Hitachi

uCosminexus Service Coordinator Interactive Workflow BPMN連携機能 使用の手引


1.5 アドホック・サブプロセスとは

アドホック・サブプロセスについて説明します。

アドホック・サブプロセスは,BPMN2.0で規定される非定型プロセスを表記するためのBPMN要素です。アドホック・サブプロセスでは,通常のサブプロセスとは異なり,BPMN要素の実行順序を規定しません。アドホック・サブプロセスは,次に示す使用例のように「仕様書を執筆する」という非定型のプロセスをBPMNで表記する場合に使用します。

図1‒68 アドホック・サブプロセスの使用例

[図データ]

[説明]

アドホック・サブプロセスには,実行候補のフローノードを定義しておきます。

アドホック・サブプロセスに遷移すると,仕様書の執筆者は,アドホック・サブプロセスに定義したフローノードのどれかを実行します。執筆者は,仕様書のページ数や難易度によって,フローノードの実行順序を変更できます。また,アドホック・サブプロセスが完了するタイミングを自由に決定できます。

〈この節の構成〉