15.1.1 環境ファイルに指定できる項目
環境ファイルに指定できる項目を次の表に示します。
項番 |
項目 |
意味 |
---|---|---|
1 |
EXS_LOGPATH |
exsortコマンドのログファイル「ExSORT.log」の出力先ディレクトリ名を指定します。ログファイルについては,「19.1.3 ログファイル」を参照してください。 |
2 |
EXS_ALTSEQPATH |
altseq変換ファイル「exsort_altseq.txtファイル(64ビット版は「exsort64_altseq.txtファイル」)」が格納されているディレクトリ名を指定します。altseq変換ファイルについては「5.15 -altseqパラメタ」,または「付録G altseq変換ファイル(SORT EEの機能)」を参照してください。 |
3 |
EXS_COMPLETE_MSGOPT |
完了メッセージオプションを指定します。完了メッセージオプションについては「19.1.4 完了メッセージオプション」を参照してください。 |
4 |
EXS_RECSEPA |
入力レコードの改行文字を指定します。テキストファイルまたはCSVファイルを指定した場合だけ有効です。 |
5 |
EXS_CELLSEPA |
入力レコードのセルのデリミタ(区切り文字)を指定します。CSVファイルを指定した場合だけ有効です。 |
6 |
EXS_QUOTTYPE |
セルの引用符文字を指定します。CSVファイルを指定した場合だけ有効です。 |
7 |
EXS_CURRENCY |
固定小数点の数値データに付ける通貨記号として,任意の1文字を指定します。CSVファイルを指定した場合だけ有効です。 |
8 |
EXS_ROUND |
【CSVファイル】 固定小数点の数値データの小数部の丸め方式を指定します。 【固定長順,およびテキストファイル】 外部10進数,および左分離符号付き外部10進数の小数部の丸め方式を指定します。 |
9 |
EXS_NULLSEQ |
NULLセルが含まれる入力レコードを,先頭または末尾に配置するオプションを指定します。CSVファイルを指定した場合だけ有効です。 |
10 |
EXS_OUTRECSEPA |
出力レコードの改行文字を指定します。テキストファイルまたはCSVファイルを指定した場合だけ有効です。 |
11 |
EXS_PADDING |
出力レコード長,および出力レコードフォーマット長をそろえるためのパディング文字を指定します。 |
12 |
EXS_OUTCELLSEPA |
出力レコードのセルのデリミタ(区切り文字)を指定します。CSVファイルを指定した場合だけ有効です。 |
13 |
EXS_EXSORTDMP_OPT |
exsortrepo.logファイルに出力するレポートログに関するオプションです。レポートログのオプションについては,「19.1.3 ログファイル」を参照してください。 |
14 |
EXS_KEYNUMMAX |
-keyパラメタに指定できるキーの最大個数と,合計長の倍数を指定します。 |
15 |
EXS_SUMNUMMAX |
-sumパラメタに指定できる集約項目の最大個数と,合計長の倍数を指定します。 |
16 |
EXS_SELNUMMAX |
includeとomitオペランドに指定できる選択条件式の最大個数と,比較項目の合計長の倍数を指定します。 |
17 |
EXS_CSVKEYNUMMAX |
-csvkeyパラメタに指定できるCSVキーの最大個数と,合計長の倍数を指定します。 |
18 |
EXS_CSVSUMNUMMAX |
-csvsumパラメタに指定できるCSV集約項目の最大個数と,合計長の倍数を指定します。 |
19 |
EXS_CSVSELNUMMAX |
csvincludeとcsvomitオペランドに指定できるCSV選択条件式の最大個数と,比較項目の合計長の倍数を指定します。 |
20 |
EXS_REPOLOG_FILESIZE |
exsortコマンドのレポートログファイル「exsortrepo.log」のファイルサイズをMB単位で指定します。レポートログファイルについては,「19.1.3 ログファイル」を参照してください。 |
21 |
EXS_CODETYPE |
入力データのエンコードを指定します。テキストファイル,またはCSVファイルを指定した場合だけ有効です。 |
22 |
EXS_PACK_SIGNTYPE |
内部10進数の符号タイプを指定します。 |
23 |
EXS_UNPACK_DATATYPE |
