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uCosminexus Service Coordinator Interactive Workflow BPMN連携機能 使用の手引


1.4 タイマーイベントとは

ここでは,タイマーイベントについて説明します。また,発火時刻とタイマールールの概要についても説明します。

タイマーを指定できるBPMN要素を次に示します。

タイマーイベントを定義したときの動作を次に示します。

表1‒9 タイマーイベントを定義したときの動作

定義するタイマーイベント

動作

開始イベント

  • 指定したパターンの日時での案件投入

    (例)毎月10日の12:00に案件投入する。

  • 指定した間隔での案件投入

    (例)1日おきに案件投入する。

キャッチイベント

  • 指定した間隔だけ待機

    (例)10分間待機する。

イベント・サブプロセス開始イベント,および境界イベント

  • 指定したパターンの日時が経過したあと後のタイムアウト

    (例)ある日の17:15を過ぎたタイミングで,タイムアウトする。

  • 指定した間隔を超過したあとのタイムアウト

    (例)10分間を超過したあとで,タイムアウトする。

「案件投入」,「待機完了」,「タイムアウト」の動作が発生する時刻を,「タイマーイベントのイベント発火時刻」と定義します。

次に,キャッチ(タイマー)イベントの例を示します。この例では,イベント発火時刻は「2018-01-23 12:10:00」となります。

図1‒63 タイマーイベントの例

[図データ]

〈この節の構成〉