。指定を誤っても構文エラーとなりません。このため,意図しない実行結果となるおそれがあるので注意してください。

  • cell-separatorは,必ずダブルクォーテーション(")で囲んで指定してください。

  • exsortコマンド(-inpfile,-catinp,および-splitinpパラメタのcellsepaオペランド)に指定する場合は,cell-separatorをシングルクォーテーション(')で囲みます。EXS_CELLSEPAと指定方法が異なるので注意してください。

(6) EXS_QUOTTYPE

セルの引用符文字を指定します。CSVファイルを指定した場合だけ有効です。指定方法を次に示します。

EXS_QUOTTYPE=オプションコード

指定できるオプションコードを次に示します。

オプションコード

意味

SQUOT

シングルクォーテーション(')を引用符とします。

DQUOT

ダブルクォーテーション(")を引用符とします。

EXS_QUOTTYPEを省略した場合の初期値は,「DQUOT」です。

(7) EXS_CURRENCY

固定小数点の数値データに付ける通貨記号として,任意の1文字を指定します。CSVファイルを指定した場合だけ有効です。指定方法を次に示します。

EXS_CURRENCY=通貨記号
注意事項

EXS_CURRENCYの指定を誤ると,初期値の円記号が仮定されます。指定を誤っても構文エラーとなりません。このため,意図しない実行結果となるおそれがあるので注意してください。

(8) EXS_ROUND

数値データの小数部の丸め方式を指定します。CSVファイルを指定した場合,またはformatオペランドに指定された10進数データだけ有効です。この項目を省略した場合は,オプションコード「0」の切り捨てが仮定されます。指定方法を次に示します。

EXS_ROUND=オプションコード

指定できるオプションコードを次に示します。

オプションコード

意味

0

小数部の右側のあふれ桁を切り捨てます。

1

小数部の右側のあふれ桁を切り上げます。

2

小数部の右側のあふれ桁を四捨五入します。

注意事項については,「5.8.11 roundオペランド」を参照してください。

(9) EXS_NULLSEQ

CSVファイルのNULLセルが含まれる入力レコードを,先頭または末尾に配置するオプションを指定します。

CSVファイルのキー「-csvkey」を指定した場合だけ有効です。

指定方法を次に示します。

EXS_NULLSEQ=オプションコード

指定できるオプションコードを次に示します。

オプションコード

意味

0

NULLセル(nullキー)が含まれるレコードを,末尾に配置します。

1

NULLセル(nullキー)が含まれるレコードを,先頭に配置します。

EXS_NULLSEQを省略した場合の初期値は,「0」です。

指定例については,「5.8.12 nullseqオペランド」を参照してください。

(10) EXS_OUTRECSEPA

出力レコードの改行文字を指定します。

テキストファイルまたはCSVファイルを指定した場合だけ有効です。

指定方法を次に示します。

EXS_OUTRECSEPA=オプションコード

指定できるオプションコードを次に示します。

オプションコード

意味

CRLF

CRLFを改行とします。

LF

LFを改行とします。

EXS_OUTRECSEPAを省略した場合,入力ファイルの改行文字を適用します。

注意事項については,「5.10.5 recsepaオペランド」を参照してください。

(11) EXS_PADDING

出力レコード長をそろえるためのパディング文字を指定します。

-outfile,-catout,および-splitoutパラメタのreclenまたはminlenオペランドを指定した場合だけ有効です。

指定方法を次に示します。

EXS_PADDING=パディング文字

指定できるパディング文字を次に示します。

パディング文字

意味

X

パディング文字として,空白を指定します。

Z

パディング文字として,ゼロを指定します。codetypeで指定したエンコードに対応した値を次に示します。

  • ASCII,SJIS,EUC-JP,EUC-HJ,またはUTF-8:0x00(1バイト)

  • UCS-2LE,UCS-2BE,UTF-16LE,またはUTF-16BE:0x0000(2バイト)

  • UCS-4LE,UCS-4BE,UTF-32LE,またはUTF-32BE:0x00000000(4バイト)

C'padding-character'

パディング文字として,任意の1文字を指定します。

【指定例】 EXS_PADDING=C'*'

X'16進数'

パディング文字として,任意の1バイトのデータを指定します。

【指定例】 EXS_PADDING=X'ff'

注意事項
  • 16進数として指定できるのは「0〜9」および「A〜F」だけです。

  • その他の注意事項については,「5.10.9 paddingオペランド」を参照してください。

(12) EXS_OUTCELLSEPA

出力レコードのセルのデリミタ(区切り文字)を指定します。

入力レコードのデリミタを,EXS_OUTCELLSEPAに指定したデリミタに変更して出力します。この項目の指定がない場合は,デリミタの変更は行いません。この項目は,CSVファイルを指定した場合だけ有効です。