外部10進数のデータ形式を指定します。 |
24 |
EXS_OUTFILENUMUNLIMIT |
1コマンドで指定できる出力ファイル(-outfile)パラメタの個数制限をなしにするオプションです。 |
25 |
EXS_PRMSIZEUNLIMIT |
exsortパラメタファイルのサイズを制限なしにするオプションです。 |
26 |
EXS_DUMPLOG_FILESIZE |
exsortコマンドのダンプログファイル「exsortdmp」のファイルサイズをMB単位で指定します。ダンプログファイルについては,「19.1.2 デバッグ情報ファイル」を参照してください。 |
27 |
EXS_FIELDNUMMAX |
指定できるfieldオペランドの最大個数を指定します。 |
28 |
EXS_CSVFIELDNUMMAX |
指定できるcsvfieldオペランドの最大個数を指定します。 |
29 |
EXS_FORMATNUMMAX |
指定できるformatオペランドの最大個数を指定します。 |
30 |
EXS_CSVFORMATNUMMAX |
指定できるcsvformatオペランドの最大個数を指定します。 |
また,環境ファイルを作成するディレクトリを次の表に示します。
OS |
Exsortconf.iniファイル作成ディレクトリ |
---|---|
Windows |
SORT EEインストール先ディレクトリ下のConfディレクトリ 【例】 C:\Program Files\HITACHI\ExSORT\Conf(32ビット版) C:\Program Files\HITACHI\ExSORT64\Conf(64ビット版) |
UNIX |
/opt/HIEXSORT/conf(32ビット版) /opt/HIEXSORT64/conf(64ビット版) |
SORT EEインストール時の環境ファイルの初期値は次のとおりです。上書きインストールの場合は,インストール前の内容が残ります。また,アンインストールでは環境ファイルは削除されません。
EXS_LOGPATH= EXS_ALTSEQPATH= EXS_COMPLETE_MSGOPT= EXS_RECSEPA= EXS_CELLSEPA= EXS_QUOTTYPE= EXS_CURRENCY= EXS_ROUND= EXS_NULLSEQ= EXS_OUTRECSEPA= EXS_PADDING= EXS_OUTCELLSEPA= EXS_EXSORTDMP_OPT= EXS_KEYNUMMAX= EXS_SUMNUMMAX= EXS_SELNUMMAX= EXS_CSVKEYNUMMAX= EXS_CSVSUMNUMMAX= EXS_CSVSELNUMMAX= EXS_REPOLOG_FILESIZE= EXS_CODETYPE= EXS_PACK_SIGNTYPE= EXS_UNPACK_DATATYPE= EXS_OUTFILENUMUNLIMIT= EXS_PRMSIZEUNLIMIT= EXS_DUMPLOG_FILESIZE=
項目名の指定に誤りがある場合でも,エラーになりません。無視されます。項目を指定するときの注意事項を次に示します。
-
項目は必ず行の先頭から記述してください。また,項目の前に1個以上の空白またはタブを指定しないでください。
-
行が複数にわたる記述はできません。
-
項目とイコール(=)の間に1個以上の空白またはタブを指定しないでください。
-
イコールの次から改行文字の前までを,指定した値として扱われます。改行文字の前に空白またはタブを入れると,空白またはタブまで指定値に含まれます。例えば,改行文字の前にタブを入れると,指定誤りと解釈され,標準の値が仮定されます。また,パス名の後ろから改行文字の間に空白を入れると,空白までパス名と認識されます。改行文字の前に空白またはタブを指定した場合の指定例を示します。
EXS_RECSEPA=LF→↓……………指定誤りと解釈され,標準の値が仮定される。 EXS_LOGPATH=d:\sortlog△↓…ログパス名は「d:\sortlog△」となる。 (凡例) →:タブ △:空白 ↓:改行
-
1行に記述できる項目は一つだけです。
-
誤った指定をした場合,標準の値が仮定されます。この場合,エラーメッセージは出力されません。
-
同じ項目を複数指定した場合,最後に指定した正しい項目が有効となります。
同じ項目を複数指定した場合の指定例を示します。
