1.4.4　タイマーイベントのイベント発火時刻の変更

次の条件をすべて満たす場合は，CSCIWが提供する機能（JavaAPI，またはREST API）によって，すでに設定されたタイマーイベントのイベント発火時刻を変更できます。

• タイマーイベントを指定したBPMN要素が次のどれかである

  • キャッチ（タイマー）イベント

  • イベント・サブプロセス中断開始（タイマー）イベント

  • イベント・サブプロセス非中断開始（タイマー）イベント

  • 境界中断（タイマー）イベント

  • 境界非中断（タイマー）イベント

• イベント発火時刻の決定タイミング経過後であり，イベント発火時刻が規定の作業のインスタンスに設定されている

• 規定の作業のインスタンスが「未終了」である

イベント発火時刻が設定された規定の作業定義を，次の表に示します。

表1‒11　イベント発火時刻を設定する作業定義

BPMN要素	作業定義名
中間イベント（キャッチ）	＜BPMN要素名＞_＜BPMN要素ID＞
開始イベント（中断）	IWTSI_＜BPMN要素名＞_＜BPMN要素ID＞
開始イベント（非中断）	IWTSN_＜BPMN要素名＞_＜BPMN要素ID＞
境界イベント（中断） （アタッチ先がサブプロセスのとき）	IWTPI_＜BPMN要素名＞_＜BPMN要素ID＞
境界イベント（中断） （アタッチ先がサブプロセス以外のとき）	IWTBI_＜BPMN要素名＞_＜BPMN要素ID＞
境界イベント（非中断） （アタッチ先がサブプロセスのとき）	IWTPN_＜BPMN要素名＞_＜BPMN要素ID＞
境界イベント（非中断） （アタッチ先がサブプロセス以外のとき）	IWTBN_＜BPMN要素名＞_＜BPMN要素ID＞

変更のためのJavaAPIは，CIWBPMNLib#setDeadlineForTimer（Connection,CIWServer,Integer,Integer,Date）です。