Cosminexus 簡易構築・運用ガイド
Solarisの場合の,Smart Composer機能を使用して構築されたシステムが必要とするリソースと,リソースの所要量の見積もりについて,参照先を次の表に示します。
なお,仮想メモリ所要量については,「9.1.6 仮想メモリの使用量の見積もり」を参照してください。また,ディスク占有量については,Application Serverのリリースノートを参照してください。
また,各表の見積もりにある,「オプション設定ファイル例」については,使用しているOSのバージョン,およびカーネルのバージョンごとに異なります。使用しているOSのマニュアルを参照して,表中の見積もり式を基に見積もった値を設定してください。なお,使用しているOSで該当するカーネルパラメタが設定できない場合には,設定は不要です。
アプリケーションサーバマシンの使用リソースの見積もりについて,次の表に示します。
表9-8 アプリケーションサーバマシンの使用リソースの見積もり(Solarisの場合)
システムリソース | パラメタ | 所要量 | オプション設定ファイル例 | |
---|---|---|---|---|
サービスユニット | 共用メモリ | shminfo_shmmax | PrfTraceBufferSize※1+18496 | /etc/system |
プロセス数 | max_nprocs | 4 | /etc/system | |
スレッド数 | − | バッチサーバのスレッド数※2+34 | − | |
ファイルディスクリプタ数 | rlim_fd_max | バッチサーバのファイルディスクリプタ数※2+43 | /etc/system | |
Management Server | プロセス数 | maxuprc | 5 | /etc/system |
スレッド数 | − | 56 | − | |
ファイルディスクリプタ数 | rlim_fd_max | 43+バッチサーバ数 | /etc/system |
(凡例)−:該当しません。
DBMSの使用リソースの見積もりについて,次の表に示します。
表9-9 DBMSの使用リソースの見積もり(Solarisの場合)
コンポーネント | 使用リソース | 所要量 |
---|---|---|
DBMS(HiRDBの場合) | 最大同時接続数(pd_max_users) | (サービスユニット内リソースアダプタ数×MaxPoolSize※×2+サービスユニット内リソースアダプタ数)×サービスユニット数 |
DBMS(Oracleの場合) | 最大同時接続数(PROCESSES) | (サービスユニット内リソースアダプタ数×MaxPoolSize※+サービスユニット内リソースアダプタ数)×サービスユニット数 |
注※ Connector属性ファイルのMaxPoolSizeパラメタの値を指定します。
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