EXS_RECSEPA=LF…………(1)○(無効) EXS_RECSEPA=CRLF………(2)○(有効) EXS_RECSEPA=CR…………(3)× (解説) 後方(3)の指定が誤っている場合,前方の指定が有効となります。この例では,前方に(1),(2)が指定されており,どちらも正しい指定です。この場合,最後に指定された正しい指定である(2)が有効となります。
- 〈この項の構成〉
-
(2) EXS_ALTSEQPATH
altseq変換ファイル「exsort_altseq.txtファイル(64ビット版は「exsort64_altseq.txtファイル」)」が格納されているディレクトリ名を指定します。
指定方法については「5.15 -altseqパラメタ」,または「付録G altseq変換ファイル(SORT EEの機能)」を参照してください。
(4) EXS_RECSEPA
入力レコードの改行文字を指定します。テキストファイルまたはCSVファイルを指定した場合だけ有効です。指定方法を次に示します。
EXS_RECSEPA=オプションコード |
指定できるオプションコードを次に示します。
オプションコード |
意味 |
---|---|
CRLF |
CRLFを改行とします。 |
LF |
LFを改行とします。 |
LFCRLF |
LFとCRLFの両方を改行として扱います。 |
EXS_RECSEPAを省略した場合の初期値は,LFです。
注意事項については,「5.8.7 recsepaオペランド」を参照してください。
(5) EXS_CELLSEPA
入力レコードのセルのデリミタ(区切り文字)を指定します。CSVファイルを指定した場合だけ有効です。指定方法を次に示します。
EXS_CELLSEPA=cell-separator [△cell-separator … ] |
cell-separatorに指定する値を次に示します。
指定値 |
意味 |
---|---|
"cell-separator" |
セルのデリミタとして,タブを除いた任意の1文字(半角英数字)を,ダブルクォーテーションで囲んで指定します。 【指定例】 空白を指定: EXS_CELLSEPA="△" タブ,セミコロン,コンマ,空白,コロンの5個のデリミタを指定: EXS_CELLSEPA=TAB ";" "," "△" ":" |
TAB |
セルのデリミタとして,タブを指定します。 【指定例】 EXS_CELLSEPA=TAB |
最大5個のデリミタを指定できます。
引用符(シングルクォーテーション,ダブルクォーテーション),改行文字,通貨記号,およびマルチバイト文字(日本語)はデリミタとして指定できません。
EXS_CELLSEPAを省略した場合の初期値は,「EXS_CELLSEPA=","」です。
指定例については,「5.8.8 cellsepaオペランド」を参照してください
- 注意事項
-
-
EXS_CELLSEPAの指定を誤ると,初期値のコンマが仮定されます。指定を誤っても構文エラーとなりません。このため,意図しない実行結果となるおそれがあるので注意してください。
-
cell-separatorは,必ずダブルクォーテーション(")で囲んで指定してください。
-
exsortコマンド(-inpfile,-catinp,および-splitinpパラメタのcellsepaオペランド)に指定する場合は,cell-separatorをシングルクォーテーション(')で囲みます。EXS_CELLSEPAと指定方法が異なるので注意してください。
-
(6) EXS_QUOTTYPE
セルの引用符文字を指定します。CSVファイルを指定した場合だけ有効です。指定方法を次に示します。
EXS_QUOTTYPE=オプションコード |
指定できるオプションコードを次に示します。
オプションコード |
意味 |
---|---|
SQUOT |
シングルクォーテーション(')を引用符とします。 |
DQUOT |
ダブルクォーテーション(")を引用符とします。 |
EXS_QUOTTYPEを省略した場合の初期値は,「DQUOT」です。
(7) EXS_CURRENCY
固定小数点の数値データに付ける通貨記号として,任意の1文字を指定します。CSVファイルを指定した場合だけ有効です。指定方法を次に示します。
EXS_CURRENCY=通貨記号 |
-
通貨記号として,任意の1文字(半角文字)を指定します。
-
デリミタ,引用符として指定した文字,0〜9の数字,およびマルチバイト文字(日本語)は通貨記号として指定できません。
-
EXS_CURRENCYを省略した場合の初期値は,円記号「\」です。
- 注意事項
-