指定方法を次に示します。

EXS_OUTCELLSEPA={cell-separator | 
                  cell-separator-in_1cell-separator-out_1 
               [△cell-separator-in_2cell-separator-out_2 … ]}

デリミタを1個だけ,または2個1対で5対までのどちらかの形式で指定します。

cell-separatorに指定する値を次に示します。

指定値

意味

"cell-separator"

セルのデリミタとして,タブを除いた任意の1文字(半角英数字)を,ダブルクォーテーションで囲んで指定します。

【指定例】

空白を指定:EXS_OUTCELLSEPA="△"(△は空白1文字を表す)

コンマとセミコロンの2個のデリミタを,それぞれ空白とコロンに変更する指定:EXS_OUTCELLSEPA="," "△" ";" ":"

TAB

セルのデリミタとして,タブを指定します。

【指定例】

EXS_OUTCELLSEPA=TAB

(凡例)△:スペース(空白)1文字を示します。

注意事項
  • 引用符(シングルクォーテーション,ダブルクォーテーション),改行文字,通貨記号,およびマルチバイト文字(日本語)をデリミタとして指定できません。

  • cell-separatorは,必ずダブルクォーテーション(")で囲んで指定します。

  • exsortコマンド(-outfile,-catout,および-splitoutパラメタのcellsepaオペランド)に指定する場合は,cell-separatorをシングルクォーテーション(')で囲みます。EXS_OUTCELLSEPAと指定方法が異なるので注意してください。

  • 入力のデリミタに指定されていない文字を指定した場合,その指定は対で無効です。

  • 3個以上の奇数個を指定した場合,および11個以上指定した場合,右端の対になっていない指定は無効となります。例えば,「EXS_OUTCELLSEPA=',' TAB '△'」と3個指定した場合,右端の「'△'」は対で指定されていないので無効となります。有効な指定は「',' TAB」だけです。

  • そのほかの注意事項については,「5.10.6 cellsepaオペランド」を参照してください。

(13) EXS_EXSORTDMP_OPT

exsortrepo.logファイルに出力するレポートログに関するオプションです。

指定方法については,「19.1.3 ログファイル」を参照してください。

(14) EXS_KEYNUMMAX

-keyパラメタに指定できるキーの最大個数の倍数と,キーの合計長(バイト)の上限の倍数を指定します。

「最大個数の倍数」の128倍が最大個数,「合計長の上限の倍数」の4,096〜16,384倍が合計長の上限となります。

指定方法を次に示します。

EXS_KEYNUMMAX=最大個数の倍数[,合計長の上限の倍数]
注※

codetypeオペランドで指定したエンコードによってキーの最大合計長が異なります。

エンコード種別

キーの合計長(バイト)

指定範囲

最小値

最大値

ASCII

SJIS

EUC-JP

EUC-HJ

UTF-8

「合計長の上限の倍数」×4,096

4,096

(1×4,096)

65,536

(16×4,096)

UCS-2LE

UCS-2BE

UTF-16LE

UTF-16BE

「合計長の上限の倍数」×8,192

8,192

(1×8,192)

131,072

(16×8,192)

UCS-4LE

UCS-4BE

UTF-32LE

UTF-32BE

「合計長の上限の倍数」×16,384

16,384

(1×16,384)

262,144

(16×16,384)

(15) EXS_SUMNUMMAX

-sumパラメタに指定できる集約項目の最大個数の倍数と,集約項目の合計長(バイト)の上限の倍数を指定します。

「最大個数の倍数」の128倍が最大個数,「合計長の上限の倍数」の4,096倍が合計長の上限となります。

指定方法を次に示します。

EXS_SUMNUMMAX=最大個数の倍数[,合計長の上限の倍数]

(16) EXS_SELNUMMAX

include,およびomitオペランドに指定できる選択条件式の最大個数の倍数と,比較項目の合計長(バイト)の上限の倍数を指定します。

「最大個数の倍数」の128倍が最大個数,「合計長の上限の倍数」の4,096〜16,384倍が合計長の上限となります。

指定方法を次に示します。

EXS_SELNUMMAX=最大個数の倍数[,合計長の上限の倍数]
注※

codetypeオペランドで指定したエンコードによって比較項目の最大合計長が異なります。

エンコード種別

比較項目の合計長(バイト)

指定範囲

最小値

最大値

ASCII

SJIS

EUC-JP

EUC-HJ

UTF-8

「合計長の上限の倍数」×4,096

4,096

(1×4,096)

65,536

(16×4,096)

UCS-2LE

UCS-2BE

UTF-16LE

UTF-16BE

「合計長の上限の倍数」×8,192

8,192

(1×8,192)

