3.3.1 パラメタ
パラメタ指定時に必要な値として指定できる最小値および最大値を,次の表に示します。
- (凡例)
-
−:なし
- (凡例)
-
−:なし
- 注※1
-
codetypeオペランドで指定したエンコードによって,文字属性のキー・項目に指定できる長さが異なります。
エンコード種別 |
文字(c,j,q,w)に指定できる長さ (単位:バイト) |
|
---|---|---|
最小長 |
最大長 |
|
ASCII,SJIS,EUC-JP,EUC-HJまたはUTF-8 |
1 |
4,096 |
UCS-2LE,UCS-2BE,UTF-16LEまたはUTF-16BE |
2 |
8,192 |
UCS-4LE,UCS-4BE,UTF-32LEまたはUTF-32BE |
4 |
16,384 |
- 注※2
-
16進数条件値は,1バイトを2桁で指定します。また,比較項目が文字属性の場合は,codetypeオペランドで指定したエンコードによって,指定できる桁数が異なります。
エンコード種別 |
16進数条件値に指定できる桁数 |
|
---|---|---|
最小長 |
最大長 |
|
ASCII,SJIS,EUC-JP,EUC-HJまたはUTF-8 |
2 |
8,192 |
UCS-2LE,UCS-2BE,UTF-16LEまたはUTF-16BE |
4 |
16,384 |
UCS-4LE,UCS-4BE,UTF-32LEまたはUTF-32BE |
8 |
32,768 |
- 注※3
-
codetypeオペランドで指定したエンコードによって,キー・項目の最大合計長が異なります。
エンコード種別 |
キー・項目の最大合計長 (単位:バイト) |
---|---|
ASCII,SJIS,EUC-JP,EUC-HJまたはUTF-8 |
4,096×m |
UCS-2LE,UCS-2BE,UTF-16LEまたはUTF-16BE |
8,192×m |
UCS-4LE,UCS-4BE,UTF-32LEまたはUTF-32BE |
16,384×m |
注※4
-
-inpfileパラメタに指定できる入力ファイルの最大数は256個です。
-
-catinp,-splitinp,-cpyinp,および-joininpパラメタは,入力ファイル数に制限はありません。
-
-outfileパラメタ数の制限解除オプションを指定しない場合,すべての-outfileパラメタに指定できる出力ファイルの最大数は,「-outfileパラメタ64個×指定ファイル4個=256個」です。
-
-outfileパラメタ数の制限解除オプションを指定した場合,指定する-outfileパラメタの個数に制限はありません。ただし,1つの-outfileパラメタに指定できる出力ファイルの最大数は4個です。
-
-cpyoutパラメタに指定できる出力ファイルの最大数は4個です。
-
-catout,-splitout,-joinout,および-outfileパラメタ数の制限解除オプションを指定した-outfileパラメタで,実際に使用できるファイル数は,システム側のファイル数の制限までなので注意してください。
- 注※5
-
WindowsのSORT EE,またはUNIXの32ビット版SORT EEの場合,レコード長の上限値は「65,535バイト」です。
UNIXの64ビット版SORT EEの場合,レコード長の上限値は,環境変数「EXSORT64MAXRECLEN」に指定された「レコード長の上限値」です。環境変数「EXSORT64MAXRECLEN」の指定がない,または指定が無効の場合は「65,535バイト」です。
環境変数「EXSORT64MAXRECLEN」ついては「14.1 SORT EE の環境変数の設定」を参照してください。
- 注※6
-
WindowsのSORT EE,またはUNIXの32ビット版SORT EEの場合,またはUNIXの64ビット版SORT EEで環境変数「EXSORT64MAXRECLEN」の指定がない,または指定が無効の場合,レコード長の上限値は「65,535バイト」ですが,codetypeオペランドに指定したエンコードの種別によって,改行文字の長さとレコード長の上限値が変わります。UNIXの64ビット版SORT EEで環境変数「EXSORT64MAXRECLEN」の指定がある場合,レコード長の上限値は環境変数「EXSORT64MAXRECLEN」に指定された「レコード長の上限値」です。codetypeオペランドに指定したエンコード種別によって改行文字の長さは変わりますが,レコード長の上限値は変わりません。
改行文字の長さはレコード長に含めません。
改行文字については「5.8.7 recsepaオペランド」を,入力データのエンコードについては「5.8.13 codetypeオペランド」を,環境変数「EXSORT64MAXRECLEN」については「14.1 SORT EE の環境変数の設定」を参照してください。
エンコード種別 |
改行文字のコード |
テキスト・CSVファイルのレコード長の上限値 (単位:バイト) |
||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Windows |
UNIX |
|||||||
32ビット版SORT EE,64ビット版SORT EEで環境変数「EXSORT64MAXRECLEN」の指定なし,または無効 |
64ビット版SORT EEで環境変数「EXSORT64MAXRECLEN」の指定あり |
|||||||
CR |
LF |
改行文字はLF |
改行文字はCRLF |
改行文字はLF |
改行文字はCRLF |
改行文字はLF |
改行文字はCRLF |
|
ASCII |
0x0d |
0x0a |
65,535 |
65,534 |
65,535 |
65,534 |
レコード長の上限値 |
|
SJIS |
||||||||
EUC-JP |
||||||||
EUC-HJ |
||||||||
UTF-8 |
||||||||
UCS-2LE |
0x0d00 |
0x0a00 |
65,534 |
65,532 |
65,534 |
65,532 |
レコード長の上限値 |
|
UTF-16LE |
||||||||
UCS-2BE |
0x000d |
0x000a |
||||||
UTF-16BE |
||||||||
UCS-4LE |
0x0d000000 |
0x0a000000 |
65,532 |
65,528 |
65,532 |
65,528 |
レコード長の上限値 |
|
UTF-32LE |
||||||||
UCS-4BE |
0x0000000d |
0x0000000a |
||||||
UTF-32BE |
- 注※7
-
実レコード長がレコード長の上限値を超えるレコードは入力できません。ただし,簡易コピー機能(-cpyinp,-cpyoutパラメタ)ではレコード長の制限はありません。
- 注※8
-
-outfileパラメタ数の制限解除オプションは,SORT EE 08-50以降で使用できます。使用する場合は,環境変数「EXSORTOUTFILENUMUNLIMIT(64ビット版は「EXSORT64OUTFILENUMUNLIMIT」)」,または環境ファイル「EXS_OUTFILENUMUNLIMIT」を指定してください。