EXS_CURRENCYの指定を誤ると,初期値の円記号が仮定されます。指定を誤っても構文エラーとなりません。このため,意図しない実行結果となるおそれがあるので注意してください。
(8) EXS_ROUND
数値データの小数部の丸め方式を指定します。CSVファイルを指定した場合,またはformatオペランドに指定された10進数データだけ有効です。この項目を省略した場合は,オプションコード「0」の切り捨てが仮定されます。指定方法を次に示します。
EXS_ROUND=オプションコード |
指定できるオプションコードを次に示します。
オプションコード |
意味 |
---|---|
0 |
小数部の右側のあふれ桁を切り捨てます。 |
1 |
小数部の右側のあふれ桁を切り上げます。 |
2 |
小数部の右側のあふれ桁を四捨五入します。 |
注意事項については,「5.8.11 roundオペランド」を参照してください。
(9) EXS_NULLSEQ
CSVファイルのNULLセルが含まれる入力レコードを,先頭または末尾に配置するオプションを指定します。
CSVファイルのキー「-csvkey」を指定した場合だけ有効です。
指定方法を次に示します。
EXS_NULLSEQ=オプションコード |
指定できるオプションコードを次に示します。
オプションコード |
意味 |
---|---|
0 |
NULLセル(nullキー)が含まれるレコードを,末尾に配置します。 |
1 |
NULLセル(nullキー)が含まれるレコードを,先頭に配置します。 |
EXS_NULLSEQを省略した場合の初期値は,「0」です。
指定例については,「5.8.12 nullseqオペランド」を参照してください。
(10) EXS_OUTRECSEPA
出力レコードの改行文字を指定します。
テキストファイルまたはCSVファイルを指定した場合だけ有効です。
指定方法を次に示します。
EXS_OUTRECSEPA=オプションコード |
指定できるオプションコードを次に示します。
オプションコード |
意味 |
---|---|
CRLF |
CRLFを改行とします。 |
LF |
LFを改行とします。 |
EXS_OUTRECSEPAを省略した場合,入力ファイルの改行文字を適用します。
注意事項については,「5.10.5 recsepaオペランド」を参照してください。
(11) EXS_PADDING
出力レコード長をそろえるためのパディング文字を指定します。
-outfile,-catout,および-splitoutパラメタのreclenまたはminlenオペランドを指定した場合だけ有効です。
指定方法を次に示します。
EXS_PADDING=パディング文字 |
指定できるパディング文字を次に示します。
パディング文字 |
意味 |
---|---|
X |
パディング文字として,空白を指定します。 |
Z |
パディング文字として,ゼロを指定します。codetypeで指定したエンコードに対応した値を次に示します。
|
C'padding-character' |
パディング文字として,任意の1文字を指定します。 【指定例】 EXS_PADDING=C'*' |
X'16進数' |
パディング文字として,任意の1バイトのデータを指定します。 【指定例】 EXS_PADDING=X'ff' |
- 注意事項
-
-
16進数として指定できるのは「0〜9」および「A〜F」だけです。
-
その他の注意事項については,「5.10.9 paddingオペランド」を参照してください。
-
(12) EXS_OUTCELLSEPA
出力レコードのセルのデリミタ(区切り文字)を指定します。
入力レコードのデリミタを,EXS_OUTCELLSEPAに指定したデリミタに変更して出力します。この項目の指定がない場合は,デリミタの変更は行いません。この項目は,CSVファイルを指定した場合だけ有効です。
指定方法を次に示します。
EXS_OUTCELLSEPA={cell-separator | cell-separator-in_1△cell-separator-out_1 [△cell-separator-in_2△cell-separator-out_2 … ]} |
デリミタを1個だけ,または2個1対で5対までのどちらかの形式で指定します。
cell-separatorに指定する値を次に示します。
指定値 |
意味 |
---|---|
"cell-separator" |