131,072

(16×8,192)

UCS-4LE

UCS-4BE

UTF-32LE

UTF-32BE

「合計長の上限の倍数」×16,384

16,384

(1×16,384)

262,144

(16×16,384)

(17) EXS_CSVKEYNUMMAX

-csvkeyパラメタに指定できるキーの最大個数の倍数と,キーの合計長(バイト)の上限の倍数を指定します。

「最大個数の倍数」の128倍が最大個数,「合計長の上限の倍数」の4,096〜16,384倍が合計長の上限となります。

指定方法を次に示します。

EXS_CSVKEYNUMMAX=最大個数の倍数[,合計長の上限の倍数]
注※

codetypeオペランドで指定したエンコードによって,CSVキーの最大合計長が異なります。

エンコード種別

CSVキーの合計長(バイト)

指定範囲

最小値

最大値

ASCII

SJIS

EUC-JP

EUC-HJ

UTF-8

「合計長の上限の倍数」×4,096

4,096

(1×4,096)

65,536

(16×4,096)

UCS-2LE

UCS-2BE

UTF-16LE

UTF-16BE

「合計長の上限の倍数」×8,192

8,192

(1×8,192)

131,072

(16×8,192)

UCS-4LE

UCS-4BE

UTF-32LE

UTF-32BE

「合計長の上限の倍数」×16,384

16,384

(1×16,384)

262,144

(16×16,384)

(18) EXS_CSVSUMNUMMAX

-csvsumパラメタに指定できる集約項目の最大個数の倍数と,集約項目の合計長(バイト)の上限の倍数を指定します。

「最大個数の倍数」の128倍が最大個数,「合計長の上限の倍数」の4,096倍が合計長の上限となります。

指定方法を次に示します。

EXS_CSVSUMNUMMAX=最大個数の倍数[,合計長の上限の倍数]

(19) EXS_CSVSELNUMMAX

csvinclude,およびcsvomitオペランドに指定できる選択条件式の最大個数の倍数と,比較項目の合計長(バイト)の上限の倍数を指定します。

「最大個数の倍数」の128倍が最大個数,「合計長の上限の倍数」の4,096〜16,384倍が合計長の上限となります。

指定方法を次に示します。

EXS_CSVSELNUMMAX=最大個数の倍数[,合計長の上限の倍数]
注※

codetypeオペランドで指定したエンコードによってCSV比較項目の最大合計長が異なります。

エンコード種別

CSV比較項目の合計長(バイト)

指定範囲

最小値

最大値

ASCII

SJIS

EUC-JP

EUC-HJ

UTF-8

「合計長の上限の倍数」×4,096

4,096

(1×4,096)

65,536

(16×4,096)

UCS-2LE

UCS-2BE

UTF-16LE

UTF-16BE

「合計長の上限の倍数」×8,192

8,192

(1×8,192)

131,072

(16×8,192)

UCS-4LE

UCS-4BE

UTF-32LE

UTF-32BE

「合計長の上限の倍数」×16,384

16,384

(1×16,384)

262,144

(16×16,384)

(20) EXS_REPOLOG_FILESIZE

exsortコマンドのレポートログファイル「exsortrepo.log」のファイルサイズを指定します。

指定方法を次に示します。

EXS_REPOLOG_FILESIZE=ファイルサイズ

(21) EXS_CODETYPE

入力データのエンコード(文字コード)の種類を指定します。

この項目に指定したエンコード(文字コード)で,CSVファイルの区切り文字(デリミタ),引用符,文字属性コード「w」,「u」および「v」を解析します。

この項目は,テキストファイル,またはCSVファイルを指定した場合だけ有効です。固定長順編成ファイル,または可変長順編成ファイルを指定した場合は無視されます。

指定方法を次に示します。

EXS_CODETYPE=エンコード

指定できるエンコードを次に示します。

エンコード

意味

ASCII

入力データの文字コードがASCIIであることを示します。

SJIS

入力データの文字コードがShift_JISであることを示します。

EUC-JP

入力データの文字コードが日本語EUCであることを示します。

EUC-HJ

入力データの文字コードがEUC-HJであることを示します。

UTF-8

入力データのエンコードがUTF-8であることを示します。

UCS-2LE

入力データの文字コードがUCS-2 little endianであることを示します。

UCS-2BE

入力データの文字コードがUCS-2 big endianであることを示します。

UCS-4LE

入力データの文字コードがUCS-4 little endianであることを示します。

UCS-4BE

入力データの文字コードがUCS-4 big endianであることを示します。

UTF-16LE

入力データのエンコードがUTF-16 little endianであることを示します。

UTF-16BE

入力データのエンコードがUTF-16 big endianであることを示します。

UTF-32LE

入力データのエンコードがUTF-32 little endianであることを示します。

UTF-32BE

入力データのエンコードがUTF-32 big endianであることを示します。

UNICODE

入力ファイルのUnicodeシグニチャ(以下,BOM)形式を適用します。

SORT EEで使用できるBOMの種類は次のとおりです。

  • UTF-8…0xEFBBBF(3バイト)

