17.1.3　ワーク管理データベースをバージョンアップする

CSCIWをバージョンアップする場合に必要な，ワーク管理データベースのバージョンアップ手順を示します。

ワーク管理データベースをバージョンアップするときは，次に示す作業を実施してください。また，テーブルやインデクスは，SQLスクリプトファイルを使用して追加および更新してください。

SQLスクリプトファイルはバージョンごとに段階的に実行する必要があります。例えば，CSCIWの02-10から03-11へバージョンアップする場合，次の順序で実行します。

〈この項の構成〉

(1)　ワーク管理データベースをバージョンアップする（HiRDBの場合）

使用しているワーク管理データベースがHiRDBの場合の手順を示します。

操作手順

次に示すSQLスクリプトファイルを編集する。

02-10から02-20へ移行する場合

<CSCIWインストールディレクトリ>/sql/vup_0210to0220_hirdb.sql

<CSCIWインストールディレクトリ>/sql/vupex_0210to0220_hirdb.sql

02-20から02-30へ移行する場合

<CSCIWインストールディレクトリ>/sql/vup_0220to0230_hirdb.sql

<CSCIWインストールディレクトリ>/sql/vupex_0220to0230_hirdb.sql

02-30から03-00へ移行する場合

<CSCIWインストールディレクトリ>/sql/vup_0230to0300_hirdb.sql

03-00から03-10へ移行する場合

<CSCIWインストールディレクトリ>/sql/vup_0300to0310_hirdb.sql

<CSCIWインストールディレクトリ>/sql/vupex_0300to0310_hirdb.sql

03-10から03-11へ移行する場合

<CSCIWインストールディレクトリ>/sql/vup_0310to0311_hirdb.sql

SQLスクリプトファイルの書き換えが必要な文字列，および書き換える内容の詳細については，ワーク管理データベースを作成するときと同じです。

SQLスクリプトファイルを実行する。

編集したSQLスクリプトファイルの実行方法については，ワーク管理データベースを作成するときと同じです。
ワーク管理データベースへのアクセス権限を付与する。

ワーク管理データベースを移行する前にアクセス権限を付与していた場合，アクセス権限を付与し直す必要があります。

使用しているワーク管理データベースがORACLEの場合の手順を示します。

操作手順

次に示すSQLスクリプトファイルを編集する。
- 02-30から03-00へ移行する場合
```
<CSCIWインストールディレクトリ>/sql/vup_0230to0300_oracle.sql
```
- 03-00から03-10へ移行する場合
```
<CSCIWインストールディレクトリ>/sql/vup_0300to0310_oracle.sql
```
```
<CSCIWインストールディレクトリ>/sql/vupex_0300to0310_oracle.sql
```
- 03-10から03-11へ移行する場合
```
<CSCIWインストールディレクトリ>/sql/vup_0310to0311_oracle.sql
```
SQLスクリプトファイルの書き換えが必要な文字列，および書き換える内容の詳細については，ワーク管理データベースを作成するときと同じです。
SQLスクリプトファイルを実行する。

編集したSQLスクリプトファイルの実行方法については，ワーク管理データベースを作成するときと同じです。
ワーク管理データベースへのアクセス権限を付与する。

ワーク管理データベースを移行する前にアクセス権限を付与していた場合，アクセス権限を付与し直す必要があります。