セルのデリミタとして,タブを除いた任意の1文字(半角英数字)を,ダブルクォーテーションで囲んで指定します。 【指定例】 空白を指定:EXS_OUTCELLSEPA="△"(△は空白1文字を表す) コンマとセミコロンの2個のデリミタを,それぞれ空白とコロンに変更する指定:EXS_OUTCELLSEPA="," "△" ";" ":" |
TAB |
セルのデリミタとして,タブを指定します。 【指定例】 EXS_OUTCELLSEPA=TAB |
- 注意事項
-
-
引用符(シングルクォーテーション,ダブルクォーテーション),改行文字,通貨記号,およびマルチバイト文字(日本語)をデリミタとして指定できません。
-
cell-separatorは,必ずダブルクォーテーション(")で囲んで指定します。
-
exsortコマンド(-outfile,-catout,および-splitoutパラメタのcellsepaオペランド)に指定する場合は,cell-separatorをシングルクォーテーション(')で囲みます。EXS_OUTCELLSEPAと指定方法が異なるので注意してください。
-
入力のデリミタに指定されていない文字を指定した場合,その指定は対で無効です。
-
3個以上の奇数個を指定した場合,および11個以上指定した場合,右端の対になっていない指定は無効となります。例えば,「EXS_OUTCELLSEPA=',' TAB '△'」と3個指定した場合,右端の「'△'」は対で指定されていないので無効となります。有効な指定は「',' TAB」だけです。
-
そのほかの注意事項については,「5.10.6 cellsepaオペランド」を参照してください。
-
(13) EXS_EXSORTDMP_OPT
exsortrepo.logファイルに出力するレポートログに関するオプションです。
指定方法については,「19.1.3 ログファイル」を参照してください。
(14) EXS_KEYNUMMAX
-keyパラメタに指定できるキーの最大個数の倍数と,キーの合計長(バイト)の上限の倍数を指定します。
「最大個数の倍数」の128倍が最大個数,「合計長の上限の倍数」の4,096〜16,384倍※が合計長の上限となります。
指定方法を次に示します。
EXS_KEYNUMMAX=最大個数の倍数[,合計長の上限の倍数] |
-
最大個数の倍数を,1から10までの10進数で指定します。最大1,280個(128×10)まで拡張できます。
-
合計長の上限の倍数を,1から16までの10進数で指定します。
-
この項目を指定しなかった場合,最大個数の倍数と合計長の上限の倍数に,1を設定します。また,最大個数の倍数を指定し,合計長の上限の倍数を指定しなかった場合,合計長の上限の倍数に,1を設定します。
- 注※
-
codetypeオペランドで指定したエンコードによってキーの最大合計長が異なります。
エンコード種別
キーの合計長(バイト)
指定範囲
最小値
最大値
ASCII
SJIS
EUC-JP
EUC-HJ
UTF-8
「合計長の上限の倍数」×4,096
4,096
(1×4,096)
65,536
(16×4,096)
UCS-2LE
UCS-2BE
UTF-16LE
UTF-16BE
「合計長の上限の倍数」×8,192
8,192
(1×8,192)
131,072
(16×8,192)
UCS-4LE
UCS-4BE
UTF-32LE
UTF-32BE
「合計長の上限の倍数」×16,384
16,384
(1×16,384)
262,144
(16×16,384)
(15) EXS_SUMNUMMAX
-sumパラメタに指定できる集約項目の最大個数の倍数と,集約項目の合計長(バイト)の上限の倍数を指定します。
「最大個数の倍数」の128倍が最大個数,「合計長の上限の倍数」の4,096倍が合計長の上限となります。
指定方法を次に示します。
EXS_SUMNUMMAX=最大個数の倍数[,合計長の上限の倍数] |
-
最大個数の倍数を,1から10までの10進数で指定します。
-
合計長の上限の倍数を,1から16までの10進数で指定します。
-
この項目を指定しなかった場合,最大個数の倍数と合計長の上限の倍数に,1を設定します。また,最大個数の倍数を指定し合計長の上限の倍数を指定しなかった場合,合計長の上限の倍数に,1を設定します。
(16) EXS_SELNUMMAX
include,およびomitオペランドに指定できる選択条件式の最大個数の倍数と,比較項目の合計長(バイト)の上限の倍数を指定します。
「最大個数の倍数」の128倍が最大個数,「合計長の上限の倍数」の4,096〜16,384倍※が合計長の上限となります。