  • UTF-16LE…0xFFFE(2バイト)

  • UTF-16BE…0xFEFF(2バイト)

  • UTF-32LE…0xFFFE0000(4バイト)

  • UTF-32BE…0x0000FEFF(4バイト)

注意事項については,「5.8.13 codetypeオペランド」を参照してください。

(22) EXS_PACK_SIGNTYPE

内部10進数の符号の範囲を変更するオプションです。指定方法を次に示します。

EXS_PACK_SIGNTYPE=オプションコード

指定できるオプションコードを次に示します。

オプションコード

意味

SE

内部10進数の符号はC,D,Fの3種類です。

MF

内部10進数の符号の範囲を0〜F(集約項目はA〜F)に拡張します。

(23) EXS_UNPACK_DATATYPE

外部10進数のデータ形式を変更するオプションです。指定方法を次に示します。

EXS_UNPACK_DATATYPE=オプションコード

指定できるオプションコードを次に示します。

オプションコード

意味

ASCII-1

外部10進数のデータ形式は次のとおりです。

ゾーン部:3

数値部:0〜9

符号部:(正)3,(負)7

ASCII-2

外部10進数のデータ形式は次のとおりです。

数字:0x30〜0x39

正値:0x7B,0x41〜0x49

負値:0x7D,0x4A〜0x52

EBCDIK

外部10進数のデータ形式は次のとおりです。

ゾーン部:F

数値部:0〜9

符号部:(正)C,(負)D

(24) EXS_OUTFILENUMUNLIMIT【08-50以降】

1コマンドに指定できる出力ファイル(-outfile)パラメタの個数制限をなしにするオプションです。指定方法を次に示します。

EXS_OUTFILENUMUNLIMIT=オプションコード

指定できるオプションコードを次に示します。

オプションコード

意味

0

指定できる-outfileパラメタの最大個数は64個です。

1

指定できる-outfileパラメタの個数に制限はありません。ただし,1つの-outfileパラメタに指定できる出力ファイルの最大数は4個です。

EXS_OUTFILENUMUNLIMITを省略した場合の初期値は,「0」です。

パラメタの最小値および最大値については,「3.3.1 パラメタ」の表3-7を参照してください。

(25) EXS_PRMSIZEUNLIMIT【08-50以降】

exsortパラメタファイルのサイズを制限なしにするオプションです。

指定方法を次に示します。

EXS_PRMSIZEUNLIMIT=オプションコード

指定できるオプションコードを次に示します。

オプションコード

意味

0

exsortパラメタファイルサイズは256KB以内です。

1

exsortパラメタファイルサイズに制限はありません。

EXS_PRMSIZEUNLIMITを省略した場合の初期値は,「0」です。

パラメタファイル形式については,「4.5.1 ファイル形式」を参照してください。

(26) EXS_DUMPLOG_FILESIZE【08-50以降】

exsortコマンドのダンプログファイル「exsortdmp」のファイルサイズを指定します。

指定方法を次に示します。

EXS_DUMPLOG_FILESIZE=ファイルサイズ

(27) EXS_FIELDNUMMAX【SORT EE(64) 09-00以降】

指定できるfieldオペランドの最大個数の倍数を指定します。「最大個数の倍数」の128倍が最大個数です。指定方法を次に示します。

EXS_FIELDNUMMAX=最大個数の倍数

(28) EXS_CSVFIELDNUMMAX【SORT EE(64) 09-00以降】

指定できるcsvfieldオペランドの最大個数の倍数を指定します。「最大個数の倍数」の128倍が最大個数です。指定方法を次に示します。

EXS_CSVFIELDNUMMAX=最大個数の倍数

(29) EXS_FORMATNUMMAX【SORT EE(64) 09-00以降】

指定できるformatオペランドの最大個数の倍数を指定します。「最大個数の倍数」の128倍が最大個数です。指定方法を次に示します。

EXS_FORMATNUMMAX=最大個数の倍数

(30) EXS_CSVFORMATNUMMAX【SORT EE(64) 09-00以降】

指定できるcsvformatオペランドの最大個数の倍数を指定します。「最大個数の倍数」の128倍が最大個数です。指定方法を次に示します。

EXS_CSVFORMATNUMMAX=最大個数の倍数