指定方法を次に示します。
EXS_SELNUMMAX=最大個数の倍数[,合計長の上限の倍数] |
-
最大個数の倍数を,1から10までの10進数で指定します。最大1,280個(128×10)まで拡張できます。
-
合計長の上限の倍数を,1から16までの10進数で指定します。
-
この項目を指定しなかった場合,最大個数の倍数と合計長の上限の倍数に,1を設定します。また,最大個数の倍数を指定し合計長の上限の倍数を指定しなかった場合,合計長の上限の倍数に,1を設定します。
- 注※
-
codetypeオペランドで指定したエンコードによって比較項目の最大合計長が異なります。
エンコード種別
比較項目の合計長(バイト)
指定範囲
最小値
最大値
ASCII
SJIS
EUC-JP
EUC-HJ
UTF-8
「合計長の上限の倍数」×4,096
4,096
(1×4,096)
65,536
(16×4,096)
UCS-2LE
UCS-2BE
UTF-16LE
UTF-16BE
「合計長の上限の倍数」×8,192
8,192
(1×8,192)
131,072
(16×8,192)
UCS-4LE
UCS-4BE
UTF-32LE
UTF-32BE
「合計長の上限の倍数」×16,384
16,384
(1×16,384)
262,144
(16×16,384)
(17) EXS_CSVKEYNUMMAX
-csvkeyパラメタに指定できるキーの最大個数の倍数と,キーの合計長(バイト)の上限の倍数を指定します。
「最大個数の倍数」の128倍が最大個数,「合計長の上限の倍数」の4,096〜16,384倍※が合計長の上限となります。
指定方法を次に示します。
EXS_CSVKEYNUMMAX=最大個数の倍数[,合計長の上限の倍数] |
-
最大個数の倍数を,1から10までの10進数で指定します。最大1,280個(128×10)まで拡張できます。
-
合計長の上限の倍数を,1から16までの10進数で指定します。
-
この項目を指定しなかった場合,最大個数の倍数と合計長の上限の倍数に,1を設定します。また,最大個数の倍数を指定し合計長の上限の倍数を指定しなかった場合,合計長の上限の倍数に,1を設定します。
- 注※
-
codetypeオペランドで指定したエンコードによって,CSVキーの最大合計長が異なります。
エンコード種別
CSVキーの合計長(バイト)
指定範囲
最小値
最大値
ASCII
SJIS
EUC-JP
EUC-HJ
UTF-8
「合計長の上限の倍数」×4,096
4,096
(1×4,096)
65,536
(16×4,096)
UCS-2LE
UCS-2BE
UTF-16LE
UTF-16BE
「合計長の上限の倍数」×8,192
8,192
(1×8,192)
131,072
(16×8,192)
UCS-4LE
UCS-4BE
UTF-32LE
UTF-32BE
「合計長の上限の倍数」×16,384
16,384
(1×16,384)
262,144
(16×16,384)
(18) EXS_CSVSUMNUMMAX
-csvsumパラメタに指定できる集約項目の最大個数の倍数と,集約項目の合計長(バイト)の上限の倍数を指定します。
「最大個数の倍数」の128倍が最大個数,「合計長の上限の倍数」の4,096倍が合計長の上限となります。
指定方法を次に示します。
EXS_CSVSUMNUMMAX=最大個数の倍数[,合計長の上限の倍数] |
-
最大個数の倍数を,1から10までの10進数で指定します。
-
合計長の上限の倍数を,1から16までの10進数で指定します。
-
この項目を指定しなかった場合,最大個数の倍数と合計長の上限の倍数に,1を設定します。また,最大個数の倍数を指定し合計長の上限の倍数を指定しなかった場合,合計長の上限の倍数に,1を設定します。
(19) EXS_CSVSELNUMMAX
csvinclude,およびcsvomitオペランドに指定できる選択条件式の最大個数の倍数と,比較項目の合計長(バイト)の上限の倍数を指定します。
「最大個数の倍数」の128倍が最大個数,「合計長の上限の倍数」の4,096〜16,384倍※が合計長の上限となります。
指定方法を次に示します。
EXS_CSVSELNUMMAX=最大個数の倍数[,合計長の上限の倍数] |
-
最大個数の倍数を,1から10までの10進数で指定します。最大1,280個(128×10)まで拡張できます。
-
合計長の上限の倍数を,1から16までの10進数で指定します。
-
この項目を指定しなかった場合,最大個数の倍数と合計長の上限の倍数に,1を設定します。また,最大個数の倍数を指定し合計長の上限の倍数を指定しなかった場合,合計長の上限の倍数に,1を設定します。
- 注※
-
codetypeオペランドで指定したエンコードによってCSV比較項目の最大合計長が異なります。
エンコード種別
CSV比較項目の合計長(バイト)
指定範囲
最小値
最大値
ASCII
SJIS
EUC-JP
EUC-HJ
UTF-8
「合計長の上限の倍数」×4,096
4,096
(1×4,096)
65,536
(16×4,096)
UCS-2LE
UCS-2BE
UTF-16LE
UTF-16BE
「合計長の上限の倍数」×8,192
8,192
(1×8,192)
131,072
(16×8,192)
UCS-4LE
UCS-4BE
UTF-32LE
UTF-32BE
「合計長の上限の倍数」×16,384
16,384
(1×16,384)
262,144
(16×16,384)
(20) EXS_REPOLOG_FILESIZE
exsortコマンドのレポートログファイル「exsortrepo.log」のファイルサイズを指定します。
指定方法を次に示します。
EXS_REPOLOG_FILESIZE=ファイルサイズ |
-
ファイルサイズは,MB単位の1から3桁の10進数で指定します。
-
指定できる範囲は,5から100までです。
-
指定値を誤った場合,レポートログファイルのサイズは,初期値の50MBが適用されます。
(21) EXS_CODETYPE
入力データのエンコード(文字コード)の種類を指定します。
この項目に指定したエンコード(文字コード)で,CSVファイルの区切り文字(デリミタ),引用符,文字属性コード「w」,「u」および「v」を解析します。
この項目は,テキストファイル,またはCSVファイルを指定した場合だけ有効です。固定長順編成ファイル,または可変長順編成ファイルを指定した場合は無視されます。
指定方法を次に示します。
EXS_CODETYPE=エンコード |
指定できるエンコードを次に示します。
エンコード |
意味 |
---|---|
ASCII |
入力データの文字コードがASCIIであることを示します。 |
SJIS |
入力データの文字コードがShift_JISであることを示します。 |
EUC-JP |
入力データの文字コードが日本語EUCであることを示します。 |
EUC-HJ |
入力データの文字コードがEUC-HJであることを示します。 |
UTF-8 |
入力データのエンコードがUTF-8であることを示します。 |
UCS-2LE |
入力データの文字コードがUCS-2 little endianであることを示します。 |
UCS-2BE |
入力データの文字コードがUCS-2 big endianであることを示します。 |
UCS-4LE |
入力データの文字コードがUCS-4 little endianであることを示します。 |
UCS-4BE |
入力データの文字コードがUCS-4 big endianであることを示します。 |
UTF-16LE |
入力データのエンコードがUTF-16 little endianであることを示します。 |
UTF-16BE |
入力データのエンコードがUTF-16 big endianであることを示します。 |
UTF-32LE |
入力データのエンコードがUTF-32 little endianであることを示します。 |
UTF-32BE |
入力データのエンコードがUTF-32 big endianであることを示します。 |
UNICODE |
入力ファイルのUnicodeシグニチャ(以下,BOM)形式を適用します。 SORT EEで使用できるBOMの種類は次のとおりです。
|
注意事項については,「5.8.13 codetypeオペランド」を参照してください。
(22) EXS_PACK_SIGNTYPE
内部10進数の符号の範囲を変更するオプションです。指定方法を次に示します。
EXS_PACK_SIGNTYPE=オプションコード |
指定できるオプションコードを次に示します。
オプションコード |
意味 |
---|---|
SE |
内部10進数の符号はC,D,Fの3種類です。 |
MF |
内部10進数の符号の範囲を0〜F(集約項目はA〜F)に拡張します。 |
-
EXS_PACK_SIGNTYPEを省略した場合の初期値は「SE」です。
-
環境変数「EXSORTPACKSIGNTYPE(64ビット版は「EXSORT64PACKSIGNTYPE」)」の指定を優先します。
-
符号の範囲の詳細については,環境変数「14.1.1(30) EXSORTPACKSIGNTYPE」または「14.1.2(30) EXSORT64PACKSIGNTYPE」を参照してください。
(23) EXS_UNPACK_DATATYPE
外部10進数のデータ形式を変更するオプションです。指定方法を次に示します。
EXS_UNPACK_DATATYPE=オプションコード |
指定できるオプションコードを次に示します。
オプションコード |
意味 |
---|---|
ASCII-1 |
|
ASCII-2 |
|
EBCDIK |
|
-
EXS_UNPACK_DATATYPEを省略した場合の初期値は「ASCII-1」です。
-
環境変数「EXSORTUNPACKDATATYPE(64ビット版は「EXSORT64UNPACKDATATYPE」)」の指定を優先します。
-
データ形式の詳細については,環境変数「14.1.1(31) EXSORTUNPACKDATATYPE」または「14.1.2(31) EXSORT64UNPACKDATATYPE」を参照してください。
(24) EXS_OUTFILENUMUNLIMIT【08-50以降】
1コマンドに指定できる出力ファイル(-outfile)パラメタの個数制限をなしにするオプションです。指定方法を次に示します。
EXS_OUTFILENUMUNLIMIT=オプションコード |
指定できるオプションコードを次に示します。
オプションコード |
意味 |
---|---|
0 |
指定できる-outfileパラメタの最大個数は64個です。 |
1 |
指定できる-outfileパラメタの個数に制限はありません。ただし,1つの-outfileパラメタに指定できる出力ファイルの最大数は4個です。 |
EXS_OUTFILENUMUNLIMITを省略した場合の初期値は,「0」です。
パラメタの最小値および最大値については,「3.3.1 パラメタ」の表3-7を参照してください。
(25) EXS_PRMSIZEUNLIMIT【08-50以降】
exsortパラメタファイルのサイズを制限なしにするオプションです。
指定方法を次に示します。
EXS_PRMSIZEUNLIMIT=オプションコード |
指定できるオプションコードを次に示します。
オプションコード |
意味 |
---|---|
0 |
exsortパラメタファイルサイズは256KB以内です。 |
1 |
exsortパラメタファイルサイズに制限はありません。 |
EXS_PRMSIZEUNLIMITを省略した場合の初期値は,「0」です。
パラメタファイル形式については,「4.5.1 ファイル形式」を参照してください。
(26) EXS_DUMPLOG_FILESIZE【08-50以降】
exsortコマンドのダンプログファイル「exsortdmp」のファイルサイズを指定します。
指定方法を次に示します。
EXS_DUMPLOG_FILESIZE=ファイルサイズ |
-
ファイルサイズは,MB単位の1から3桁の10進数で指定します。
-
指定できる範囲は,5から100までです。
-
指定値を誤った場合,ダンプログファイルのサイズは,初期値の50MBが適用されます。
(27) EXS_FIELDNUMMAX【SORT EE(64) 09-00以降】
指定できるfieldオペランドの最大個数の倍数を指定します。「最大個数の倍数」の128倍が最大個数です。指定方法を次に示します。
EXS_FIELDNUMMAX=最大個数の倍数 |
-
最大個数の倍数を,1から10までの10進数で指定します。最大1,280個(128×10)まで拡張できます。
-
この項目を指定しなかった場合,最大個数の倍数に1を設定します。
-
この項目は,exsort64(64ビット版SORT EE)コマンドの場合に有効です。
(28) EXS_CSVFIELDNUMMAX【SORT EE(64) 09-00以降】
指定できるcsvfieldオペランドの最大個数の倍数を指定します。「最大個数の倍数」の128倍が最大個数です。指定方法を次に示します。
EXS_CSVFIELDNUMMAX=最大個数の倍数 |
-
最大個数の倍数を,1から10までの10進数で指定します。最大1,280個(128×10)まで拡張できます。
-
この項目を指定しなかった場合,最大個数の倍数に1を設定します。
-
この項目は,exsort64(64ビット版SORT EE)コマンドの場合に有効です。